亜州影帝が帰って来た！

チョウ・ユンファの作品を最後に見たのは、フー・メイ監督「孔子の教え」（０９）。「シャンハイ」（１０）や「ラスト・シャンハイ」（１２）、

「ゴッド・ギャンブラー レジェンド」（１４）、「コールド・ウォー 香港警察 堕ちた正義」（１６）など日本での公開作品があるのに…

見逃しまくっています。いったいどこの劇場で公開されていたんだろう…。香港映画界で、“亜州影帝”と呼ばれているチョウ・ユンファ。

８０年代、９０年代の香港映画はもちろん、アメリカ映画「アンナと王様」（９９）や「グリーン・デスティニー」（００）…

中国映画「王妃の紋章」（０６）などにも出演。ユンファの最新作は、フェリックス・チョン監督「プロジェクト・グーテンベルク 贋札王」（１８）。

グーテンベルクは、活版印刷技術の発明者と言われるドイツ出身のヨハネス・グーテンベルクのこと。プロジェクト・グーテンベルクとは…

著者の死後、一定期間が経過し著作権の切れた名作などの全文を電子化して、インターネット上で公開するという計画のこと。

１９９５年カナダのバンクーバー。タイの刑務所から香港へ戻ったレイ・マン（アーロン・クォック）は、なかなか才能を認めてもらえず…

絵画の偽造に手を出すことに。偽札製造集団のメンバーだった彼は、“画家”と呼ばれる男（チョウ・ユンファ）に認められ、偽札組織のメンバーとして…

スカウトされます。果たして、前代未聞の精巧な偽札作りとは？予告編でもびっくりな方法で！６４歳のユンファ、ますます貫禄なのです。