![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/df/f6e2e65c1d5b898d718eb7fea9415942.jpg)
太陽は出ているものの白い空・・という休日の朝。
そう言えば昨夜、休む前に眺めた満月のお月様も朧月でしたっけ・・。(18日が満月)
今日も暖かい朝を迎えました。
さて、タイトルからも分かりますように、
私は今日も音吉達、3人を引きずっています。
繰り返しになりますが、故国を目の前にして、その土さえも
踏めなかった彼らの心情を思いますと、その無念はいかばかりかと思います。
一方、少しばかり冷静になった頭で当時の世界に目を向けて見ますと・・。
19世紀は激動の時代。ヨーロッパ各国の覇権主義が世界を席巻。
奴隷制度、植民地政策、等など・・。とどまる事を知りません。
それは、この 『海嶺』 の中でも垣間見る事が出来ます。
伊勢湾を望む小さな村社会しか知らなかったあの時代、
図らずも世界を知る事になった音吉達・・。(勿論、望んだ事ではありませんが)
そこに運命の力を感じる・・と思うのは、穿(うが)ち過ぎでしょうか・・。
「・・・(略)だからこれには両面からの見方があるわ。
全てこの世の物事には両面があって当然なんだけど」
【「アンの青春」 第28章】
それにしても、上の言葉、上手い表現ですね。
音吉達を助けた、イギリスにしても清国にアヘンを売っています。
マカオで音吉達のめんどうを親身になって見、
一緒に聖書を和訳した、ギュツラフにしても、そのアヘンに深く関わっているのですから。
日本の対応にしても現在の目で見れば、“何と非道な事を・・”
と思いますが、鎖国制度の中ではある意味仕方なかった・・と言えるのかも知れません。
音吉達も、その後広い視野で世界を見た訳ですから、
きっと理解出来たのでは・・と虫の良い? 解釈をしています。
(尤も彼らが、お上に対して恨みを持つのは当然です)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/5c/0e18c0ad8bebe38449779039483a9335.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/51/edb20d1633e19a80a1de5a8143b37c7f.png)
そこはお手のものの私。
古地図など引っ張り出したものですから、
19世紀浪漫に、たっぷり浸っています。
こんな風に、トレーも古地図で。
という訳で、(前置きが長くて遅ればせながら)
『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 の開店です。
アラッ!? 海と言いますと・・久し振りに ジム船長 も思い出してしまいました。
私の中の 「想像の余地」 全開です。
今日もテーブル周りは、青い海の色をイメージして。
カップは 「九谷焼」。季節の椿柄です。
夢の中に入っていくかのような写真ですね
想像の海の中をあっちに、こっちに…
幸せな時間を感じます
こんにちは~! みゅうみゅうさん~☆
いつも温かいコメント、有り難う~!
素敵なコメントも・・。
一時、地図とか帆船の絵・・好きで集めていました~。
大分、処分してしまいましたが・・。
飛行機は速いですけれど、のんびり船の旅・・憧れますね~!
世界地図とろうそくの焔が19世紀へと誘ってくれます。
私もいまだに『海嶺』から醒めていません。長期に及ぶ漂流に耐えた生命力、その後の困難を乗り越えたたくましさ、すごいと思います。
今晩は~! きたあかりさん~☆
いつも温かいコメント、有り難う~。
>私もいまだに『海嶺』から醒めていません。
きたあかりさんも・・?
この『海嶺』、面白かったですよね~。
小説家とは凄いな・・と、尊敬の日々です。
私は今日もブログ記事に。それに古地図の癒やしに何だかほっとし・・。
この色なのでしょうか・・。