【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

白の誘惑

2010-12-26 16:16:56 | リラのお気楽ユメ日記

【そっと小首を傾げ何を想うのでしょう・・】





   冷え込んだ今朝は、
  こんな朝を迎えました。

   オレンジの、
  まるで夕日のような太陽。

   ひょっとしましたら・・
  一面の銀世界・・? 

   ~なんて、ワクワクしながら
  雨戸を繰(く)ったものです。

   起床時の気温は、10.5度。
  連日、最低気温を更新しています。勿論、今季一番の寒さです。



   さて、白への憧れ。
  人間には本能的に
  あるのかも知れませんね。

   雪もそうですし、白い雲、
  白い渚、そして白い肌も・・。

   又、“白い慕情”・・と
  言ったような使い方も。

   そうそう、大昔、“白い少女”
  という映画を観た記憶も・・。

   この形容詞は使えば途端に
  ロマンティックになりますものね。

   白百合に至っては、“しらゆり”
  という言葉の響きも然る事ながら、
  その文字も清楚です。

   そして私は今日も白薔薇に夢中。
  (正確にはバニラ色)

   それにしてもこちらの蕾の薔薇。
  まるでピンクの薔薇ではありませんか・・。

   この薔薇が開花すると冒頭の写真の薔薇に変身・・
  ~なんて、俄かには信じられません。尤もどちらの色も素敵ですが・・。

   そう言えば 「羽衣ジャスミン」 も葡萄酒色の蕾ですのに、
  純白の花を咲かせますものね。     







 


   



   そんなこんなで・・。白のイメージから思い浮かべたのは・・。
  それは、こちらの 「ヘッセ詩集」。
  そもそも最初に求めたきっかけは、この詩に惹かれたから。

   尤も、ヘッセのみならず、ハイネ、
  リルケも白い色、青春のイメージですけれど。

   何だか無性に懐かしくなって書き留めました。
  まだ片想いが一番素晴らしいと思い、恋に恋していた頃の事です。






 【願い】
 無言のうちに多くのことを語っている小さい手を
 差しのべてくださる時、
 私はいつかあなたにたずねました、
 私を愛してくださるか、と。

 私はあなたに、愛してください、とは望みません。
 ただ、あなたがそばにいてくださることを知り、
 あなたが時折り、無言でそっと
 手を差しのべてくださることを望むばかりです。
                      高橋健二訳 「ヘッセ詩集」 より

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