だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

異色のギアさま

2008-04-06 22:45:39 | 映画
誤解のないようにお願いしたいのですが、なぜか革命に惹かれる私。1789年7月14日、バスティーユ襲撃から始まったフランス革命。1917年に起きた“2月革命”と“10月革命”と呼ばれる2つのロシア革命。1960年代後半から1970年代前半まで続いた、中国の文化大革命。

フランスはまだですが、ロシア(モスクワとサンクトペテルブルク)と中国(北京)には行きました。単に観光ではありますが、内心は革命の現場を見る気分でした。世界中にはまだまだたくさんの革命、内乱、紛争、戦争が絶えません。

フランス革命を描いた映画には、「ベルサイユのばら」(79)や「マリー・アントワネット」(06)など。ロシア革命を描いたものには「ニコライとアレクサンドラ」(71)や「ロマノフ王朝の最期」(81)など。文革を描いたものには、「ラストエンペラー」(87)や「さらば、わが愛/覇王別姫」(93)など。これらはごくごく一部。

他にお気に入りの映画の中には、「キリング・フィールド」(84)「サルバドル/遥かなる日々」(86)「ウェルカム・トゥ・サラエボ」(97)「ホテル・ルワンダ」(04)などなど、数え切れません。最近は戦争というより、紛争を描いた映画が多くなっています。

ハンティング・パーティ」(07)は、ボスニア紛争から5年後の2000年。サラエボで行われる記念式典にやって来た、元戦場カメラマンのダック(テレンス・ハワード)の前に戦友とも言える、サイモン・ハント(リチャード・ギア)が現れます。サイモンは元相棒。戦場リポーターとして頂点に立ちながら、ある時突然失踪。

NYで成功したダックに対し、サイモンはさらに危険な地域を渡り歩き、以前とは様子が違っていました。そして信じられないような“ネタ”をダックに告げます。500万ドルの賞金がかかった、重要戦争犯罪人フォックスの居所を知っていると!国連、NATO、CIAが探すことのできないその男は、民族浄化の名目で大虐殺を行ったのです。

再び組むことになった、サイモンとダック。それに野心家の新米TVプロデューサー、ベン(ジェシー・アイゼンバーグ)も加わり、スクープ求めて3人は突き進むのです!実はこの物語は、実話。戦争犯罪人のカラジッチを追う5人のジャーナリストの体験が、元になっているそうです。

監督・脚本は、リチャード・シェパード。ダイアン・クルーガーも裏社会の情報屋マルヤナ役で共演。今までとは一味違う役どころに挑戦の俳優たちの演技が、すごく楽しみです!
コメント
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