リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

寄付募集活動へのコロナの行動制限の影響

2022年07月20日 | 日々の風の吹くまま
7月19日(火曜日)。☀☀。空は何となくもやっているけど、暑すぎなくてからっとした快適な夏の日。朝ご飯の後でのんびりして、10時に熱くならないうちにウォーキングに出かけるのに、エレベーターのコールボタンを何度押してもすぐに消えてしまう。すわ故障かと思ったけど、あ、そっか。今日は9時から正午まで引越しのためにエレベーターが断続的に止まるんだった。カレンダーにメモしておいたのにチェックするのを忘れちゃった。まあ、朝方にどこからかガリガリ、カンカンと言う音が響いて来ていたので、修理作業はちゃんと続いているようだから、あと何日かの我慢だけど、ウォーキングは午後一番に延期。

と言うわけで、先になったランチはヴィクターの店で買って来たウクライナのソーセージでホットドッグ。店でお父さんが豚肉を挽いてケーシングに詰めているもので、前にヴィクターが「お試し」にくれたのを食べてすっかりはまってしまった。何しろ太くてジューシーでマイルドな味で、とにかくめっちゃくちゃおいしくて、フライパンでしっかり焼いたのに、ヴィクターのお母さんが作っている優しい味のサワークラウトを合わせたら誰でも病みつきになると思うな。今日はルーフデッキで育ち過ぎて困っているカレシのメスクランの葉っぱを摘んで来て、さらにブロッコリのひょろひょろもやしも少し入れたら、大きめのホットドッグバンがパンクしてしまったので、分解しないように爪楊枝を差して、ご馳走ランチ。そう言えば、フランスでディジョンマスタードが品不足になってひと騒ぎになっていると言う記事があったけど、いつも使っているのはそのフランスのマイユの粒々マスタード。フランス人はディジョンマスタードなしでは夜も日も明けないそうなのに、原料の辛子の多くをカナダからの輸入に頼っていて、去年の干ばつと異常高温で辛子が極端な不作だったことが品不足の一因らしい。てことはカナダ産のディジョンマスタードも品不足になるのかな。それは困るから、次の買い物のときに大きい瓶を買って来なくちゃ。



おいしいランチでいい気分になって、午後1時にウォーキング。引越しの間外出を控えていた人たちが一斉に出て来たと見えて、下りのエレベーターは各駅停車なみだけど、みんなもう慣れっこになっているから、機嫌よくジョークをかまし合って、ひとりが連れていたワンちゃんを猫かわいがりして和気藹々。涼しめのそよ風で快適なウォーキングから帰って来たら、あら、エリナーからメール。何と今日を以てリタイアしますだって。フェイスブックでエリナーを見つけてメッセージを送ったら、昔のようなエネルギーがなくなったので、先月末でリタイアするつもりだったけど、きのうのキャンペーンビデオの撮影を済ませるまで延ばしていたという返事。ワタシよりずっと若いはずだけどなあ。そっか、きのうのビデオ撮りが最後の仕事だったのか。でも、撮影の前の世間話の中でエリナーがニューウェストミンスターのショッピングモールの後ろのアパートに住んでいることがわかって、おお、ご近所さんじゃないの。我が家から歩いてわずか5分程度の距離だし、アップタウンにはコーヒーショップがいくつもあるから、これからはときどきコーヒーを飲みながらおしゃべりしようよとメール。小町横丁などでよく見聞きする「お友だちとお茶する」ってやつね。

エリナーは慈善事業や非営利法人のファンドレイジングのキャンペーンなどを企画するプロで、コロナ対策の行動制限が続いたこの2年はキャンペーンのやり方にも大きな制限がかかって、かなりフラストレーションの溜まる状況だっただろうから、その制約が解けたところでどっと疲れが出て来たのかもしれないな。それにまじめで派手さのない人だから、社会奉仕団体や医療機関のような「地道な」活動を本領とする環境と違って、Arts Clubのような文化、芸術といった必然的に表立っての「派手な」活動が要求される環境では、コロナによる制約で本来の活動そのものが休止したままの状況でファンドレイジングをするというのは大変なことだっただろうと思う。特にコロナで高齢者がバタバタと亡くなっているときに、演劇への寄付を遺言してほしいと呼びかけるのは何となく憚られるような雰囲気もあっただろうし、精神的にもきつかっただろうと思う。ほんとにごくろうさまでした。



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