リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

劇団の新しいシーズンがスタート

2022年09月15日 | 日々の風の吹くまま
9月14日(水曜日)。⛅☁。地平線が何だかもやっているけど、AQIは「2」に下がって「低リスク」の中間。メトロバンクーバーは今アメリカ側1ヵ所、BC州側2ヵ所の山林火災の煙に囲まれているんだそうで、バルコニーに出ると、空気が何となくきな臭いように感じるけど、有害なPM2.5の濃度は減ったと言うことかな。(午後には「3」に戻ったけど、まだ普通のレベル。)

今日はArts Clubの新シーズン第1作『Peter Pan Goes Wrong』のオープニングナイト。イギリスの架空の演劇集団が、ピーターパンを主人公にした有名なバリーの作品を上演することにしたのはいいけど・・・という、しっちゃかめっちゃかなコメディということで、コロナのおかげで巣ごもりをさせられた2年の間に溜まった「蜘蛛の巣」を一気に払い除けるのにぴったりと言う感じ。観客が今一番楽しみにしているのも、憂さを忘れておなかを抱えて笑えるコメディやミュージカルなのよね。芝居好きだって2年もオンラインの独り芝居くらいで我慢して来たけど、やっぱり劇場の観客席に収まって観る生の舞台とは比べようがないわけで、やっと芝居を観に行けるっと言う解放感を味わえる日を心待ちにしていたんだから、そんなときにのっけから根暗なドラマでは、その解放感も萎んでしまいかねないと思う。だから、ことあるごとに「関係者」に言って来たの、とにかく「笑い」を取り戻すことが先決なのよって。

上演はスタンリー劇場だけど、ADCのレセプションはグランヴィルアイランド劇場のラウンジと言うことで、当初は参加者が各自で2つの劇場の間を移動してほしいというお達しだったのが、土壇場で観光バス会社が新たにスポンサーになって、送迎バスを出してくれることになったらしい。コロナ前は別の観光バス会社がサンフランシスコのケーブルカーを模したバスで劇場とレセプション会場の間を送迎してくれていたんだけど、コロナで観光客が来なくなって会社は廃業。スタンリー劇場には狭いロビーしかないし、劇団の後援者の中核であるADCは高齢者が多いから、レセプション会場はできるだけ劇場の近くがいいだんけど、ふさわしいビジネスはバンクーバーの地価高騰による固定資産税の上昇でうなぎ上りのリース料に悲鳴を上げて次々に廃業や移転。でも、新しいスポンサーが見つかって良かった、良かった。新年度に企業スポンサー担当マネジャーに昇格したアマンダのお手柄だな、きっと。

最初の送迎バスが出るのが5時45分なので、簡単な晩ご飯を作って、ささっと食べて、5時前にばたばたと出発。新シーズンは3劇場で合計13本のフルのラインアップ。シーズン通しでチケットを買ってあるから、毎月のようにオープニングとレセプションがあるし、その間にはシーズン中に4回ほどのファンドレイジング・ディナーがあるし、劇場ねずみは忙しくなりそう。はあ、やっとコロナ前の「ふつう」の日常が戻って来たと言う実感がして来たなあ。ワタシも新しいエネルギーが沸いて来た気がするから、本気になってギアアップしなくちゃ。


夏のあれこれが終わって普通の日常に戻った気分だったけど

2022年09月14日 | 日々の風の吹くまま
9月13日(火曜日)。🌤🌤。少々煙っぽい色合いの空模様だけど、空のてっぺんはまだ青みがあるから大丈夫かな。大気汚染注意報は出たままだけど、大気中のPM2.5の量を示すAQHIはきのうからずっと「低リスク」上限の「3」のままで、地平線がくすんで見える以外はごく普通と言う感じ。エレベーターで乗り合わせたグロリアが「日曜日はひどかったわよ」と言っていたので、トフィーノ行きは騒音と大気汚染を方まとめて回避できて一石二鳥だったわけか。

きのうの今日で、2人とも何となくまだ疲れが残っている感じだったので、ウォーキングは休み。日曜日なんかずいぶん歩いたもんね。ホエールウォッチングに行くのに40分、揺れる船の上を歩き回って2時間、トフィーノの中心部を「観光」して(ピクニック式にランチを食べるのに20分くらい座ったけど)ホエールウォッチングのオフィスの場所に戻るのに2時間、その道路向かいのレストランで晩ご飯を食べてから、リゾート近くの雑貨屋に寄ってキャビンに帰り着くのに1時間。足して見たら6時間は歩いた勘定だから、我ながら感心。もっとも、レストランに着いたのは3時だったので、夕食メニューになる5時までの2時間をバーのカウンターに陣取って、若いバーテンダーとあれこれおしゃべりをしながら、カレシはローカルのビール2杯、ワタシはBCワインを2杯やって、楽しく休憩したけど、70代のシニアとしてはほんっとによく歩いたもんだな。

郵便箱に注文してあった本の配達通知が入っていたので、ランチの後で道路向かいの郵便局にひとっ走り。最近出たばかりで話題になっている『Curious Minds: Power of Connection』という本で、共著者の2人は生まれたときは双子の「女の子」だったけど、大人になった2人は、生物工学者になった方は「女性」で研究者と結婚して2児の母、哲学者になった方は「男性」という異色の一卵性双生児。「好奇心とは何ぞや」という疑問から始まって、まったく違う学問の分野に進んだ2人が数年かけて書き上げて、マサチューセッツ工科大学から出版したのがこの本。ザ・ガーディアン紙に書評が載っていて、あっ、読みたいっ。何たって読書の秋だもんね。英語には「Curiosity kills the cat」(好奇心が猫を殺した)という諺があって、あんまりいろんなことに興味を持って首を突っ込み過ぎると「九生あり」と言われる猫でさえ命を危うくする、つまり好奇心はほどほどにってことなんだけど、ねずみ(年)のワタシはなぜか生まれつきその好奇心があり過ぎるみたい。それでも、にっちもさっちも行かない修羅場に踏み込まずに済んでいるのは、さすがは沈む船からさっさと逃げるねずみというところかな。


買い物に行って、マティニを傾けて、晩ご飯を食べて、普通の日常に戻った気分でいたら、きのうからかなり咳をしていたカレシが「熱はないけど、のどが痛くてやたらと咳が出るから、コロナの検査をしようと思うんだけど」。ええ、ええ。保健局がくれた抗原検査の簡易キットがあるから、やってみたらと言ったけど、あ、ワタシにやって欲しいってことね。キットはまだ使うことがなかったけど、ワタシのとカレシので2セット。どっちでも同じだからと1箱持って来て、中身を出して、まずは説明カードをよぉく読んで、ミニ試験管に試薬を入れて、カレシに説明カードと綿棒を渡して自分で検体を採取させて、綿棒をミニ試験管に突っ込んで試料を調製して、ノズルを取り付けてテストプレートにポトポトと3滴。もやっとした色が出て来たので、ドキドキしながら待つこと15分。もやもやが消えて、Cの部分だけに赤い線。陰性だよ、カレシ。おめでとう。冷たい潮風に吹かれて喉を傷めたか、風邪をひいたかじゃないと思うよ。風邪をひいておめでとうも何もないもんだけど、今はまだ「前例のない難事の時」だからねえ。ああ、やれやれ。



