だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

6人のボブ・ディラン

2008-04-04 22:03:48 | 映画
2003年の「ボブ・ディランの頭のなか」を見逃していました。TSUTAYAに行かねば…。私は、かつてのような音楽ファンではなくなりましたが、人生には音楽が必要と考える1人です。人それぞれに好きな音楽、好きなジャンル、好きな歌手、好きな音楽家がいるでしょう。

映画ファンとして、映画には音楽が欠かせないと思っているし、無声映画にも音楽はありました。音楽家の人生を描いた映画や、若くして亡くなった音楽人の映画もたくさんあります。冒頭のボブ・ディランを描いた、画期的な映画が公開です。

アイム・ノット・ゼア」(07)は、「SAFE」(95)「ベルベット・ゴールドマイン」(98)「エデンより彼方に」(02)のトッド・ヘインズ監督、5年ぶりの新作です。この映画で描かれるのは、日本でも人気のボブ・ディラン。1941年5月24日ミネソタ州デュールス生まれ。音楽だけでなく、「ビリー・ザ・キッド/21才の生涯」(73)や「ボブ・ディランの頭のなか」など映画出演も多数。

ボブ・ディランには、6つの顔があります。“詩人” “無法者” “映画スター” “革命家” “放浪者” “ロックスター”。2007年にデビュー45周年のボブ・ディランの人生を、多面的に描こうとしたトッド監督。集まった俳優の素晴らしいこと!

“詩人”を演じる、ベン・ウィショー。“無法者”を演じる、リチャード・ギア。“映画スター”を演じる、ヒース・レジャー。“革命家”を演じる、クリスチャン・ベイル。“放浪者”を演じる、マーカス・カール・フランクリン。“ロックスター”を演じる、ケイト・ブランシェット。すごい!こんなユニークなキャスティング、見たことない!

ベン・ウィショーは「パフューム ある人殺しの物語」(06)で、ジャン=バティスト・グルヌイユを演じたイギリス人。←お気に入り。マーカス・カール・フランクリンは、ブロードウェイやTVなどで活躍している黒人子役俳優。他の5人はご存知として、唯一、ケイト・ブランシェットが女優であることにも注目!

ケイトは今年のアカデミー賞で、「エリザベス:ゴールデン・エイジ」で主演女優賞に、「アイム・ノット・ゼア」で助演女優賞にノミネートされる快挙を遂げました。残念ながら、受賞は逃しましたが…。話題満載のこの映画、見逃してはいけません!最後に一言、ヒースのばか!(なんで死んじゃったの…)
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする