【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

灯り、はんなり

2008-12-12 17:10:27 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編


   今日も写真のように、
  ほんのり桜色の空で明けました。
  暖かさに変わりありません。

   日溜まりにいると、年末、お正月を
  通り越して、“もうすぐ春・・?”
  そんな錯覚に陥りそうな陽気です。

   それもその筈・・庭を見回しても
  三色すみれは勿論の事、
  夏からのペチュニアも未だに健在。

   さすがに今は、家の中に入れましたが、
  ハイビスカスも・・。おまけに金魚草まで、咲いているのですもの。
  錯覚も何ら、不思議ではありませんね。

   「この窓が東に向いているので、
  日の出が見られてとても嬉しいのよ。」
   「朝日が、あの長い丘を昇って来て、
  あの尖った樅の木の頂から輝いて出るのを見てると、
  素晴らしいのよ。毎朝、違うのよ。
  あの朝日を浴びると、心まで綺麗に洗われる気がするわ。・・・」
 
                                         【「赤毛のアン」 第33章】

   このアンの言葉、本当にその通りだと、最近とみに感じてもいます。
  毎日、毎朝、朝日を浴びる事への幸せと言うのでしょうか・・。

   そのお陰で、生きる勇気や希望・・感謝といったものまで、
  自然に湧いて来る気がします。

   それに、尖った樅の木や、ロンバルディは空想の中で、
  いつだって作り上げる事が出来ますから。



   さて、今日は本当に久し振り、
  『カフェ「薔薇の詩(ポエム)』 の開店です。

   今日のこの暖かさですから、戸外でも
  平気な位ですが、いくら何でも、12月です
  ものね。それに蝋燭も灯したいですし・・。

   と言う事で、止す事に。(前回は、【こちら】
  それに丁度いい具合に、先日のお土産、
  「しほみ饅頭」 が、ありますもの。

   カップは、今日も土物で。これも多分?
  信楽焼かと。素朴な味わいのある器です。

   土が呼吸しているからでしょうか・・? 珈琲の味まで、まろやかにしてくれるような・・?
  そんな気さえ、して来ます。

   そして、後ろの穴の開いた蝋燭立ては、すっかり忘れていましたが、
  先日の京都で求めたもの。「志野」 です。

   そうそう、今日のタイトルの “はんなり” とは、
  京言葉で、「華がある」 という風に、言われているそうですね。そして・・。


   源氏物語の絵の付いた、鼓の形のランプも
  登場させて。それにしても又々、「和」 ですね。

   折しも今年は、平安遷都1300年。
  ぴったりかも・・? なんて思ったりして。

   そして、いつものティーベル代わりの土鈴。
  今日も土鈴ではなく、真鍮の鈴。

   これは、本来の役目を担(にな)って
  いますので、「リン、リン、リ~~ン」 と、
  高らかに鳴り響きます。

   「薫り高い珈琲が入りましたよ。」 


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