トフィーノの休日は楽しかったけど・・・

2022年09月13日 | 日々の風の吹くまま
9月12日(月曜日)。☁/🌤。曇り空で寒い感じ。海の上に出るからと長袖のTシャツと軽いジャケットを持って来てよかった。朝ご飯は土曜日の夜に買って食べ残したサンドイッチから野菜とチーズを残してハムやサラミを抜いたものを適当に切り分けて、きのうの夜買っておいたオレンジジュースとバナナを添えて、キャビンの備え付けのコーヒーマシンでコーヒーを入れて、まあまあ。終わったら食器とコーヒーポットを洗って拭いて、チェックアウトの準備。カレシの提案で近くのちっちゃな雑貨屋みたいな店で飲料水のボトルとチョコレートとクッキーを調達。空港には自販機すらないのでランチはなしだから、出発までの長い待ち時間をおやつでをしのごうという算段。

チェックアウトして、オフィスできのうのうちに11時に予約しておいたタクシーを待ったけど、時間を15分過ぎても来ないので、電話したら「遅れているけど、ちゃんと行くからね」。さらに15分遅れて来て、「急に親から呼び出しがかかったという人をユクルエレットまで運んで来たの」。ユクルエレットはトフィーノからは空港の反対の方向40キロくらいのところ。なるほど、トフィーノにはタクシーが1社しかなくて、走っている車は1台だけで、運転手は「社長」ひとりなんだって。自宅兼事務所の庭にはタクシーを3台止めてあるんだけど、信頼できる運転手がいないんだそうな。「マリファナ吸ってるサーフィン野郎ばっかりでさ。たいてい2日でクビだよ」。前をのんびり走っている車を指して、「制限速度80キロなのに60キロで走っている奴がいたら、まずはマリファナを吸って脳みそがイカレてる手合い。ふらふらしているのは酔っ払ってる奴と思って間違いなし」。トフィーノは1970年代からサーフィンのメッカで、人口2500人のうちでダントツに多い年齢層が20代と30代だそうだから、さもありなんというところ。

ハイウェイから外れて、砂利道を走って空港に着いたのが正午で、出発時刻は3時50分。待合室の椅子の数は何と25席。でも、時代の流れか、壁際に仕切りを隔てて2つ向かい合ってIT用デスクが2セットあったので、さっそく1セットを占拠。カウンターがあるのはパシフィックコースタル航空だけで、女性が3人。腰を落ち着ける前に、機材が変更になったのか聞いてみたら、イエス。どうりでゆうべオンラインでチェックインしたとき出て来た座席指定のページが予約したときと違っていたはず。(団体客を別の機材に分けたんだとか。)カレシの席(10A)は一番後ろに並んだ3席の端っこ。何とも窮屈そうなので、誰も指定していない座席に変えてもらえるか聞いてみたら、「あら、ご主人から離れて座りたいのかと思ってましたよぉ」と来たので大笑い。いやいや、監督不行き届きにならないように近くに置いておかないとねえと返して、またまた大笑い。その場で来た時と同じビーチクラフトの6Aと6Fに変更して新しい搭乗券を作ってくれた。こういう楽しく融通が利くところはやっぱり田舎のいいところなのかな。トフィーノでは困って相談すると、どこでもみんなすごく親切だったもん。

クッキーをかじり、ジュースの空きボトルに入れて来たコーヒーをラッパ飲みしながら待つこと3時間半。メトロバンクーバーのAQIは山林火事の煙で「11+」(極めて高リスク)になっていたけど、今日はほぼ普通の「3」に戻ったのでちょっと安心。飛行機が来て、さっきまでカウンターにいた3人の女性が安全ベストを着て出て行って、手荷物を下ろしたり、給油ホースをつないだり、降りて来た乗客をターミナルに誘導したりと大活躍して、20分ほどで中に入って来て、今度は乗る客を飛行機に誘導。何しろ小さなターミナルだから、マイクなしで「どうぞお乗りくださぁ~い」。みんな座席に収まったところで、プロペラが回り出して、滑走路に出て、ブォォ~ンと離陸。ロングビーチを眼下に見ながら、トフィーノよ、さようなら。満席19人で、バンクーバー空港南ターミナルまでは45分の飛行。かなり離れたメインターミナルでタクシーを捕まえるのにシャトルバスに乗るつもりでいたら、何と3台も並んで待っているじゃないの。私たちの前を歩いているのは4人。何とか3台目に乗れるかなと思っていたら、全員1台目に集まったので、後ろの人たちに先を越されないように、2台目をめがけてそれぇ~っと突進して、夕方のラッシュの中を無事に帰宅。楽しかったけど、上げ膳据え膳に慣れた私たちには自炊型リゾートは性が合わないし、また行くとしたら次はレンタカーにするね、と反省会。歩き過ぎて足の筋肉が痛いし、あぁ~あ、楽しかったけど、くたびれたぁ。

いざ、大空へ

おみやげは先住民アーティストの工芸品


トフィーノの休日~ホエールウォッチングで鯨の潮吹きが見えた

2022年09月12日 | 日々の風の吹くまま
9月11日(日曜日)。☁🌥🌤。朝から曇って、ときどきしょぼついているような、いないような。風が強いようで、今日のホエールウォッチングは大丈夫かな。ちょっと変則的な朝ご飯の後、食器洗い。こういうリゾートって、要するに臨時の別荘みたいなもので、ホテルのようにレストランを備えていないから、原則的に自炊。前にドイツにいた友だちがこぼしてたっけ。毎年の夏休みを1ヵ月ほど別荘を借りて過ごすのはいいけど、彼女は料理洗濯掃除に3人の子供の世話で、ちっとも休みになってない、と。ビーチに沿って並んだキャビンには家族連れもけっこういるけど、みんなどうしてるんだろうな。

ホエールウォッチングのステーションまでは結局歩いて行くことにしたので、10時のチェックインに間に合うように9時に出発。地図で見るとリゾートからずいぶん遠いように見えたんだけど、所要時間をググってみたら、パシフィックリム・ハイウェイ(州道4号線)で徒歩40分、車なら4分となっていて、なぁ~んだ歩いた方が簡単じゃないの。どうしても都市の感覚で地図を見るのか、トフィーノの中心部とリゾートの間に大きな空間(原始林)があるために「遠い」と言う印象になってしまうらしい。と言うことで、4号線に出て、バリアーで車道と分離してある自転車と歩行者専用の「歩道」を、「鯨の尻尾の看板」を目指してひたすらてくてく。ほんとに40分ほどで着いて、チェックイン。


ホエールウォッチングのオフィス
この船かな

ドイツ人らしいグループがほとんどで、赤ちゃんを含めて小さな子供が4人。全員子供用のライフジャケットを着せられて、大人は必要な時にタブを引っ張ってふくらませるタイプのライフジャケット。みんなが装着し終わったら、若い船長さんからライフジャケットの扱い方の説明を受けて、いざ、乗船。とも綱を外した船がゆるゆるとドックを離れると、船長さんが船首に出て来て鯨の種類や生態についての説明。先に出た他の船からコククジラがいるとの知らせがあったそうで、期待感はいやでも高まるばかり。このあたりの海域に現れる鯨のほとんどは体色や尻尾の形などの特徴を記録したカタログがあって、今日みかけたのは「オレンジクラッシュ」という常連だそうだけど、すぐそばまで近づくのはご法度だし、風が強くて波が立っているので、どれだけはっきり見えるかは不明とのこと。鯨に会えるといいなあ。


