だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

アニメキャラになって、踊りたい!

2016-01-01 21:11:34 | 映画
ハンガリー映画、ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ監督「リザとキツネと恋する死者たち」(14)はレイトショー公開だったんですが、現在、午前中も上映。お正月に見る予定。わくわく。

この作品の1番の特長は、“日本”がいっぱい入っていること。日本に古くから伝わる、九尾の狐伝説がモチーフとなったストーリー。ヒロインは、元日本大使未亡人の専属看護師。

そして日本の恋愛小説が大好き。唯一の友だちは、彼女にしか見えない幽霊の日本人歌手。歌うは昭和歌謡曲。楽しそうでしょ?そしてまたまた、日本大好き監督が登場。

それが漫画“ドラゴンボール”の大ファンで、コミック“Comic Dragon”を出版するほど、日本の漫画、アニメ、映画をこよなく愛するスペインのカルロス・ベルムト監督です。

本作が監督デビュー作の「マジカル・ガール」(14)は、ペドロ・アルモドバル監督が大絶賛!物語のきっかけとなるのは、日本の架空のアニメ“魔法少女ユキコ”。

12歳の少女アリシア(ルシア・ポジャン)は、白血病で余命わずか。彼女の願いは、大好きなアニメ“ユキコ”のキャラクターのコスチュームを着て踊ること。

失業中の父ルイス(ルイス・ベルメホ)は、高額なコスチュームを手に入れるため、高級宝飾店に強盗に押し入ります。そこで偶然出会ったのが、バルバラ(バルバラ・レニー)でした。

心に闇を抱える人妻のバルバラは、彼を自宅へ招きます。さらにバルバラとの“過去”を持つ、元教師ダミアン(ホセ・サクリスタン)も登場し…。出会うはずのない彼ら、果たして?

日本は“第2の故郷”と公言する監督。謎の車椅子の男の豪邸には、黒いトカゲのマークが…。これ、江戸川乱歩作“黒蜥蜴”へのオマージュ。予告編でアリシアが踊る曲は…

長山洋子のデビュー曲『春はSAーRA SAーRA』(知らないけど)。エンディング曲にはピンク・マルティーニがカバーした、美輪明宏の映画『黒蜥蜴』の主題歌“黒蜥蜴の唄”。見ましょ。
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