【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

土のにほひ

2010-10-20 16:52:52 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編


   




   今日は、久し振りの曇り空。
  一面、真珠色の空が広がっています。

   従って朝の冷え込みはほとんどありません。暑からず、寒からず。
  10月も後、10日余りですから今年はやはり気温、高めですね。

   




   “・・・ 略 ・・・皿を洗い終えたので、
  清潔ではあるが長い事使われなかったらしい
  黄色くなったテーブル掛けを食器棚から探し出し、
  食卓の用意と、ピーターのお茶の支度にかかった。(中略)
   お茶を沸かし、冷まさずにおくよう、ずらせて掛けて置いた。
  最後の仕上げとして、手入れのしてない古い庭を荒らしまわり、
  大きな鉢に紅薔薇を活けて食卓の中央に置いた。・・・ 略 ・・・”

                                         










     庭に出て花瓶に挿す花を摘んでいましたら、
    なぜか急に “外でお茶” したくなりました。

     となれば、善は急げ。私だけの東屋に直行です。
    ↑ 上の ナンシー よろしくテーブルクロスを掛け、
    さっき摘んだばかりの花を飾り・・。準備、OK。

   となりますと、今回は少々間隔が近いけれど、
  『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、オープンと致しましょう。



   花瓶が土物ですので、
  当然カップも土物にしましたが、
  額が・・。和洋折衷という事で。

   陽光溢れる庭は、憧れの庭。
  南イタリアでしょうか・・。
  兎に角、気分はこんな庭で。

   カップは信楽焼。
  (同じ信楽焼のスプーンは、
  敢えて前面に出して)
  皿は少しだけフリル様です。

   




   「(中略)トランクに
  しまってある、この上なしに気のきいた、気取った、
  うきうきした 通俗小説 でも読む事にしましょう」

                                        以上 【「アンの友達」 10.】

   




   そうですね。私がここで読む本は、相も変わらず A・クリスティーの短編。
  今日の館(やかた)の名前は、沈黙の森サイレントグローブ荘」。素敵な名前。
  さてさて・・ここでどんな事件が起こるのでしょう・・?       

飴色の煌めき

2010-10-19 15:11:11 | 趣味の器(壺)~その他


   





   朝早い時間こそ真珠色の空でしたが、今日も概ね晴れの天気です。
  気温も下がり、ぐんと秋らしくなりました。そう言えば・・。

   雨が降ったら終わり・・と思っていた我家の金木犀の花、
  雨が降らないまま、いつの間にか終わり。

   と言っても街では、まだまだその香りを嗅いだものです。
  しかしながら一時の “空気中の魔法” 状態は、
  どうやら終焉を迎えつつあるようです。

   そんな中、朝一番に見つけたもの。
  全く植えた覚えのない花が又々、ひょっこり出現。(冒頭の写真)

   「ヒマラヤ雪の下」 の大きな葉っぱの中からですから、
  見ようによっては睡蓮のように見えないでもありません。

   ~なんて。
  空気中の魔法はなくなりましたが、土の魔法? は相変わらず健在のようです。
  









   




   さて、こちらの写真。
  英語で 「Japan」 と書けば 「日本」 の事ですが、
  「japan」 と書けば「漆器」 の事だとか。

   秋らしい紅葉した葉っぱの絵付け。季節柄、取り出しました。
  漆器に魅せられて日が浅い私ですが、
  使い込むに従ってその良さを日々実感しています。

   以前にも記したかも知れませんが、この漆器には、
  見た目の美しさも然る事ながら、他にも様々な効力がありますね。

   まず抗菌性が高い事。(調理品が長持ちする)
  吸湿性と同時に熱を伝えにくい、耐久性が高い等など・・。

   そして、この皿1枚作るにもどれだけの手間がかかっている事か・・。
  その結果がこの光沢。それに日本独自の伝統美も。

   こんな器で食事を頂けるなんて日本人冥利に尽きますね。
  さあ、どんな料理を載せましょうか・・。   

蜂蜜色の午後のお茶

2010-10-18 16:36:16 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編




   連日の秋晴れが続きます。
  起床時の空も毎日のように変わり、
  ワクワク感増大。

   それにしても、
  (一昨日も記しましたが)
  相変わらず朝晩の気温との落差。

   1日のうちで夏と晩秋が、
  同居しているようです。

   





   
“その晩は 寒く
  秋らしかった

  海では太陽の沈んだ所が火のように赤くなっており、
  その上の凍ったように澄んだサフラン色の空には
  黒紫色の雲が折り重なっていた。
   カリュー家の下の川は鉛色であり、
  その向こうに海が暗く物思いに沈んで横たわっていた。・・略・・”

                                       【「アンをめぐる人々」 10.】











     さて、久し振りの 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、オープンです。
    それこそ、珈琲は毎日頂いていますが、外出が多くなりますと、
    テーブル周りをコーディネイトする余裕はありません。

     同じカップで、そそくさと頂くだけという何とも味気ないものに。
    という訳で今日のタイトルでもある、
    「蜂蜜色の午後のお茶」 タイムと致しましょう。

   因みに 『アンの世界』 では夏の日の午後は、「黄色」。
  秋は 「蜂蜜色」、冬は 「薔薇色」 なんだそうですよ。
  季節を色で例えるなんて素敵ですね。



   蜂蜜色の午後でしたら、
  当然、蜂蜜色の珈琲カップで・・
  と行きたい処ですが、
  敢えて白を基調に。

   前述のように日中はかなり
  暑くなりますから、
  爽やかさと癒やしを求めて。

   癒やしと言えば、
  淡い色調が特徴でもある、
  マリー・ローランサンの絵と共に。

   この額、実は絵も額も全て陶製なのです。
  カップは、「ソニア・リキエル」。
  マーガレットの絵でしょうか、割と気に入っています。

   そうそう、花器にも注目。
  先日、ポプリを入れていたものと同型です。

   こちらは 「カメイ・クリスタル」。
  今日は、本来の使い方をしてみました。セージと日々草を入れて。   

蜂蜜色に染まる径

2010-10-16 19:31:31 | 路傍の花~道草




   こんなピンクの空で明けた今朝。
  その後、鉛色の鱗雲に。
  それは時間の経過と共に変遷。

   一面の真珠色になったと思えば、
  青と白の斑(まだら)に、
  かと思えば洗濯板のような雲・・。

   勿論、日中は秋晴れです。
  気温も上昇。動くと汗ばむ陽気に。

   それにしても、
  朝晩と日中の気温差の激しいこと!
  どうやら7、8度はありそうです。

   そんな空の下、
  今日も外出。(自転車)
  
   (いつもの事ながら)
  ついつい空に
  見惚(と)れてしまう私がいます。
  
   秋空の下の自転車・・
  特に往路は下りですので、
  スイスイ~。

   その気持ちの爽快感と
  言いましたら・・。

   
【路辺に咲く小さな小さな野の花】

【「嫁菜(ヨメナ)」】

【「水引草(ミズヒキソウ)」】


   蜂蜜色 の秋の日射しがエイベル・ブレア爺さんの戸口の周りの、
  真紅や琥珀色の楓に燦々と注がれていた。・・・略・・・”

                                             【「アンの友達」 3.】

   さて、久し振りに道草です。
  我が家の庭では、まだまだ夏も同居していますので、
  季節感が疎(うと)くなっていましたが、野原はすっかり秋色、蜂蜜色です。

   まるで 『アンの世界』 ではありませんか。
  そこかしこに紫色やピンク、白、黄色の絨毯が・・。
  
   そう、紫色は 「紫苑」、黄色は 「秋の麒麟草」 ですものね。
  「想像の余地」、今日も全開です。


 
    


     明日(17日)は又々、お休みします。
    勝手を申しますが、どうぞよろしくお願い致します。

                       

寂寥の秋

2010-10-14 18:16:18 | ハーブと香り雑学


   今日は、パステル調の
  こんな優しい空で明けました。
  その後、秋らしい鱗雲。

   昨日などは日中に至っては、
  汗ばむ陽気でしたが、
  今日は違います。

   ただ天気予報によれば、10月は
  全般的に暖かく推移するとか。

   大好きな秋ですが、
  今年の秋は、やはり短そうです。

【セージの咲く庭】




 



   さて、昨日もお伝えしましたが、
  紫や青の朝顔が咲けば、セージは
  切ったすぐその後から花芽が付くと
  思える程、今盛んです。

   思えばこのセージ、5月頃から咲いて
  いましたので花期、随分長いですね。

   セージにとっては今の、
  この季節が最盛期なのでしょうか。

   こぞって咲き、勢い良く咲いている
  これら小さな花・・それなのに・・。
  
   その可憐な容姿のせいでしょうか・・。
  寂寥感は否めません。

   いつもの年より気温が高いとは
  言え、やはり秋だからなのでしょうね。
  
   セージより大きな花の
  朝顔にしても、そうですもの。

   ところで。
  今年こそ、このセージを
  収穫する事に致しましょう。

   つい先日も記したばかりですが、お茶にしてもその効果は申し分ありませんから。
  6月に採ってお茶にしたドクダミは後、数束で終わりです。

   尤も収穫が梅雨という季節柄、カビさせてしまい、捨てたものも多数です。
  空気が乾燥している秋の収穫でしたなら、そんな事はありませんね。


 
    


     明日(15日)は、更新出来ないかも知れません。
    その節は、どうぞよろしくお願い致します。

                       

夏のアルバム

2010-10-13 15:11:55 | 煌きの硝子(ランプ含む)


   秋晴れが続きます。気温は高め。
  でも、そのお陰で窓を開けていますので
  居ながらにして金木犀の香りに
  包まれています。

   と言ってもこの金木犀も次の雨では、
  いよいよ終焉を迎えるでしょう。
  残されているのは後、僅かの時間。

   ところで暦上の季節は、
  瞬く間に老いて行きます。
  1週間の早いこと!

   しかしながら体感上の季節は、
  いつまでも居座ったまま。

   特に最近顕著なのが、
  この季節になっての夏の花の揃い踏み。
  朝顔がハイビスカスが・・。

   朝顔に至っては夏の朝の唯一の
  “涼” でしたので誤算に他なりません。

   でも朝顔にしてみれば、この夏のとんでもない暑さこそ、
  誤算だったのかも知れませんね。

   「・・・もみの枯葉の匂いって確かに素敵ね。
  あたし、クッションを作って、樅の葉を詰めようと思うわ。
  あんたも一つ作ったらいいわ、アン」
   「そうするわ・・・そして昼寝の時にするわ。
  そうしたらきっと、あたし、木の精か、
  森の精になった夢を見るでしょうよ。(中略)」

                                        【「アンの青春」 第6章】

   さて今日の写真。
  今年の薔薇と、
  ハイビスカスのポプリです。

   樅の木の枯葉の匂いは、
  生憎、存じませんが、
  ラベンダー等ハーブの葉は、
  乾かせば、クッションに利用
  出来ますね。

   そうそう、カテゴリー。
  ダブってしまい、いつも迷う
  処ですが、今日は硝子に。

   特に左の器は、ちょっぴりアンティークで、お気に入りです。
  手作りで重厚感があります。(昭和初期)
  
   ポプリを入れましたので蓋がありますが、
  本来はこの器のものではありません。(本体が割れてしまった別のもの)

   この硝子の器、蝋燭を立ててもいいですし、
  少々、大き過ぎるかも知れませんが、勿論、デザートも。
  
   セージの入っている花瓶は、「Adam & Eve」。
  右はイタリー製。既に、こちらのブログには登場済みです。 

日のにほひ

2010-10-12 16:10:16 | レトロ(素敵)な空間~散策


   いつの間にか10月も半ば・・。
  暑からず、寒からず・・。

   いいえ、日中は汗ばむ程の陽気。
  でも、いい気候。
  
   汗ばんだ身体もちょっと陰に
  入れば一気に引き・・。

   春とは違う秋ならではの
  心地良さでしょう。

   見上げた空には、
  ぽっかり浮かぶ白い雲。

   様々な形に姿を変え、
  思わず見惚(と)れ。
  時間を忘れます。

   せせらぎの音。
  川辺に秋桜の群生。舞う蝶。

   そしてお彼岸を過ぎて久しいのに、
  今年はまだまだ元気な曼珠沙華です。




【「萩」 の群生】


   ・・・ 略 ・・・「 空気の中に魔法がこもっているわ。ご覧なさいな! 
  谷間の畑の窪みが 紫色 に見えるじゃないの、ダイアナ。
  そしてまあ、樅の枯葉の匂いを嗅いでご覧なさいな! (中略)
  このような日に生きるものは幸いなるかな。
  されど樅の枯葉の香を楽しむはまさに天国なり。(中略)」