赤ちゃんにも救命胴衣

ハイ、乗ってください

このボートにしたかったけど、波しぶきでずぶ濡れになるそうで・・・

小さな島が点々とある中を目を皿にしながら進んで行って、最初に遭遇したのはラッコの群れ。いとこ分に当たるカワウソと違って、ラッコは生まれてから死ぬまで海の上で生きるんだそう。鯨が見えた場所には他の船もいて、遠巻きにぐるぐる。いったん潜った鯨がどこに浮上するか予測もつかないので、みんなカメラを構えて、あっちかな、こっちかな。ワタシは写真を撮るのはさっさあきらめて、海を見渡していたら、いたっ、船長が「2時の方角」というあたりで潮を吹き上げているのが見えたっ。潜って何分かすると、別のところでまた潮をぶはぁ~っ。かなり距離があるから揺れる船の上ではズームで撮るのはまず無理。どれだけの人が実際に鯨を撮ったのかな。でも、潮吹きは圧巻だったな。帰り道で遭遇したのは陽だまりの岩で日向ぼっこしているゼニガタアザラシの群れ。おいしい魚をたらふく食べているせいか、みんな丸々とメタボ。あんがい、鯨よりもラッコとアザラシの方が見ごたえ感があったな。揺れる船の上を得意げにバランスを取って立っていたので、ああ、足の筋肉がコチコチ・・・。




ラッコの群れ

ゼニガタアザラシの日向ぼっこ

港に向けてまっしぐら(背景はかって森林伐採反対の活動があったミアレス島)


トフィーノ良いとこ、一度はおいで

2022年09月11日 | 日々の風の吹くまま
9月10日(土曜日)。🌤☀。暑くなりそう。空が汚い色をしていて、バルコニーに出ると何となくのどがいがらっぽくなる。どうやらアメリカの山林火災の煙が侵略して来たらしい。飛行機に乗るのに、視界、大丈夫かな。朝ご飯を食べて、食器を洗って、余計な家電のプラグを抜いて、リビングの押出窓だけ開けて、家中のブラインドを全部下ろして、いざ。イベントは正午からなのに、窓の下のステージではリハーサルだか何なんだか、もうずんどこ、ずんどことやかましいから、荷物を持ってさっさと行って来まぁ~す。

昔はこうやって飛行機に乗ったなあ
座席は片側1列ずつ
コックピットが丸見え
小さな島が点々
え、これが空港なの?
ロングビーチ
打ち上げられた?朽ち木
太平洋の荒波
パシフィックリム国立公園~レインフォレスト・トレイル
木漏れ日も桁が違うような
ゴリラの腰掛?
湿原トレイルにて
ワンルームキャビン~滞在型リゾートだからキッチン付き
トフィーノは豪華な夕日で有名
沖の小島の向こうに沈む夕日


旅行先の足の確保に奮闘すること丸1日

2022年09月10日 | 日々の風の吹くまま
9月9日(金曜日)。☀☀。ちょっと暑くなりそうな感じ。明日はもっと暑くて、30度くらいまで行きそうな予報なので、カンカン照りの下でストリートパーティなんかやってて、熱射病になったって知らないよ。おまけにアメリカの方から山林火災の煙が流れて来ているんだそうで、国境の方角の空はもやっとしているから、空気も悪くなりそうだしね。でもまあ、今日は忙しいからそんなことを考えている場合じゃないか。

いよいよ明日行くトフィーノは人口2500人ほどの町で、大きな都市に観光に行くのと違って、空港からリゾートまで、リゾートから村の中心までの足の確保が大きな問題。人気スポットだから夏の間は観光客の数の方が多いと思うけど、リゾートの質問票から察するにほとんどは自家用の車やRVで来るのは明らか。それで、ゆうべはトフィーノのタクシーやバスの情報をググりまくって、時間単位のハイヤーとウーバーのようなサービスとタクシーを順にリストアップして、電話番号、メールアドレス、URLをメモ。でも、何しろ小さな町だからタクシーはそんなに走っていないだろうと補欠に格下げして、残る2つを天秤にかけて、どっちにしようかなと思案。リゾートには5時までチェックインできないので、最後的にハイヤーを2時間予約して、3時に空港に迎えに来てもらって、その足でトフィーノの町を観光して、5時にリゾートまで送ってもらうのが一番と結論。

朝一番にPacific Rim Navigatorsという会社にまず電話したけど、留守電になっていたのでメッセージを残さずに切って、Eメールを書き始めたら、「電話をいただきましたか」と電話。ちょうどメールを書いていたところで、明日とできたら月曜日にも空港送迎のついでに観光も含めて2時間ずつプライベートサービスを予約したいんだけどと言ったら、「商売だから二つ返事で行きたいところですが、4時間だと時間料金は高くなるので、レンタカーを借りた方がいいですよ」と言う返事。知らない町でレンタカーを運転するのはちょっと不安なのと言ったら、「大丈夫。交通信号が8ヵ所しかないところですから」。あはは。でも、最後には「月曜日は確約できないので、Eメールを送ってくれたら、運転手の予定をチェックして夕方に返事します」。これで半分だけでも一歩前進。さっと道路向かいの銀行に走って、チップや細かい金額の買い物に使えるように現金を3万円引き出し。久しぶりに手にしたお札を見て、ああ、これから出て来る新しい紙幣と硬貨はチャールズ3世の肖像になって、やがてはずっと見慣れていたエリザベス女王の肖像はだんだんになくなるんだなあ、とちょっと感慨。



で、夕方に電話が来て「明日は空港から2時間ということでOKですが、月曜日は運転手がいないのでバスかタクシーを利用してください」。はいっ。明日が一番肝心なのでよろしくぅ~と、その場でクレジットカードで先払い。ああ、これで不安要素がひとつチョン。至れり尽くせりのクルーズに甘やかされちゃってるなあと、つくづく実感。次にタクシー会社に明日YVRの南ターミナルに行くので朝10時に車を回してくれるようにリクエストを送って、1時間後に「予約確認」の返事が来て、足の問題2つ目が解決。最後は、日曜日の足としてWhistle!という配車サービスのアプリを携帯にダウンロードして、メールアドレスと電話番号をメモして、よし、これでトフィーノでの足回りは何とかなりそう。さて、そろそろ持って行くものをまとめないとね。昇って来た満月前夜の「収穫の月」は煙のせいか赤い色・・・。



日本語がわからなかった話と逃避行の準備とカナダの女王様

2022年09月09日 | 日々の風の吹くまま
9月8日(木曜日)。☀☀。いい天気で、まだ涼しいけど、週末は暑くなると言う予報。きのうは電車の駅から即興芝居のあるミニ劇場(というか古ぼけた芝居小屋)まで、吹き付ける冷たい風の中を上り坂を20分、夜になってもっと冷たくなった風の中を下り坂を20分歩いて、すっかり冷えてしまった。でも、即興芝居そのものはすごくおもしろくて、日本人グループながら99%英語だったのでカレシもずっと笑いこけていた。大喜利と言う形式については知識不足なんだけど、カレッジの講座でやっていたのとあまり違うと言う感じはなかったな。へえと思ったのは、開演前や休憩時間にかかっていたロック調の音楽がJ-Popだとわかったのはいいけど、日本語で歌っているはず(と思う)なのに、ところどころ単語を拾えた程度で、ワタシの耳には日本語に聞こえなかったこと。耳から日本語が入って来なくなってずいぶん長いから、耳が忘れてしまったのかなあ。そう言えば、日本語を読んだり書いたりするときにも、読めない単語や忘れた単語をググって調べることが多くなったし、はあ・・・。

