近くまで来たので、確かこの辺だったなぁと思い探して見たらありました。ナンバンギセル(ハマウツボ科)です。だけどナンバンギセルって今まで見た記憶では秋だったような気がしたんだけど、どうだったかなぁ?と思い調べたら、やはり夏から秋と書いてありました。 おいおい、どうしちゃったんだい?!
名前の由来は見ての通り、南蛮のキセルの形をしているからです。って事は南蛮船が往来していた時代に名前が付いたって事でしょうか? ススキとか主にイネ科の植物の根に寄生する植物で、自ら光合成をしないので葉緑素を持ってません。種は黄色い煙のような胞子と言った方が良いかも知れせん。それをススキの根元に巻くとうまく行けば生えてくると書いてありました。 思草(オモイグサ)の名で万葉集に詠まれていて、「道のべの尾花が下の思草 今さらになどものか思はむ」と言った感じで古くから認知されてたんですね。 オイラは最初、馬の頭に見えたんですが、昔の人はうつむきかげんのこの花を、物思いにふける人のように思ったんですね、素的です。
種類は一種類と思っていたら、オオナンバンギセルと言うのもあるとの事。時々ちょっと色の違うのを画像で見た事があるので、それがそうなのかな?と思っていたんですが全然違くて、オオナンバンギセルの方は花が開くんです。しかも標高の高い所にあるそうですよ。