リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

エイジングインプレイスの3つのF(日本語なら3つのK)

2024年09月02日 | 日々の風の吹くまま
8月31日(土曜日)。☀。連休初日で、8月最後の日。快晴のいい天気で、今日もちょっと暑くなりそう。きのうの最高気温は26度だったそうで、まあまあフツーの夏の気温かな。土曜日はだいたいその時によるけど、一応はウォーキングは休み。ということで午前中から「ワタシの時間」。年を取るほどにこの「Me time」のありがたさを感じるようになっているんだけど、残る人生を楽しく幸せにする上で有効に使おうとすると意外と難しいなあ。

残る人生を生きると言えば、最近新聞メディアに「Aging in Place」(エイジングインプレイス;AIP)に関する記事があって、いろいろと考えさせられた。年を取っても福祉サービスを受けながら、ホームなどに入らずにできるだけ長く住み慣れたところで自立して生活をするという考え方で、たぶんに後期高齢者になったベビーブーム世代を収容する施設が足りなくなるという事情も背後にあるんじゃないかな。BC州では65歳以上が人口の21%を占めていて、10年後には統計的に高度な医療や介護が必要になる80歳以上が今の約28万人から倍近い
51万人に増えるそうで、ほとんどの人たちはその時にどうするかを想定していないらしい。まあ、漠然とリタイアしたらのんびり暮らそうくらいに考えている向きが多いんだろうな。でも、年を取るのは実はすごくお金がかかることで、AIPの鍵となる老後の「3F」の計画を立て始めるのに最適な年齢は45歳なんだそうな。(ワタシがおひとり様稼業に入って間もなかった頃・・・。)

この「3F」というのは、お金(finance)、身体機能のフィットネス(functional fitness)、家族・友人のサポート(family/friends)の3つで、在宅サービスを受けるにもけっこうなお金がいるし、身体機能を維持できなければフレイルになって介護施設に入らざるを得なくなるし、家族や友人との交流がなくて孤立したら認知症になったりして結局は同じこと。日本語的に言うなら金(老後資金)、健康な身体、家族(独身なら社会との交流)のさしずめ3Kというところかな。でも、資金を確保しておけば、assisted livingと呼ばれる家事サービス付きのアパート型シニアホームに入れて、大手どころなら介護サービスも付いているし、居住者用のアクティビティプログラムもあるから、残り2つのFも手当てできそう。とすれば、つまるところはお金と言うことになるのかな。それでも、お金に関しては夫婦2人でいるうちは互いに補完し合えても、どっちかが先立てばその年金が途絶えるわけで、その先はどうなるのかまで考えておかなければならないな。それに、それぞれが3Fを確保しているとしても、俗に夫に先立たれた女性は元気づいて長生きするのに対して妻に先立たれた男性は急速に衰えて長生きしないと言われるから、極楽とんぼを自認するワタシはソーシャルバタフライぶりを発揮しそうだけど、カレシは・・・?

土曜日なので、きのこ屋のマットにテキストを飛ばして、何かいいものある?とお伺いしたら「シャンテレルとロブスターがあるよ」。おお、いいね。シャンテレルは今が盛り。「ポルチーニはいるかい?売れ残りを全部欲しいというレストランがあるんだけど、欲しいだけ抜き取っておくよ」と言うことで、いいのを4本か5本失敬してくれたらうれしいな。マットが到着したのは4時をちょっと過ぎた頃で、紙袋にずっしりしたポルチーニを5本。ロブスターマッシュルームを紙袋に入れて、さらに2枚袋をもらって歩道に下ろしてくれたバスケットからシャンテレルをぎっしり。ポールから買った大量のシイタケを干したいからと、天日干しとデハイドレータ―での干し方を教えてもらって、来週は道路が閉鎖になるから、この次は10月半ばね。「その頃には松茸が採れているよ」。そうそう、それが楽しみ。今年は豊作だといいね。ま、こうして好きなもの、おいしものを贅沢に食べて暮らせるのもAIPの3Fを維持できていればこそで、人生の黄昏を楽しむのは今のうち・・・。






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