だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

写真代わりのアートたち

2022-11-29 16:12:50 | 展覧会
ボタニカル・アートは、写真が無い時代に図鑑の挿絵として描かれてきたもので、薬草学や植物学という科学的研究を目的として…

草花を正確かつ緻密に描いた植物画です。“バラの画家” “花の画家”と呼ばれたベルギーの画家ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ…

(1759~1840年)が有名ですね。日本でも展覧会が数多く開催されているので、絵画好きは一度は見たことがあるかも知れません。

西新宿のSOMPO美術館の「おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり」は、ロンドン南西部にある…

“世界遺産”英国キュー王立植物園から、食用となる植物を描いた作品の展覧会です。絵画だけでなく、古いレシピや食卓を飾るティー・セット、

カトラリーなども展示されます。ポスターの絵は、ウィリアム・フッカー作『リンゴ「デヴォンシャー・カレンデン」』(1818年)。

フッカーのその他の作品には『モモ「グリムウッズ・ロイヤル・ジョージ」』(同年)、『ブドウ「レザン・ド・カルム」』(同年)、

『イチゴ「ウィルモッツ・レイト・スカーレット」』(同年)、『ブドウ「マスカレット・オブ・アレキサンドリア」』(1807~1835年)も。

ゲオルク・ディオニシウス・エーレット作『ザクロ』(1771年)、エメ・コンスタン・フィデル・アンリ作『トウモロコシ』…

(1828~33年)、プヤレ・ラル作『ライ豆』(1809年)など見事な作品ばかり。とにかくその見事な描写には目を見張ります。ぜひ!
コメント
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