だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

煉獄を彷徨う独裁者たち

2023-03-29 21:09:26 | 映画
アレクサンドル・ソクーロフ監督は、1951年6月14日ソビエト連邦イルクーツク出身。長編や短編映画、ドキュメンタリー映画を多く発表。

日本でも作品が公開されていますが、ちょっと難しそうなのでほぼ未見。唯一見たのが、ロシアのエルミタージュ美術館を舞台にした…

「エルミタージュ幻想」(02)。90分ワンカットで編集なし、ハイビジョンカメラ使用、1日だけ実際の美術館で撮影したアート・ムービー。

かつて訪れたことがあって、興味津々で見に行きました。やはり手強かった…。以来、監督の名前は、昭和天皇を描いた「太陽」(05)、

「チェチェンへ アレクサンドラの旅」(07)、「ファウスト」(11)、ルーヴル美術館をテーマにしたアート・ムービー…

「フランコフォニア ルーヴルの記憶」(15)などで時々聞くことがありました。しかし、どうも劇場までは…。ダメですね。

最新作は予告編を見て驚きました。さすがソクーロフ監督と思わせる異色作。脚本、監督作「独裁者たちのとき」(22)です。

第2世界大戦中の権力者、ドイツのアドルフ・ヒトラー、ソビエト連邦のヨシフ・スターリン、イギリスのウィンストン・チャーチル、

イタリアのベニート・ムッソリーニは、ダンテの『神曲』を彷彿させる冥界にいて、神の審判を受けるため天国の門を目指して彷徨います。

アーカイブ映像を使用した本作は、その発想と展開にドキドキさせられます。もしかしたら、4人は本当に煉獄にいるのかも…と思ってしまいます。
コメント
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