マリラは 「不思議の国」 の 公爵夫人 のように 教訓が好きで、 育ち盛りの子供に何か言って聞かせる時には 教訓で締めくくりをつけなくてはならないと 固く信じているのだった。 【「赤毛のアン」 第8章】 |
「巷(ちまた)に雨の降る如くわが心にも雨が降る」~とはフランスの詩人、ベルレーヌの詩。
この詩を初めて知ったのは、中学生の頃だったでしょうか・・。
“わが心にも雨が降る” なんて、複雑な心情は理解出来ませんでしたが、
ちょっぴり大人になった気がして、なぜかしら誇らしかった事が思い出されます。
さて、今年も、いよいよ梅雨の季節となりましたね。
尤も、今日は雨は降っていませんが・・。
とは言え、爽やかな五月晴れの空とお別れかと思うと少々、憂鬱になります。
今年の5月はお天気に恵まれましたものね。
ところで、つい先日まで庭を席巻していた、
ピンクのローズゼラニウムが今、その花びらを散らしています。
そんな中、
そのゼラニウムの中に
ひっそりと埋もれるように
咲いていた薔薇。
そう、「公爵夫人の薔薇」
と呼んでいた真紅(深紅)
の薔薇です。
色、姿、形。
そして備わった気品。
この薔薇こそ、正統派と
いう気がしてなりません。
雨の宝石が一番似合うの
も、こちらの薔薇ですね。
そうそう、公爵夫人と言えば・・。
「不思議の国」 にも
公爵夫人がいましたね。
一方、散る花あれば、
これから盛りとなる花。
朝顔も咲き始めました。
薔薇とは対極にある花。
梅雨は、とりわけ青い花の似合う季節でもありますね。
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