世紀の麻薬王エスコバル

ラテン系男子の名前と言えば、アルベルト、アレハンドロ、アルフォンソ、ベルナルド、ペドロ、カルロス、ディエゴ、エドゥアルド、エミリオ、エンリケ、フェデリコ、ファビアン、フェルナンド、

ホアン、ガルシア、ゴンサレス、イグナシオ、ハビエル、ホアキン、ホセ、アントニオ、ロレンツォ、リカルド、ミゲル、ラウル、サルバドールなどなど。映画人の名前もありますね。

１９６７年２月１９日プエルトリコのサン・ヘルマン出身のベニチオ・デル・トロは、ジョン・グレン監督「００７／消されたライセンス」（８９）の小さな役で登場して以来、下積みが続きます。

ブライアン・シンガー監督「ユージュアル・サスペクツ」（９５）や、ジュリアン・シュナーベル監督「バスキア」（９６）、テリー・ギリアム監督「ラスベガスをやっつけろ」（９８）、

スティーヴン・ソダーバーグ監督「トラフィック」（００）などで、注目されます。「トラフィック」ではアカデミー賞助演男優賞を受賞し、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督…

「２１グラム」（０８）では、同賞にノミネート。そのデル・トロの最新作が、アンドレア・ディ・ステファノ監督「エスコバル／楽園の掟」（１４）です。ジュリアン・シュナーベル監督…

ハビエル・バルデム主演「夜になるまえに」（００）に俳優として出演している、アンドレア・ディ・ステファノ。こうして見ると、ラテン系男子の名前がいっぱい！ですね。

カナダ人サーファーのニック（ジョシュ・ハッチャーソン）は、兄ディラン（ブラディ・コーベット）が住むコロンビアを訪れ、ある日マリア（クラウディア・トレイザック）に出会います。

恋に落ちたニックは、彼女の叔父パブロ・エスコバル（ベニチオ・デル・トロ）に紹介され、ファミリーに迎え入れられます。国会議員で慈善家の彼は、コロンビア最大の麻薬カルテルの…

ボスだったのです。それに気付いたニックは、果たして？ハビエル・バルデムの弟、カルロス・バルデムも出演。実在のエスコバルは、９３年１２月２日特殊部隊により射殺されました。