だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

クリムトの名画の返還

2015-10-09 21:02:07 | 映画
ジョージ・クルーニー脚本、監督「ミケランジェロ・プロジェクト」(13)は、第2次世界大戦時に実際にあったナチスからの美術品奪還を描いています。もうすぐ公開、わくわく。

でも実際に略奪され、破壊され、焼かれた作品もあったでしょう。そう思うと心が痛みます。「マリリン 7日間の恋」(11)のイギリス人監督、サイモン・カーティス最新作…

黄金のアデーレ 名画の帰還」(15)でも、ナチスに没収された名画が登場します。ポスターの素晴らしい作品は、グスタフ・クリムトの『アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ』。

1907年に完成した作品は、絵のモデルとなったアデーレ本人から、オーストリア・ギャラリーに寄贈するよう遺言(1925年死去)されます。しかし、ナチスによって没収されます。

1998年のロサンゼルス。82歳のマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)は、1人で小さなブティックを経営していました。ある日、姉のルイーゼが亡くなったことが分かります。

さらに、ユダヤ人のルイーゼが故郷のオーストリア政府に、ナチスに没収された絵画の返還を求めようとしていたことを知るのです。姉の遺志を継ぐと決死するマリア。

友人の息子で、新米弁護士のランディ・シェーンベルク(ライアン・レイノルズ)の助けを借り、オーストリア政府に絵画の返還を求め、訴訟を起こすことになります。

ベルベデーレ美術館が所蔵するクリムトの名画のモデルは、マリアの伯母アデーレ。ウィーンに着き、かつての自分の家の前に佇むその時、1人の男が声を掛けて来ます。

ジャーナリストのフベルトゥス・チェルニン(ダニエル・ブリュール)は、2人の手伝いたいと言います、果たして、マリアたちの運命は?ランディの妻パムに、ケイティ・ホームズ共演。

2006年オーストリア法廷は所有権を認め、アメリカのマリアに返還。6月エスティ・ローダー社ロナルド・ローダー社長に売却、NYノイエ・ギャラリーで展示。映画も必見!
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