週中のこぶの日を過ぎて、トフィーノのリゾートからオンラインの事前チェックインの用紙が送られて来て、おお、いよいよ。ホエールウォッチングの会社の質問票も記入して送らなければならないし、航空会社の質問票や事前チェックインもあるしで、急に忙しなくなって来た。天気予報を見ると週末はちょっとした「猛暑」らしいけど、土曜日に我が家のすぐ外である大騒音のイベントから逃げ出せるのは何より。Recovery Dayとか言う依存症や精神疾患を克服した人たちの(税金からの補助金を使っての)自画自賛パーティのようなもので、元々薬物などの依存症になるようなメンタリティの連中には回復を祝うイベントでも、建物が振動するほどの大音量に窓を閉め切ったまま6時間も晒される付近の住民にとっては「健康リスク」でしかない。たまたま猛暑になったら、精神的な苦痛に加えて熱中症の危険にも晒されるわけで、避難するあてのない人たちには二重のリスク。もっとも、支援団体の案内の他はライブコンサートとフードトラックとクラフトなどの露店というストリートイベントの定番になっている構成なので、ラジオで盛んに「タダで楽しめるイベント」と宣伝しているのは、いかにもイベント会社の「商品」みたいな画一性が飽きられて来ている兆候があるということなのかもしれないな。いや、そうだといいな。今のところはイベントからの避難を口実に小旅行に出かけられるけど、いずれはそれができなくなる時が来るわけだし・・・。

エリザベス女王の健康状態が急に家族が駆けつけるほど悪化したと報じられてびっくりしたのはついきのうのことだったけど、けさ、ラジオから「女王逝去」のニュースが流れてもっとびっくり。おとといトラス新首相を任命したばかりで、その時の写真ではしっかり立って新首相と握手を交わしていて、まだ元気そうに見えていた。政権交代が間近と言うことで最後の任務を果たすために無理をしていたのかな。まあ、女王様とてひとりの人間なんだし、96歳というお年なら、いつ何どき何があってもおかしくはないよね。ましてや生涯現役で通した人なんだもの。今ごろは天国のフィリップ殿下のところに行って「また一緒になれたわね」と笑顔を交わしているだろうな。カナダがイギリス議会が可決して女王が裁可した「カナダ法」に基づいて自前の憲法を制定したのはわずか40年前のことで、それまでは1867年以来のイギリスの法律である「英領北アメリカ法」が事実上のカナダの憲法で、カナダは自らそれを改正できない変則的な国だった。今でもカナダはイギリスの王室を戴く立憲君主制の国なので、チャールズ3世が新たにカナダ国王になるってことだけど、ふうむ、カナダではあんまり人気がない感じだなあ・・・。

エリザベス女王の逝去は20世紀後半からのひとつの時代が終わったと言うことだと思う。世の中の動きは思いのほか激しいけど、たぶんポストコロナの世界がそっくりコロナ前の世界に戻ることはないような気がする。自らの手で環境を(願わくばよい方に)変える力があると信じて来た「人類」と言う動物種が、パンデミックによって当たり前だった行動が制限されたり、人間らしい交流を断たれたりして、ある意味でうろたえているところじゃないかと思う。まだ復元力はあると信じたいけど、ワタシが生きている間にそれを見ることはできないかもしれないな。あぁ~あ。ま、そんな遠くの未来のことよりも、あさってに迫ったトフィーノ行きの事務手続きを進めなくちゃ。はあ・・・。


賃上げ交渉の潮目と利上げとイギリスの新首相の話

2022年09月08日 | 日々の風の吹くまま
9月7日(水曜日)。☀☀。いかにも秋たけなわの空模様。まさに心機一転を決意するのにふさわしい日和というところかな。ま、心機一転はちょっと大げさかもしれないけど、子供たちは学校に戻るし、大学生の身分を卒業して大人社会での人生が始まる人たちも多いし、9月の連休明けはやっぱりそういう「区切り」の時として人生にメリハリを付けるチャンスなわけで、何となくでも改まったような気分になることは確かかな。もっとも、波に乗って忙しくなってしまうと一転がまたさらに一転することもあり得るけど。

今日のビッグニュースは、先月からストに入っていた政府公共セクターの労働組合BCGEUと雇用者側の交渉機関の間で暫定的な合意が成立したという話。どうやら各年のインフレしだいでは協約の3年間に最高14%以上の賃上げになるらしい。インフレが収まればそこまで上がらないということで、なかなか賢いという印象。酒類を調達できないでいたレストランやバーはもちろん大歓迎だろうな。バラード入江の向こうのウェストバンクーバーで運行している公共交通「ブルーバス」も、ウェストバンクーバーとの交渉が難航して全面スト突入を匂わせていたけど、一転して拘束力のある仲裁にかけることで合意したと発表したし、やっぱりどうも不況が来るという観測が、特に組合側に解決を急がせているんじゃないかと言う気がするな。相次ぐ金利引き上げで経済が不況に陥って、急速にインフレが収まってしまうと、大幅賃上げを要求している組合の旗色が悪くなるわけで、ほんとに潮目が変わって来たのかもしれないな。はて、これから始まる看護師と教職員の2つの大規模な組合の賃上げ交渉の行方はいかに。

そのインフレは6月に8.1%まで上がったのが、今は7.6%で、ガソリン代が今日は183円と大幅に下がっているので、8月の数字はもっと下がるんじゃないかと思う。ただし、消費者物価のコア指数はまだ下降線にはなっていないということで、中央銀行であるカナダ銀行は今日またまた金利を0.75%引き上げると発表して、1月にはわずか0.25%と言う低さだった政策金利が今では3.25%。インフレとの戦いはまだ終わっていないと言っているそうなので、年末までには4%に達しそうだと言う観測もある。金利上昇で一番困るのは、マイホームを買うのに変動金利のローンを組んだ人たちかな。住宅の値段が高止まりしていて、まだ低金利だったのに固定金利のローンの査定に通れない人たちの多くが利率がさらに低い変動金利のローンを組んだそうで、これだけ急激に金利が上がったら、ぎりぎりで組んだローンの返済ができなくなってしまいそう。最も一般的な5年固定金利のローンを組んだ人たちも大幅に上がった金利で更新しなければならないから大変だろうと思う。まあ、私たちにとっては40年前に通って来た道だけど、あの頃に比べたら住宅の値段は2ケタは違っているもの。

