


秋晴れとなりました。
おまけに起床時には一面霧に
覆われるという幻想的な光景も。
開け放った窓からは、
金木犀の心地良い香りが・・。
ところで昨夕には、日本人2人の
ノーベル化学賞受賞という、
久々の嬉しいニュースが
列島を駆け周りましたね。
「資源なき日本・・頭脳しかない」
昨今の資源を巡る、隣国の理不尽な振る舞いを見るにつけ、
鈴木章氏のこの言葉が、こんなに重く響いた事はありません。
又、根岸英一氏は、「50年前からの夢・・」 とも。
研究の地道な努力が光ります。
さて、連日薔薇の事をお伝えしていますが、昨日の蕾の薔薇が開花しました。
写真ではちょっと分かりませんが、こちらは赤は赤でも深紅。
先日の薔薇、リラ版「公爵夫人の薔薇」 とは種類も違いますので、
さしずめ 「深紅のドレスを纏(まと)った貴婦人」 でしょうか。
いいえ、ちょっと長いですね。「深紅の淑女」 と致しましょう。 ~なんて。
「・・・ 略 ・・・ずっと向こうの方には 薔薇 もあるんだよ――
花の咲くのに合わせた古い歌に似合う古風な薔薇の花なんだ。
可愛いエミリーよ、
君の白い胸に当てるのに十分の白さを持った薔薇だよ。
その柔らかな、雲のような君の髪の毛に挿すのに
恥ずかしくない 紅い薔薇 だ。(中略)」
【「エミリーの求めるもの」 第9章2.】
活きた薔薇を胸に飾ったり、髪に挿したり・・。
日本ではこんな習慣、あまりありませんが、こんな楽しみ方も素敵ですね。