ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の犯罪アクション

カナダの映画監督、ドゥニ・ヴィルヌーヴ。日本で紹介された作品は、「渦」（００）が最初でした。未見なので見なくっちゃ！１０年後、アカデミー賞外国映画賞にノミネートされた…

「灼熱の魂」（１０）を見ました。レバノン出身カナダ在住の劇作家ワジ・ムアワッドの同名戯曲を映画化。母の遺言に従って、父と兄を探す旅に出た双子の姉弟の物語です。

これ以降、注目の監督となりました。そして３年後、アメリカに進出し監督したのが「プリズナーズ」（１３）でした。６歳の娘を誘拐された父親たちと刑事の姿を描いています。

ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール、テレンス・ハワード、ポール・ダノと異色のキャスティングで、注目の作品でした。さすが、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督！

ポルトガルのノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの原作を映画化した「複製された男」（１３）は、お気に入りの作品。ジェイク・ギレンホール主演で、メラニー・ロラン、サラ・ガドン共演。

複雑な潜在意識を描いた作品で、かなりハマります。そんなドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、ようやく最新作が公開！待ってました。それが、「ボーダーライン」（１５）です。

エリートＦＢＩ捜査官のケイト・メイサー（エミリー・ブラント）は、国防総省特別部隊にスカウトされます。目的は、メキシコの麻薬組織ソノラ・カルテルを潰すこと。

チームリーダーは、特別捜査官マット・グレイヴァー（ジョシュ・ブローリン）。アリゾナの空軍基地で小型ジェット機に乗り込むと、そこにはアレハンドロ（ベニチオ・デル・トロ）という…

謎めいたコロンビア人が乗っていました。メキシコのファレスに到着したチームは、国境付近の捜査を開始。果たして、そこでは何が起きているのか？何も知らないケイトは？

共演は、ＴＶ「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」（０７～１３）のジェフリー・ドノヴァン！わ～い！第８８回アカデミー賞撮影賞、作曲賞、音響編集賞にノミネートの本作。見ます。