イギリスで辞職に追い込まれたジョンソン首相の後任になったのが外務大臣だったトラス女史。かのマーガレット・サッチャー女史を思い出させるところがあるけど、手腕のほどは本格的な政府の運営に取り掛かってのお楽しみと言うところか。キャリアは会計士で、夫氏も会計士と言う話だけど、だからと言って(会計士は使ったお金の勘定をするのが仕事だから)経済に強いだろうと期待するのは時期尚早。ところで、トラス新首相は30数年前に、数学者のお父さんが隣のバーナビーにあるサイモンフレーザー大学で教えていた1年間を地元の小学校に通ったんだそうで、数年前にインスタに「カナダでの1年は私の人生の展望を変えた」と12歳だった当時の学級写真を載せていた。当時の同級生で今は母校のの先生をしている人によると、しっかりクラスに融け込んで、こてこてのイギリス英語を話して、利発でユーモア溢れる子だったそうな。はて、イギリスが直面する山のような難題に、まだ若い新首相はどう取り組むのか・・・。


親の過保護と過干渉と秋風と共にまたワクチン接種の話

2022年09月07日 | 日々の風の吹くまま
9月6日(火曜日)。☀☀。連休明け。まぶしく晴れた空はもろに秋空の色。学校はピカピカの1年生が待ちに待っていた(かどうかは知らないけど)新学年の初日。子供がいないからどんな雰囲気か知る由もないけど、こっちは入学式と言う「儀式」がないから、あんがい「顔出し」程度なのかな。学校周辺の通学路は、学校の夏休み、冬休み、春休みには適用されていなかった制限速度(時速30キロ。週末を除く午前8時~午後5時、ただしバンクーバー市では週末も含めて全日)が復活。この先1週間くらいは学校の近くでスピード違反の取り締まりがあるはずだから、特に子供を車で送って行く親は気を付けないと・・・。

まあ、私たちは通学の時間に外に出ることはないから、関係ないって感じだけど、BC州では、子供が10歳になるまでは大人の監督が必要なので、それ以下の子供をひとりで留守番させたり、通学させたりはできないんだそうな。つまり、10歳(5年生かな)までは親が付き添って学校の送り迎えをしなければならないし、子供だけで近所の公園に遊びに行くこともできないそうだから、何とも過保護で過干渉としか言いようがない。だいぶ昔、特に高学歴高収入の親の過保護、過干渉ぶりが「ヘリコプターペアレント」と呼ばれて問題になっていたときがあって、どうりで知識は人一倍の頭でっかちなのに人間として生きて行くための知恵が育っていない若者が増えるはずだと呆れたもんだけど、いつの間にかそれが法律になっていたってことか。子供が1人で通学していたら然るべき筋に通報するおせっかい焼きもけっこういるらしい。過保護と過干渉は必ずしも同義ではないと思うけど、ほんとに子供のことを考えてのことなのかは甚だ疑問で、「良い親」に見られたいと言う承認欲求の産物じゃないのかという感じもして、子供のためにはなっていないように見える。子供の一挙手一投足を監督するのって、どこぞの権威主義国家の政治家と似ていなくもないような・・・。

カナダ政府がモデルナのオミクロン株対応のワクチンを承認して、今月中にも各州に配布されるということで、BC州はさっそく接種計画を立て、これまで2回のブースター接種と同様に、高齢者と重症化しやすい疾患を持つ人たちを優先して、年齢の高い層から順に通知を送って接種を進める方針を発表。ということは、遅くても10月中には通知メールが来るのかな。ファイザーのも近々承認されるらしいから、月が変われば接種のピッチも上がると言うことか。ワクチン接種が始まった初めの頃と違って、今は薬局に予約を入れて薬剤師に注射してもらえるので、楽と言えば楽だけど、10月からはインフルエンザワクチンの接種も始まるので、それとの兼ね合いはどうしよう。毎年インフルエンザのワクチンをしてもらっている行きつけのスーパー内の薬局はコロナワクチンはやっていないから、インフルエンザはこっちでオミクロン用は別の薬局でってことになりそう。いずれにしても州の保健局にはコロナワクチン接種歴のデータベースがあるから、向こうから「ワクチン接種の準備ができましたよぉ」と言って来るまで待っていればいいや。もう4回もやったんだから、慌てることはないもん。

明日行くことになっている即興芝居に出演するY君から「追記」メールがあって、去年の暮れに日本から遊びに来ていて、クリスマスに一緒に我が家に来た彼女と別れてしまったんだけど、新しい彼女ができて、芝居の後で会って欲しいとのこと。やっぱり若いカップルが1年以上も海を隔てた遠距離と言うのは試練が大きすぎたのかな。特に30代前半ともなれば、彼女の方がしびれを切らしたのかもしれない。新しい彼女は明日一緒に出演すると言うので、劇場サイトのキャスト紹介を見たら女性はひとりだけ。名前に何となく覚えがあると思ったら、あっ、去年のArts Clubのオンラインワークショップに参加していた人。そっか、新しい彼女はY君と同様にバンクーバーで修行中の同業かあ。一緒に夢を追求できる新しい出会いがあったってことね。若いって、いいなあ、ほんと。


夏の最後の三連休の最後の日は秋風の兆し

2022年09月06日 | 日々の風の吹くまま
9月5日(月曜日)。⛅🌤☀。夏休み最後の連休の最後の日。夜の間にかなり冷え込んだようで、コットンのブランケットをアクリルの毛布に替えておいたのは正解。起きてサーモスタットを見たら、寝室もダイニング/リビングも24度で、もう0.5度下がったら暖房がオンになってしまうところ。まだ夏は終わってないってのに、もう。ほんとに、菜園をチェックしにルーフデッキに出て行ったカレシがパティオドアを開け放していたら、ダイニング/リビングの暖房がオンになって、壁のサーモスタットを見たら温度が23度に下がって炎のマークが4本。慌ててドアを閉めてたら、しばらくして暖房はオフになったけど、あぁ~あ、笑うに笑えない珍事。

朝ご飯の後で、カレシはルーフデッキでラディッシュとシラントロ(コリアンダー)の種を採集。カレシの菜園はまさにリサイクルガーデニングで、一部を花が咲くままにしておいて、熟した種を採集して冷蔵庫に保存して、次の年に蒔き、芽が出て育ったらまた種を採集の繰り返し。「放っておけば自然に種ができるんだから、わざわざ種を買って蒔く必要はないの」とカレシ。そうやって何代くらいリサイクルできるんだろうな。ルーフデッキのトマトは野放図に伸び過ぎたせいで、きのうの雨でしなってしまったので、とりあえずつっかえ棒。ミニトマトは赤っぽいのが2個で、あとはまだグリーン。まあ、週末にはまた一時的に暑くなるそうだから、色づいて食べられる可能性は大。他に真っ赤になったイチゴを3個。まだ青い実がいくつか残っているけど、熟したらうれしいね。バルコニーのミニトマトはオレンジ色の実がたわわ。軽く持ち上げると枝から外れるものを片っ端からキッチンから持ち出した水切りかごに入れたら全部で28個。スーパーのパックに入って来た親世代のに比べると、皮がちょっと硬いけど、口に入れるとプチっと弾けて、甘いトマトの味が満載。