                                          【「アンの青春」 第6章】

   今日は、アンよろしく
  近所の友人を誘って探検? です。
  お昼は簡単におにぎりを持って。   

   こちらには 「樅」 こそありませんが
  「金木犀」 は一般家庭どころか
  至る所に植えられています。
  こんな所にまで・・と思う程。

   従って今の季節は上のアンの
  言葉ではありませんが、まさに
  空気の中に魔法がこもっています。

   そして谷の窪みには、萩の花。
  ここにも若干違いますが、『アンの世界』 が広がっているではありませんか。

   少々、こじつけ気味ではありますが、『アンの世界』? を満喫して来ました。
  (『アンの世界』 の紫色は、「紫苑」。こちらは「萩」)



     

小さな隣人たち

2010-10-10 19:13:55 | 四季のスケッチ



【雨の宝石を纏って】

   昨日の雨は、
  起床時には上がりました。

   天気予報では午前中は雨・・
  との事でしたので上がってホッ。

   本来なら室内と戸外との優劣に
  悩む処ですが、“朝から晴れ”
  ですと悩む事はありませんものね。

   予定通り出掛けて来ました。
  雨が上がってくれれば、
  それはもう有り難くて。

   これも定番の空気は、ピカピカ光っていますし、
  雨粒の宝石を纏った草花は、いつもより数段輝いていますから。





   “・・・ 略 ・・・庭は右手にあり、昔風の花が乱雑な中にも
  一種の美しさを漂わせて一面に咲いている、
  野趣に富んだ場所だった。
   私が 薄荷 の床を踏んで行くと、その香りが何か不思議な、
  神聖な、おごそかな儀式ののように漂って来た。
  私は言うに言われぬ幸福と祝福を感じた。”

                                          【「アンをめぐる人々」 7.】

   窓を開けていますと、一面に芳香を漂わせている金木犀。
  ↑ 上の描写、薄荷と金木犀を入れ替えれば、ピッタリ・・
  
   ~なんて一人悦に入っています。
  その金木犀、まだまだ雨で落ちる事はなく、健在。ここでも、ホッ。
   
   ところで今は街全体が金木犀の香りで一杯です。
  まさに 「香料の生える街」。

   そうそう冒頭の写真。
  今朝も蝶を初め、小さな来客がひっきりなしです。今日は蜂も。

   朝のテレビでやっていましたが、
  最近、日本の秋の風物詩である 「赤蜻蛉」 が、
  その数をぐっと減らしているそうですね。
  
   そう言えば私も今年は、赤蜻蛉見ていません。
  他の蜻蛉は、それこそ沢山見たのですが・・。

   温暖化だけではなく、減反で田圃が減った事も原因のようです。
  又、農薬の種類によってもその差は歴然としているとか。
  
   原因が分かった今、何とか増えて欲しいですね。
  日本の秋を失うなんて嫌ですもの。
  
   「悪(あ)しき隣人」 は困りますが、
  赤蜻蛉のような 「小さな隣人」 は、大歓迎です。

 ※ 昨日もお伝えしましたように、明日(11日)は、ブログお休みさせて頂きます。  

薔薇の雨音

2010-10-09 15:17:57 | 心の宝石箱


     こちらは雨の週末となりました。
    晴れたら出掛けようと思っていましたが、
    昨日の時点で取りやめに。
    
     今日の雨は、ハッキリ分かっていましたから。
    明日も外出を考えていますが、お天気は微妙です。

     さて、こんな雨の日。
    雨音をバックミュージックに読書っていうのもいいですね。

     尤も昔から 「晴耕雨読」 は、雨の日の定番ですけれど。
    折しも今は薔薇が咲いていますから、
    その雨は薔薇の雨、音は薔薇の雨音・・~なんて。

     “・・・ 略 ・・・1冊は薔薇の花園さながらだった ――
     大層楽しいが、少し甘過ぎる。
    もう1冊は山の松林を思わせた ――
    ピリッとした香気に満ちている ―― この本は大好きだ。
    しかし絶望に襲われた。あまりにも美しく書いてあるからだ ――”

