だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

独裁者と孫は、海を目指す

2015-10-28 20:32:15 | 映画
いつもハリウッドの映画を中心に見ているのですが、英語圏の作品の他にも世界には素晴らしい映画がたくさん。フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、中国、インド、ブラジル…

もっと色んな国の映画を見たいですね。その点、日本では国や地域、監督を特集した“映画祭”なども多く開催されています。なかなか時間を作って見れないのが実情ですが…。

そんな国の1つに、中東のイランも。監督を調べると…1940年テヘラン出身のアッバス・キアロスタミの名前が。「友だちのうちはどこ?」(87)、「そして人生はつづく」(92)

「オリーブの林をぬけて」(94)、「白い風船」(95)などの巨匠です。もう1人、1957年テヘラン出身のモフセン・マフマルバフ監督。フィルモグラフィーの作品は、ほぼ公開済み。

知りませんでした。「サイクリスト」(89)、「パンと植木鉢」(96)などの他、ドキュメンタリー映画もたくさん。監督、製作、脚本、撮影、編集、美術、出演…とオールマイティ。

そんなマフマルバフ監督の最新作が、公開されます。「独裁者と小さな孫」(14)です。ベネチア国際映画祭のオープニング作品、シカゴ国際映画祭最優秀作品賞受賞、

東京フィルメックス観客賞受賞、ベイルート国際映画祭観客賞受賞など世界中で話題になった作品だそうです。独裁政権のある国。年老いた独裁者(ミシャ・ゴミアシュヴィリ)は…

国民から搾取した税金で、贅沢な暮しをしていました。ある晩クーデターが勃発。妻や娘たちは国外に避難しますが、大統領は幼い孫(ダチ・オルウェラシュウィリ)と一緒に逃亡することに。

多くの罪のない国民を処刑してきた大統領は、変装して素性を隠しながら海を目指します。様々な人たちや出来事に出会う中、思いも寄らない光景を見ることに…。

果たして、それは?独裁者と孫の運命は?“世界が心を震わせた衝撃の結末、感動の誕生”とは、映画のキャッチコピー。なんだか知りたくなりますよね~。
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