撮り貯めた飛行機の写真の整理は、今日こそは終わらせようと、午後いっぱい大奮闘。航空会社の名前を付けたフォルダは27個になって、他にスターアライアンスとスカイチームの塗装をした飛行機のフォルダ、旅客機以外の飛行機やヘリコプターを集めたフォルダ、(ピンぼけで)正体不明の写真をまとめたフォルダと、最終的に全部で30個になって、ボケ過ぎてどうしようもないものは削除したので、写真の数は600枚ちょっと。飛行機はいつも空に浮かんでいるわけじゃないので、雲や眺望の写真の数にははるか遠く及ばないけど、全部ひっくるめて「趣味」のうちに数えてもいいんじゃないかと思う。で、旅客機以外のものを整理していて、きのうアップした(2人の人影が見える)ヘリコプターの機体番号が読めたので、興味半分にググったら、ロビンソンR44と言う機種で、Pacific Aviation Academyという航空学校のものだとわかった。訓練飛行中だったんだね。もう1枚の機体番号が読める小型機はDARTという機種で、とあるアメリカ人の自家用機らしいとわかって、何だか飛行機に対する興味の範囲が広がった気分。

まあ、予定通りに写真の整理が終わったので、レイバーデイの連休明けの明日は(日本の4月1日みたいな)新しい1年が始まる日でもあるから、(また)心機一転のチャンス。解凍しておいたアヒまぐろと刻んだシソとピーナッツであっさりポケ風の晩ご飯。思いついてのりを焼いて、漏斗のようにした中に青竹ご飯とポケを混ぜて詰めたら、けっこうイケる手巻きスシ風。うん、あしたからは気合を入れて、またいろんなことを思いついて、いろんなことにチャレンジしてみよう(と、毎年自分に言っているような気がするけど)。



久しぶりの雨と飛行機の話と即興劇へのお誘い

2022年09月05日 | 日々の風の吹くまま
9月4日(日曜日)。☂🌧☁⛅。連休の中日。起きてみたら、ルーフデッキが濡れていて、とうとう降ったんだ、雨。午後には本降りになりそうな予報なので、朝ご飯が済んだら、即掃除を始めて、11時過ぎに完了。即ウォーキングに行って、わりと速いペースで16分34秒。ときどき雨粒が顔に当たったけど、降り出す前に帰って来て、ランチの支度をしていたら本降り。パティオドアを開けると、ルーフデッキに降る雨がぴちゃぴちゃと音を立てていて、何だかやけになつかしい感じ。大気汚染度の指数(AQHI)は一番低い「1」で、金曜日に指数を「4」に押し上げたアメリカ側の山林火事からのもやもやをさっぱりと洗い落としてくれたみたい。


久しぶりの雨は気持がいいね

今日はまた午後いっぱい飛行機の写真の整理。当然明るい時間に飛んでいないと写真は撮れないので、識別できてフォルダを作った航空会社は今のところ25社。実際にバンクーバー国際空港(YVR)を利用する航空会社はLCCやローカルのものを含めて40社以上あるんだそうで、エアカナダと2番手のウェストジェットが中心なのは当然だけど、中国のはエアチャイナ(中国国際航空)、中国東方航空、中国南方航空、北京首都航空、四川航空、厦門航空、海南航空で、香港のキャセイ航空を含めると少なくとも8社あるからさすが。コロナの影響か今はあまり飛んでいないような気がするけど、習近平がコロナを撲滅したらまたぶんぶん飛び始めるのかな。アジアからは他に台湾の中華航空とエバー航空、日本航空とANA、フィリピン航空、大韓航空、シンガポール航空。近々エアカナダがタイのバンコクへの直行便を飛ばすそうだから、タイ航空も飛び始めるのかな。

陸続きのアメリカ大陸はアメリカン航空、ユナイテッド航空、デルタ航空、アラスカ航空、そしてメキシコ航空。アラスカ航空は昔よくサンフランシスコに行くのに乗った私たちのお気に入りで、今は直行便はなくて、他社と共同でシアトル経由か(サンフランシスコより南の)ロサンゼルス経由。ヨーロッパは(2度と乗りたくない)英国航空、エールフランス、ルフトハンザ、KLM、アイスランド航空、南半球はニュージーランド航空とカンタス航空で、これに11月からフィジーエアウェイズ(週2便)が加わる。後はドイツのコンドール航空、スイスのエーデルワイス航空、カナダのエアトランザットがチャーター便を飛ばしていて、他はジェットブルー、サンウィングといった格安航空会社と主に空港の南ターミナルを利用する水上飛行機のハーバーエア、私たちが今週の土曜日に乗るパシフィックコースタル航空、ヘリコプターのヘリジェットと言った地域航空会社がたくさん。バンクーバーはカナダの西の玄関なんだもの。でも、ふと思った。世界中の空をこんなにもたくさんの飛行機が飛び回っていていいのかな、と。


操縦士が見えてしまう
水上飛行機は離着水がスリル満点

エアバスA380は威風堂々

これは今でもワタシの最高の作(2017年9月)

晩ご飯前のハッピーアワーをやっていたら、バンクーバーで演劇修行をしているY君からメールが来て、水曜日の夜にメインストリートの即興芝居のミニ劇場で日本人グループによる即興芝居のショーがあって、「ボクも舞台に出るので来てください」。コロナのさ中に日本政府の奨学金でバンクーバーに来て、奨学金が切れてからも居残ってがんばっているY君は、今の日本が必要としているのはこういう人じゃないかと思うくらい、やる気と行動力に溢れた青年で、日本でも舞台に立ったり、ショートフィルムを制作して賞をもらったりと、才能豊かな演劇人。ショーは日本の大喜利のスタイルに基づくものだそうで、日本語と簡単な英語で演じるけど、日本語がわからなくても楽しめるというもの。よっしゃあと、さっそくチケットを2枚確保。ワタシはセリフを暗記するのが苦手だからと言う理由で、旧居の近くだったランガラ・カレッジの夜間部の即興演劇講座を3度も受講したくらいの即興劇好き。大喜利についてはあまりよく知らないけど、おもしろそう。がんばれ、Y君。


断食の日は徒然なるまま掃除と飛行機の写真の整理

2022年09月04日 | 日々の風の吹くまま
9月3日(土曜日)。☁⛅🌤。三連休初日。うわっ、涼しいっ。いきなり予想最高気温が23度で、明日の日曜日は5ミリ程度の小雨だけど、降水確率90%の予報。月曜日の朝には最低気温が12度とかで、中旬に入ると日中でも20度以下。猛暑の季節が終わるのはうれしいけど、秋は何だかやたらと急ぎ足のような感じ。でもまあ、もう9月だから・・・。

おとといはワタシのBig Sister(お姉ちゃん)のケイトの83歳の誕生日で、フェイスブックにおめでとうのメッセージが殺到して、さすが交友範囲の広いケイトお姉ちゃん。ワタシもメッセンジャーでメッセージを送ったら、「私の大事なLittle Sister、ありがとうね」という返事。ほんと、ケイトお姉ちゃんはワタシが心から尊敬してやまない人。教育学の博士で、小学校の校長、教育省のポスト、大学での教職、教育コンサルタントの経歴を持つ人だけど、Arts Clubで初めて会ったときから気が合って、話をしているとめちゃくちゃ楽しい。引退後は芝居にコンサートに友だちとランチにと大忙しで、年を感じさせない健啖家で、おしゃれのセンス抜群で、さらにはひんぱんに行き来するボーイフレンドもいるスーパーおばあちゃま。今日はフェイスブックに短い動画でありがとうのメッセージをアップしていて、何と「100歳まであと17年よぉ」。つい「大きくなったらお姉ちゃんのようになりたぁい」とコメントしたら、わははの絵文字が返って来た。ほんとに10年後はケイトお姉ちゃんのような素敵なおばあちゃんになっていたいなあ。

