だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

美しいミラの顔

2012-03-21 21:27:11 | 映画
通りで挨拶されたのに、誰だったか思い出せない…そんな経験はありませんか?どこかで見た顔なんだけど、う~む誰だったけ?とか…。経験あります。後で思い出したりするんですけど。あはは。

この場合、単なる物忘れだったり。それなら良いんですが(良くないけど…)、“相貌失認”(そうぼうしつにん)という病気があるのをご存知ですか?知りませんでした。聞いたこともない病名ですものね。

かつてクリストファー・ノーラン監督の「メメント」(00)では、“前向性健忘”(発症以前の記憶はあるんだそうです)となってしまった主人公レナード(ガイ・ピアース)の苦悩を描いていました。

10分間しか記憶が保てないという恐怖。レナードは侵入者に妻をレイプ、殺害されるのを目撃したショックから病気になるのですが、ポラロイド写真にメモし、体にタトゥーを入れ犯人の手掛かりを追います。

しかし冒頭の“相貌失認”は顔の認識ができないのですから、困ります。ジュリアン・マニャ監督「フェイシズ」(11)は、人の顔や表情を判別できない障害の一種。誰の顔かわからないのですね。うむ。

NYのイーストサイドでは、女性ばかりを狙った5件の殺人事件が続発していました。殺害し、レイプし、泣く。シリアルキラーのあだ名は、“涙のジャック”。そして6件目の事件が起こります。

小学校の教師アンナ・マーチャント(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、恋人ブライス(マイケル・シャンクス)と結婚間近の順調な毎日を送っていました。そんなアンナは、親友たちとバーに飲みに行きます。

その帰り道。“涙のジャック”が被害者を惨殺するところを目撃。追いつめられたアンナは、ナイフで切り付けられ川に落ちてしまいます。なんとか、一命を取り留めたアンナ。

1週間後、病院で目覚めたアンナはショックで人の顔が判別できない、相貌失認になってしまうのでした。担当刑事のケレスト(ジュリアン・マクマホン)、プロファイラーのラニヨン(デヴィッド・アトラクチ)

そして医師のランゲンカンプ(マリアンヌ・フェイスフル)の力で、必死に記憶を呼び起こそうとします。果たして?犯人が隣にいてもわからないなんて!怖すぎる!それにしてもオールバックのミラ、美し過ぎ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする