




「何て古めかしい径でしょう」 曲がりくねった細道を伝いながら ダイアナが言った。 小径は、枝差し交わす樅の古木の下を 通っているので、仄暗く、苔ばかり生えていた。 両側には落葉が降りしき、 ところどころ日光が射していた。 辺りはしんと静まり返り、 浮世を遠く離れた感じだった。 【「アンの青春」 第21章】 |


こんな空で明けた今朝。
予報では一時、お天気の崩れもあったのですが、
終日、晴れとなりました。
気温の方も暖かく、今日も小春日和。
日中、少々風がありましたが、寒さはほとんど感じません。




昨日、道草した時のもの。
昨日は秋晴の下、
隣町まで外出。
当然の事ながらこの季節、
目に入る道端や庭の木々は、
秋色に染まっています。
赤や黄の落葉の絨毯の上を
歩くのも風情があって。
(写真は桜の紅葉)
この町の写真は初めてですが、
何だか同じように見えますね。
そう言えば・・。
いつも何気なく使っている
「道草」 という言葉。
詩人のアーサー・ビナード
によれば・・。
(尤も、この方とは
信条的には合わない所も
ありますが)
『馬に乗っていれば、
ガソリンはいらない。
その代わり飼い葉が必要に
なるが、馬は道端の草でも
エネルギーを補給出来る。
ただ、手綱を緩めて馬に
任せていると、進行が遅れてしまう。
「道草を食う」 はそこから生まれた日本語だ。
英語のdallyは「のらくらする」、
「ぶらぶらする」 といった感じだが、
そこには「道草」の滋養の要素が含まれない』 と。
さすが、日本語!。奥深いですね。
今回も何度となく曲がり角に遭遇。それも蔵のある・・。
それにはやはり浪漫を感じますし、しっとり和の風景も大好きです。
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