映画では、自分の好きなものを自分で作る…というシチュエーションが、よくあります。ジョン・ヒューストンは「天地創造」(65)で、巨大な箱舟を作りました。これは旧約聖書の中のお話、“ノアの箱舟”ではありますが…。
アンソニー・ホプキンスは、「世界最速のインディアン」(05)で1920年型インディアン・スカウト(バイク)を改造し続けます。ビリー・ボブ・ソーントンは「庭から昇ったロケット雲」(07)で、宇宙ロケットを作り、宇宙へ飛び立ちました。
宇宙ロケットもすごいですが、潜水艦を作っちゃったおじさんがいます!「ピリペンコさんの手づくり潜水艦」(06)、ドイツのドキュメンタリー映画です。監督はヤン・ヒンリック・ドレーフスとレネー・ハルダーの2人。
ウクライナの小さな村エヴゲイニフカに住む、ウラジミール・ピリペンコさん。現役時代には、集団農場でクレーン車の運転手をしていました。62歳になったピリペンコさんは、村のみんなと同じごく普通の家庭人として暮らしていました。
ピリペンコさんには夢がありました。30年の年月とクズ鉄の山、古いスペアパーツを使って潜水艦を作ること。奥さんのアーニャ・ミハイロヴナ・ピリペンコさんや村人たちにいろいろ言われながらも、コツコツコツコツ…。
試行錯誤を繰り返し、どうにかこうにか“かたち”になって来ました。ウクライナの草原に誕生した“それ”を、試しに村にある沼に持って行くと、おおっ!潜水可能ではありませんか!しかしまだまだ、満足しないピリペンコさん。
彼の夢は、400キロ離れた黒海で潜水すること。製作した潜水艦の姿は、フォルクスワーゲンのビートルと空飛ぶ円盤のよう~。手作り感、満載!楽し~。ピリペンコさんは技術者ではないので、製作は見よう見真似。
ただし参考にしたのは、70年代に見た雑誌“水中スポーツマン”の記事だったそうな。忙しい、忙しいとせわしない日本人には、かなり無理なお話。一時“スローライフ”なんて言葉が流行りましたが、貴方なら30年かけてなに作ります?
なに?もう間に合わない…?確かに。そんな方にこそ、この映画でのんびり、ほんわかしませんか?
アンソニー・ホプキンスは、「世界最速のインディアン」(05)で1920年型インディアン・スカウト(バイク)を改造し続けます。ビリー・ボブ・ソーントンは「庭から昇ったロケット雲」(07)で、宇宙ロケットを作り、宇宙へ飛び立ちました。
宇宙ロケットもすごいですが、潜水艦を作っちゃったおじさんがいます!「ピリペンコさんの手づくり潜水艦」(06)、ドイツのドキュメンタリー映画です。監督はヤン・ヒンリック・ドレーフスとレネー・ハルダーの2人。
ウクライナの小さな村エヴゲイニフカに住む、ウラジミール・ピリペンコさん。現役時代には、集団農場でクレーン車の運転手をしていました。62歳になったピリペンコさんは、村のみんなと同じごく普通の家庭人として暮らしていました。
ピリペンコさんには夢がありました。30年の年月とクズ鉄の山、古いスペアパーツを使って潜水艦を作ること。奥さんのアーニャ・ミハイロヴナ・ピリペンコさんや村人たちにいろいろ言われながらも、コツコツコツコツ…。
試行錯誤を繰り返し、どうにかこうにか“かたち”になって来ました。ウクライナの草原に誕生した“それ”を、試しに村にある沼に持って行くと、おおっ!潜水可能ではありませんか!しかしまだまだ、満足しないピリペンコさん。
彼の夢は、400キロ離れた黒海で潜水すること。製作した潜水艦の姿は、フォルクスワーゲンのビートルと空飛ぶ円盤のよう~。手作り感、満載!楽し~。ピリペンコさんは技術者ではないので、製作は見よう見真似。
ただし参考にしたのは、70年代に見た雑誌“水中スポーツマン”の記事だったそうな。忙しい、忙しいとせわしない日本人には、かなり無理なお話。一時“スローライフ”なんて言葉が流行りましたが、貴方なら30年かけてなに作ります?
なに?もう間に合わない…?確かに。そんな方にこそ、この映画でのんびり、ほんわかしませんか?