今日は断食の日で、洗濯とキッチンの掃除の日。土曜日ごとにシンクやレンジを念入りに掃除をしていたので、汚れが溜まらなくなって、今は楽々あっさり。そこで、今日はカレシが使っているバスルームのシャワーストールの掃除をすることにした。バスルームの掃除はカレシの(自主的な)担当なんだけど、シャワーストールだけは手を付けないので、ストールの中はガラスパネルもベンチもタイルの壁も石鹸かすで縞々もよう。買ってあるのに使われていなかったシャワークリーナーを盛大にスプレーして、ぞうきんでごしごし。カレシにシャワーの掃除をしておいたよと言ったら、「いつもシャワーの後で流してるんだけどな」。でも、シャワージェルならわりと簡単に落ちるけど、アナタが使う昔ながらの固形石鹸はぬるぬるした成分が残ってしまうのよ。ま、そう言っても、じゃあこれからは時々シャワーストールも掃除するよ、とはならないのがカレシなんだけど・・・。

掃除が終わったら、後は1日中「自由時間」。オフィスでコンピュータに向かっていたら、視界に見慣れない旅客機。急いでカメラをオンにして、48倍ズームでパチリ。オフィスからはバンクーバー国際空港へ向かって降下する飛行機が見えるので、引っ越して来て以来、雲の写真と並んでその写真を撮るのが趣味みたいになっている。以前は川向こうのサレー上空のずっと南、アメリカとの国境近くを飛んでいたのが、最近はなぜかぐんと北寄りになって、ときには双眼鏡なしでも尾翼のロゴがわかるくらいの近さを飛んで行くこともある。世界の航空会社の尾翼の写真を集めたサイトで調べたら、今日の見慣れない飛行機は、去年から週に3便イスタンブールとの直行便を飛ばしているトルコ航空。わりと良く撮れたので飛行機の写真のフォルダに入れたら、そのまま貯まった写真の整理。飛んでいる飛行機をを48倍ズームできれいに取るのは難しいけど、保存してあるゆうに千枚を超える写真には珍しい掘り出し物もけっこうあって、とうとう夜が更けるまで夢中になってしまった。以下はその掘り出し物の一部・・・。

今日初めて撮ったトルコ航空

クルーズをキャンセルしなければ乗るはずだったアイスランド航空(2018年5月)

全日空のスターウォーズ便(2016年8月)

中華航空、ちょっと近すぎ、低すぎじゃない?(2019年4月)

連邦運輸省の河川・海岸サーベイランス機(2017年5月))

テレビ局の交通情報ヘリ(2017年9月)

ロイヤルコロンビアン病院に向かう救急ヘリ(2021年11月)


賃上げ交渉の行方はインフレの行方しだい

2022年09月03日 | 日々の風の吹くまま
9月2日(金曜日)。☀。暑くなるはずだけど、そんな感じがしない。空は上の方は青いけど、地平線に近いところは何となく薄汚れた感じのかすみ。大気の健康への影響を示すAQHIは中リスクの「4」。ずぅ~っと雨らしい雨が降っていないし、風らしい風もあまり吹いていなかったから、汚れた空気が停滞しているってことか。でも、あしたから予想最高気温がぐんと下がって21度とか22度で、日曜日は降水確率が80%だそうだから、乞うご期待。

夏休み最後の三連休で、どこかに遊びに行く最後のチャンス。普通なら需要増を見越してガソリン代がポンと上がるんだけど、今年はなぜか値下がりして、今日はリットル185円で3月以来の安さ。原油市場の値下がりが大きな理由らしいけど、春からの値上がりが異様で、石油会社が濡れ手で粟でウハウハなのがわかって、消費者はご立腹だから、あからさまな値上げはしにくいかもしれないな。ガソリンの価格が下がったおかげで、6月には8.1%だったカナダのインフレは7月には7.6%になったけど、コア指数はまだ上がっているそうで、中央銀行は来週にもまたかなり大きな利上げに踏み切るらしい。極端な人手不足で賃金が上がっている間はインフレ圧力は強まっても弱まることはなさそうな気はするけど、年末には落ち着いて来ると言う観測もある。

今年はBC州の政府や公的機関の労働組合が軒並み労働協約の改定時期にあって、どこもインフレに見合った賃金引き上げを要求しているから、インフレの動向によってはストで大荒れの年になりかねない。すでに政府職員を始めとする公共セクターの労働者3万人を抱えるBCGEUは酒類の流通拠点を狙い撃ちしたストに入って、コロナに痛めつけられたホスピタリティ産業にダブルパンチを浴びせたけど、「進展があった」と言ってピケを解除。政府は3年間で約11%のベースアップに1人25万円のボーナスという回答を出していたそうだけど、同じように政府と賃上げ交渉をしていた医療従事者の組合が暫定的な妥結にこぎつけたそうなので、もしかしたらマッチングを要求するつもりかな。交渉については報道管制が敷かれていて知る由もないから、あくまでも素人の勝手な推測だけど、組合が交渉やストが長引いている間にインフレが鎮静化し始める可能性を読んで、強気で交渉できるうちに妥結を計ろうとしていると考えられないこともないな。

先に州の財務大臣が予算の黒字が1300億円もあったと発表したところ、会計監査院の長官が記者会見で政府の会計処理の問題点を指摘して、実際の黒字はその数倍の6500億円ぐらいのはずだと言ったもので、組合は「なんだ、賃上げする金があるじゃないか」、政府は「まあ、ちょっと財布のひもを緩めてもいいかな」ということになったのかもしれない。うがった見方をするなら、政府の財政が大幅な黒字だとわかれば、公共セクターの組合は大幅賃上げ、州民は減税や諸々の福祉給付の増額を要求するのは自明の理だから、公共セクターが軒並み労働協約の改定交渉に入っている今は、政府としてはあまり話題にしてほしくないことじゃないのかな。私たちが揃って公務員だった2桁インフレ後の大不況のさ中の40年前、今のBCGEUの前身である州政府職員組合の委員長が政府の提示を蹴ったときに引用したのが「You pay peanuts, you get monkeys」(ピーナッツじゃあ寄って来るのは猿だけ)という諺。ピーナッツは俗語で「取るに足らないもの」という意味なので、まともな賃金を払わなければまともな人材は集まらないということなんだけど、あの時はストをしてどれだけの賃上げを獲得したのか、ワタシはストの最中に転職先を決めてしまったので、転職先の給料の方が多かったと言う以外はまったく記憶にない。今年はいつもストも辞さない強硬派の教職員組合も賃上げ交渉の真っ最中だし、はて、どうなることやら・・・。


パーティが楽し過ぎて携帯を忘れて来ちゃった

2022年09月02日 | 日々の風の吹くまま
9月1日(木曜日)☀☀。9月。日の出、6時半。湿度はこのあたりにしてはちょっと高めだけど、それほど暑い感じはしない。午後8時前にはもう日が暮れてしまって、日が照っている時間が短くなったおかげで、道路のコンクリートが吸収する熱の量が減ったからかな。でも、あしたはまた一時的な猛暑になるらしい。まあ、公式に秋が始まる「秋分の日」まであと3週間・・・。

きのうはArts Clubのファンドレイジングの一環であるSignature Dinnerシリーズの「夏の終わり」のディナーパーティがあって、会場はグランヴィルアイランドにあるホテルのレストラン。イベントに使われる部屋の外にある広いパティオに8人ずつのテーブルが9つあって、私たちは3番のテーブル。名札を見て席を確認したら、ワイングラスを片手に親しい常連やArts Clubのスタッフ、初対面の人たちとおしゃべり。ぼちぼちテーブルに着いて同席の人たちとおしゃべり。私たちの隣は欠席になったと言うことで、他のテーブルの人たちが来ては座っておしゃべり。(みんなほんとによくしゃべる。)専務理事のピーターの挨拶でディナーが始まって、前菜はサラダ、メインは私たちはベジタリアンパエリャ、デザートはティラミスで、コースの合間に向かいの夫婦とパエリャ談義から旅行の話になって、奥さんがカルカソンヌに行ったとわかって、ワタシの携帯に保存してあった写真を見ながら互いに思い出話。

これが事の始まりだったんだな。向かいの夫婦が他のテーブルを「訪問」している間、カレシと空席の方に移動して、新たに向かいになった夫婦とおしゃべり。そろって教育家で、奥さんは中国系3世で、互いに異人種カップルと言うことで、インクルーションやダイバーシティについてごく軽い論議に花が咲いて、ピーターの挨拶でお開きになったのはもうとっぷり日が暮れた頃で、テーブルを離れてしばし親しい人とおしゃべりに花を咲かせて、Arts Clubのスタッフに挨拶してお暇したのは9時過ぎ。ほんとに楽しかった。あまりにも楽し過ぎたせいで、携帯をテーブルに置き忘れて来たのに気付いたのは帰って来から。タイヘンだぁ。でも、たぶん誰かが見つけて、後片付けのために残っていたArts Clubのスタッフに渡してくれているかもしれないと高をくくって就寝。けさになって、世話役のイマンが遅出して来そうな時間を見計らってArts Clubに電したら、「オフィスにあるわよぉ。いつ頃取りに来れるか教えて」。うはぁ、やったぁ、良かったぁ。ありがとぉ~。ホテルにあったら電車2本とバス1本の乗継ぎになるけど、Arts Clubのオフィスなら電車1本。ああ、良かった、良かった。じゃあ、2時頃にそっちに行きまぁ~す。(帰りに駅から直接ファーマーズマーケットに寄って来れる時間・・・。)

オフィスに着いたら、ちょうどランチから帰って来たピーターが2階のイマンたちのオフィスに連れて行ってくれて、無事に「迷子の携帯」と対面。「ディナーのときには携帯の置忘れがよくあるのよ」とイマン。うん、年配者が多いし、おしゃべりに夢中になって、つい忘れてしまうんだろうね、ワタシみたいに。ほんとにありがとうね。電話は使わないし、テキストメールだってごく限られた人としかやりとりしないので、依存している感覚はなかったから、手元になくなったとたんに存在を意識したのは新発見。デスクトップを離れているときの「支店」みたいな使い方なので、実質的な不便はなかったけど、それでも携帯が手の中になくなって初めて、毎日相当な「思考時間」を携帯に費やしていることに気づいたのは、ある意味で災い転じて何とやらかな。なぜかいつも画面を下にして置く携帯、あは、失くしてしまわなかったのは神田明神のお守りがあったからかもしれないな。


神田明神の霊験あらたか


トマト、トマト、トマト

2022年09月01日 | 日々の風の吹くまま
8月31日(水曜日)。⛅🌤。もやぁ~っとした朝。どうやらあまり暑くはならない予感。午後には白い雲の群れが空一面に広がって来て、何となく秋の気配。この週末は夏休み最後のレイバーデイの三連休だけど、日曜日の夜から月曜日にかけて、何じゃ、これ、雨のマーク。日本と違って、学年の間の休みで宿題なんかないから、月曜日は遊び惚ける最後の日なんだけど、雨、降るかな。メトロバンクーバーは州で一番の「干ばつ」地帯だそうなので、大人としては、ここらでそろそろざぁ~っとひと雨降って欲しいところだけどね。

でも、この夏は、我が家の菜園のトマトが断然ハッピーだったようで、ルーフデッキもバルコニーもトマトのジャングル。ミニトマトは、南東から南に向いているバルコニーでは何となくひょろっとしていても大豊作で、すでに20個ぐらい収穫して食べたけど、まだたくさん成っている。北東から南東に向いているルーフデッキでは、大きな鉢に植え替えるのがバルコニーのより遅かったにしては、葉の茂り方がすごいけど、実の付き方があまりよくないのが対照的。どっちでも元はスーパーのパックの1個の腐りかけたミニトマトから育ったものなんだけど、何なんだろうね、この違い。逆に、カレシが種を蒔いて育てた中サイズのトマトは、バルコニーのよりもルーフデッキの方がずっと実の付きがいい。日当たりは、ルーフデッキは午前中いっぱい、バルコニーは午後いっぱいで、「日照時間」としてはそれほど違いはないと思う。とすると、カレシの園芸は、肥料は使わずに、大きな鉢の底にどっさりため込んだ野菜くずや枯れた植物の上に買って来た園芸土を入れるから、ルーフデッキとバルコニーとでは鉢の土の栄養分が違うということなのかな。「それが園芸のおもしろいところ」とカレシは言うけど・・・。




ルーフデッキのトマト


バルコニーのトマト

ケチャップがなければ夜も日も明けないアメリカでは、カリフォルニア州が加工用トマトの90%を生産しているそうで、ひどい干ばつで水不足に見舞われている今年は収穫量が激減。メーカーに出荷できるトマトが不足するかもしれないと心配されていた矢先、ベイエリアの北にある農業地帯で収穫したトマトを満載した大型トラックが、インターステート8号線で他の車と衝突したはずみで中央分離帯に激突して、積んでいた15万個の拳サイズの完熟トマトを数十メートルにわたってハイウェイいっぱいにぶちまけるという事故があって、話題騒然。潰れたトマトでスリップする車が続出して、ハイウェイが通行止めになったそうな。


もったいなぁ~い

ニューヨークタイムズに載っていた写真を見て、これでどれだけのケチャップを作れたんだろうと思ってしまったけど、いや、最近スーパーの棚に並んでいるHeinzのケッチャプがめっきり減ったので、ほんとに笑い事じゃないかもしれない。西部カナダではケチャップと言えばHeinzの牙城だったのが、今までマスタード以外はあまり見かけなったFrench‘sという東部カナダのブランドのケチャップが並ぶようになり、Heinzのがめずらしくずらりと盛大に並んでいるなと思ったら、棚の前1列だけで、後ろの奥の方はすっからかんの空っぽなんてことがよくある。我が家はワタシがケチャップ好きじゃないので置いていないけど、Heinzのチリソースは、スパイシーなだけで、ケチャップとほとんど変わりがないのに、カレシはこっちの方が好きなので冷蔵庫の常備品。そのチリソース、いつもはお皿に出そうと瓶を傾けてもなかなか出て来てくれなくて、瓶の底をぱんぱん叩かないといけなかったのが、最近開けたばかりのは瓶を傾けただけでだらぁ~っと出て来るから、何、これ。もしかしたら、原料のトマトが足りなくて、水か何か他の材料を足して嵩上げしているんじゃないかな。だとしたら、トマト不足はそれほど深刻だということか。