                                       【「エミリーはのぼる」 第2章】
     
   そして本格的な読書に
  ちょっぴり飽きた時・・。
    
   大好きな英国の、
  それも挿絵たっぷりのこんな本を
  無造作にパラパラめくるのも
  楽しいものです。

   ス~ッと肩の力が
  抜ける気がして。

   例えば、こちらの
  『四季の英国紅茶』 には月ごとの
  季節の描写や、その月に相応しい紅茶の銘柄などが添えられていて。
  因みに10月の項を覗いてみますと・・。
      
ロンドンの 「リッツホテル」 の
アフタヌーン・ティーには、ティー・ダンスの時間がある。
恐らくいくつかのホテルでは、
ティー・ダンスは今でもあるに違いない。

これはヴィクトリア朝時代からの習慣で、
オクスフォードでも夏の午後は、
ティー・ダンスがあった。(中略)
ダンスそのものは珍しくも何ともないが、
午後のティー・タイムにこういう優雅な時間の
楽しみ方があるのは、やはり伝統の違いなのだろう。(中略)


   そうそう、お部屋の中に秋を演出するためにも工夫が・・。
  紅葉(モミジ)の葉をマントルピースやテーブルの上に置く・・。
  さり気なくでしょうね。きっと。
  
   その紅葉の落葉の中で極上の紅茶(ウバ茶)を頂くのだとか。
  確かに優雅ですね。溜息ものです。




   
     明日(10日)は、更新するつもりですが、
    (出来なかった場合は、申し訳ありません)
    明後日(11日)は、お休みします。
    勝手を申しますが、どうぞよろしくお願い致します。

                     

紫の焔

2010-10-08 15:55:15 | ハーブと香り雑学




   起床時の空は何もない空。
  今日も秋晴れです。

   ただ、夜には雨・・との事ですが、
  今の処、その気配はありません。

   とは言え、湿気を含んだ
  南風がやけに強いのが、その
  前兆と言えないでもありません。

   「明日は鰯雲の他、
  羊雲も見られるかも知れません」
  ~とは、昨夕の気象ニュースから。

   「羊雲」 とは、「鰯雲」 や 「鯖雲」
  より大きい、羊のような丸っこい雲が
  群れを成して空に浮かぶのだとか。

   そのせいか、今日は
  余計に空が気になってなりません。

   おまけに階下から見上げる空と
  二階とでは違って見える気がして。
  一体、何度往復した事でしょう。

   さて、今日の写真。
  以前から、もう長い事咲いているセージやサルビアを初め、
  最近(それでも1ヶ月近くになるかも知れません)開花した、
  「アメジストセージ」 など今、紫色の花が元気です。

   こちらの 「サルビア」 は、公園などに植えられている昔からのもの。
  「アメジストセージ」(別名「メキシカンセージ」)も、
  セージという名前こそ付いていますが、サルビア同様、観賞用です。

   最近、巷で良く目にする赤い花の咲く 「チェリーセージ」 や
  「パイナップルセージ」 も同様で、食用にはなりません。

   一般的に 「セージ」 と言われているのは、
  「コモンセージ」、「ガーデンセージ」、あるいは 「薬用サルビア」(和名)。
  しかしながらあくまでも別名です。

   




   “・・・ 略 ・・・アンの方はジャネットを慰めようと、
  生姜入り の熱いお茶を入れた。
  あとになって、生姜でなく、胡椒を使った事に気が付いたが、
  ジャネットにはその違いが分からずに済んだ。”

                                       【「アンの愛情」 第34章】

   




   ↑ 思わず、クスリと笑ってしまうようなお話ですね。
  かくいう私も毎朝、紅茶、あるいはルイボスティーに、
  生姜を入れて飲み始めて、何年になるでしょう。

   その上、今年の春からは庭のセージやオレガノ、ローズマリー、
  レモンバーム、ヨモギ等など・・加えるようになりました。(紅茶ポット600ml)

   その効果はてきめん。すこぶる調子がいいのです。
  言うまでもなく例年以上の猛暑でしたが、
  夏バテもせず食欲不振もありません。(これは少々、困りものですが)

   おまけに増え過ぎるハーブの整理にもなって一石二鳥。
  毎日というのが、いいのかも知れませんね。












   




   今日の空の変遷です。
  羊雲は、とうとう確認出来ませんでした。
  
   強いて言えば2枚目の写真。
  雲間がもう少し離れ・・空一面に群れを成していたならば・・残念です。