だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ティンカー、テイラー、ソルジャー、プアマン

2012-03-16 13:01:21 | 映画
ジョン・ル・カレは、1931年10月19日イングランド、ドーセット出身の小説家。名前からするとフランス人かと思ってしまいますが…。あのイートン校で、1956~58年に教鞭を取っていました。

その後、外務省に入り“MI6”に所属。おおっ、ジェームズ・ボンド!主に西ドイツで外交官として働きながら、経験を元に小説を書き始めます。29歳の時、『死者にかかってきた電話』(61)でデビュー。

映画になった作品には、「寒い国から帰ったスパイ」(65)「恐怖との遭遇」(67未/原作は『死者にかかってきた電話』)「鏡の国の戦争」(68)「リトル・ドラマー・ガール」(84)「ロシア・ハウス」(90)

「高貴なる殺人」(91/TVM)「テイラー・オブ・パナマ」(01)「ナイロビの蜂」(05)があります。ル・カレの作品は自身がMI6だったせいもあり、派手なアクションなどはなくリアルな重厚さが素晴らしい!

そして久々に、真のスパイ映画を楽しむチャンスがやって来ます。『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』(74)を映画化した、「裏切りのサーカス」(11)です。監督は、トーマス・アルフレッドソン。

スウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」(08)の監督ですね。2作目になります。1980年代、東西冷戦下で英国対外諜報組織MI6とソ連KGBは、壮絶な情報戦を繰り広げていました。

英国諜報部は“サーカス”と呼ばれ、引退した老スパイのジョージ・スマイリー(ゲイリー・オールドマン)にある依頼が。それは“サーカス”内に潜むソ連のスパイ“モグラ”を捜し出し始末すること。

20年も組織の幹部に居座っていたのは、いったい誰だったのか…?標的はコードネーム、ティンカー:鍵師(トビー・ジョーンズ)、テイラー:仕立屋(コリン・ファース)、ソルジャー:兵士(キアラン・ハインズ)

プアマン:貧者(デヴィッド・デンシック)の4人。う~む、それだけでもワクワクするのに、ベネディクト・カンバーバッチが出てる!!1976年7月19日ロンドン出身の彼は、TV「SHERLOCK」(10)に主演。

「アメイジング・グレイス」(06)のウィリアム・ピット役も素敵でした。「戦火の馬」にも出演。楽しみ!他に、ジョン・ハート、トム・ハーディ、マーク・ストロングも。こんなスパイ映画が見たかったの!
コメント (3)
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