【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

梅雨空に映える公爵夫人

2017-06-08 17:50:17 | 薔薇の追憶













 マリラは 「不思議の国」 の 公爵夫人 のように
 教訓が好きで、
 育ち盛りの子供に何か言って聞かせる時には 
 教訓で締めくくりをつけなくてはならないと
 固く信じているのだった。        
   【「赤毛のアン」 第8章】 







「巷(ちまた)に雨の降る如くわが心にも雨が降る」~とはフランスの詩人、ベルレーヌの詩。
この詩を初めて知ったのは、中学生の頃だったでしょうか・・。

“わが心にも雨が降る” なんて、複雑な心情は理解出来ませんでしたが、
ちょっぴり大人になった気がして、なぜかしら誇らしかった事が思い出されます。

さて、今年も、いよいよ梅雨の季節となりましたね。
尤も、今日は雨は降っていませんが・・。

とは言え、爽やかな五月晴れの空とお別れかと思うと少々、憂鬱になります。
今年の5月はお天気に恵まれましたものね。

ところで、つい先日まで庭を席巻していた、
ピンクのローズゼラニウムが今、その花びらを散らしています。



  そんな中、
  そのゼラニウムの中に
  ひっそりと埋もれるように
  咲いていた薔薇。

  そう、「公爵夫人の薔薇」
  と呼んでいた真紅(深紅)
  の薔薇です。

  色、姿、形。
  そして備わった気品。
  
  この薔薇こそ、正統派と
  いう気がしてなりません。

  雨の宝石が一番似合うの
  も、こちらの薔薇ですね。

  そうそう、公爵夫人と言えば・・。
  「不思議の国」 にも
  公爵夫人がいましたね。

  一方、散る花あれば、
  これから盛りとなる花。
  朝顔も咲き始めました。

  薔薇とは対極にある花。
  梅雨は、とりわけ青い花の似合う季節でもありますね。









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