だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

あなたの棺おけリストは?

2008-04-10 21:14:37 | 映画
もし、自分の余命がわかったら…。残された時間で何がしたいか、何ができるか、考えたことがありますか?今年も桜の季節は(自分の近所では)終わりましたが、後何回見ることができるでしょう。

イザベル・コヘット監督の「死ぬまでにしたい10のこと」(03)では、わずか23歳のアン(サラ・ポーリー)が余命2ヶ月と宣告され、題名の10をリストにして実行して行くお話。実に静かで穏やかな映画でした。それゆえ、見終わった後の感動はずんと心に深く浸み込みました。

ロブ・ライナー監督の最新作「最高の人生の見つけ方」(07)も、残された余命の生き方の映画。しかし!今度は、大いに笑っていただきます。主人公は自動車整備工として46年間、まじめに働いてきたカーター・チェンバース(モーガン・フリーマン)。そして大金持ちの実業家、エドワード・コール(ジャック・ニコルソン)。

出会うはずのない2人が、出会ったのは病院。同室の隣同士のベッドに並んで、初めは悪態をついていた2人に下された病名は、末期ガン。余命6ヶ月。普通なら落ち込んだり、悲しんだり、苦しんだり…

でも2人は違います。今までの人生でやりたかったけど、できなかったことをリストにします。それはカーターが学生の時、哲学の教授が言っていた“棺おけリスト(原題のバケットリスト)”のこと。若い頃は意味を持たないことでも、今はリアル!2人が書いたそのリストとは?

1「スカイダイビング」 2「世界一の美女にキスをする」 3「泣くほど笑う」 4「見ず知らずの人に親切にする」 5「荘厳な景色を見る」 6「入れ墨をする」 7「ピラミッドを見る」 8「香港に行く」 9「ライオン狩りに行く」などなど。

お金には困らないけど見舞客は秘書だけのエドワードと、家族の反対を押してエドワードと旅に出かける決心をするカーター。人生の終わりに、後悔を残さないため世界を駆け巡る冒険旅行に出る2人。大いに笑って、感動して、最高の人生を見つけるための旅行へ。

まだまだ遅くない!でも、2人の前に待ち構えていたものは?アカデミー賞受賞俳優2人と、ロブ・ライナー監督のトリオが描く人生物語。この映画を見て自分の人生を見つめ直せるかも。まだまだ遅くないぞ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする