リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

お金のことでだけはけんかをしたことがないよね

2024年02月28日 | 日々の風の吹くまま
2月27日(火曜日)。🌤☁❄。降雪警報が出ているのに、起きてみたら信じられないような青空。リビングいっぱいに日が入るおかげで、外は0度なのにヒーターはオフ。雪が降るなんて冗談じゃないのかな。通過中の寒気団と南から入って来る雨雲が鉢合わせをして雪が降るわけだけど、雨雲のタイミングが遅ければ雪が積もり、早ければべちゃ雪になって、普通の雨になるまで道路交通は大混乱。予報によると、午後に雪交じりの雨(またはその逆)で始まり、夜に入って雪、夜中過ぎに気温が急上昇して雨交じりになり、水曜日の朝までには本格的な雨。何とか外れないで欲しいなあ。

今日は午前11時から午後1時の間に洗濯室の乾燥機と排気口の清掃があって在宅していなければならないので、早く来た場合に備えて「10時45分までに戻ります」というメモをドアに貼ってウォーキング。空気は冷たいけどきのうほどの風はないので速足でモールへ。歩きながらカレシにアナタのパスワードを使って個人年金の明細をダウンロードしたよと言ったら、「あ、そう。で、オレの虎の子、いくらあるの」だって。我が家では共働きを始めてからずっと銀行の預金口座を2人の共同名義(自動相続権付き)にして、収入も支出もすべてひとつの財布に統一して来たんだけど、個人年金(RRIF)や非課税預金口座(TFSA)は法的に単独名義制なので、銀行のサイトにログインするには各自がユーザーIDとパスワードを設定するしくみになっていて、ワタシが自分のパスワードでログインすると表示されるのは共同名義の口座と家族カードのあるクレジットカード(3枚全部)と共同名義の投資口座とワタシ名義のRRIFとTFSAだけ。

つまり、ワタシのパスワードで表示される投資口座の総額にはカレシのRRIFとTFSAの残高が含まれていないわけで、家計の全体像を把握することができない。でも、そこはそれ一緒になったその日から銀行口座を共同名義にして来た2人のこと、互いにパスワードを教え合っているから単独名義の口座を「のぞき見」するのは簡単至極。もっとも、カレシは職業柄プライベートでも金勘定をするのは嫌だと家計の管理をワタシに丸投げして来たので、ワタシのアカウントはおろか自分のアカウントにさえログインしたことがないんじゃないかと思う。のんきと言えばのんき、ずぼらと言えばずぼら。もしかしたら、物心ついた時からママが家計を管理していたのを見て育ったせいかもしれないな。初めから今どきの若い共働き夫婦のようにどっちが何をどれだけ負担するかでもめる下地がなかったわけで、だから未だにお金を巡るけんかをしたことがないのかもしれない。何しろ人生ってのは流動的なものだから、生活費の分担を決めるとか、家事の分担と比率させるとかやり始めたら、ライフスタイルが変わるたびに喧嘩する羽目になるんじゃないかな。

そこで、「オレの虎の子はいくらあるの」というカレシの質問に答えてRRIFとTFSAの合計額を教えたら、「へえ、思ったりよりあるな」。そうねえ。ぶっちゃけるとワタシ個人の虎の子はカレシの3倍あるんだけど、年金収入では、2つの国の年金(CPPとOAS)はほぼ同額でもカレシは潤沢な公務員年金(PSP)があるのでワタシの2倍以上。個人年金は2人とも毎年一括して共同名義の投資口座に入れているけど、ワタシのはカレシのほぼ4倍。でも、トニーが運用して稼いでくれた投資益の明細書は2人の連名。そこから引き出したお金は、ワタシのRRIFの額だけど共同名義の当座預金に移したから2人のmad money(遊び資金)として2人とも自由に使っていいお金。ね、年を取るほどに家計の管理が複雑になって来るのよ。ところで、私たち夫婦の金融資産が総額でいくらあるのか聞きたくない?

ゼイキンの季節が来た

2024年02月28日 | 日々の風の吹くまま
2月26日(月曜日)。🌤☀。ちょっと肌に刺すような風があるけど、朝からいい天気。でも、「冬型天気注意報」みたいな何ともヘンな注意報が出ているなあ。明日の夕方までにはべた雪か雪交じりの雨になって、もしかしたら積雪によって夕方のラッシュ時が混乱する可能性ありって。でも、雪が消えかけていた山はまたかなり白くなっているから、あっちの方にさらに雪が降るんだったら言うことなしだけどなあ。

所得税申告の準備をする季節になって、税控除用の領収書を保管しておくファイルフォルダに郵送されて来る書類を放り込んでいるうちにフォルダが膨らんで来たので、カレンダーにフラグが付いていない今日のうちにちょっと整理しておいた方が良さそう。申告そのものは昔勤めていた会計事務所にやってもらっているので、ワタシがおひとり様稼業からリタイアして決算書類を作らなくてもよくなった今は書類さえ完備すれば後はお任せで楽なんだけど、それでも、所得の方は年金の支給明細の他に個人年金や(個人名義や共同名義の)投資益や利子所得の明細書、控除の方はカレシの処方薬や歯科治療、寄付、旅行(医療)保険などの領収書の類といった書類がごちゃごちゃとあって、所得税の申告は個人単位なので、ワタシのもの、カレシのもの、会計士が裁量で振り分ける連名のものに分類しなければならないからますます厄介。

思えば、共働きを始めてからフリーになるまで、所得税の申告は家計を管理してたワタシの仕事で、毎年自分のとカレシの申告書を作って、カレシは自分の分にちゃちゃっとサインするだけ。当時は州税の監査官だったので、税金の話はうんざりだというわけ。まあ、あの頃は2人とも所得は給料と少額の利子くらいのもので、控除と言っても申告書に印刷されているものだけだったから、電卓をポンポンと叩いて数字を出して手書きで記入して、それぞれが申告書にサインして、別々の封筒に入れて、追加納税があれば小切手を同封して、切手を貼ってポストに入れておしまい。そのうちに確認のレターが来て、還付があれば小切手が送られてきたものだった。追加納税にしても還付にしても大した金額じゃなかったし、いたって気楽な時代だったな。

それが様変わりしたのはカレシに押しまくられてフリーランスに「転職」してから。その頃はまだ珍しかった会計ソフトを導入して帳簿を付けていたけど、減価償却する機材がマック(日本語環境)が1台とPCが2台(日本語環境と英語環境)があり、プリンタにファクス機にコピー機にオフィス家具ありで、おまけに想像もしなかった仕事量でひたすらキーを叩く毎日では毎月の貸借対照表と損益計算書を作るのが精いっぱい。所得税申告用の事業所得の計算なんてやってられないと古巣の会計事務所に頼んだ次第だけど、出来上がって来た申告書は40ページを超えるぶ厚いものだったのでびっくり仰天。所得の数字もびっくりものだったけど、納税額は勤めていた頃の年収以上だったからびっくりどころか唖然、茫然。まあ、それほど猛烈にブラックなおひとり様稼業だったってことだけど、あのとき絶好のタイミングで当時のグローバリゼーションの時代の波に乗ってがんばったから今の暮らしがあるわけで、でもそう思ってもやっぱりゼイキンはねえ・・・。




山には雪・・・冬遠からじ?