エズラに夢中！

ライオネル・シュライバー原作『少年は残酷な弓を射る』の映画化作品、リン・ラムジー監督「少年は残酷な弓を射る」（１１）を見たのは、主演のティルダ・スウィントンのファンだったから。

ロンドン生まれのスウィントン、幅広い役柄とその透明感にゾッコン。スウィントンの演技にゾクゾクしながら見惚れていましたが、それ以上に引き込まれたのは息子ケヴィンを演じた、エズラ・ミラー。

すごい！その時、１８歳のエズラ。ケヴィンの性格を、怖いくらい美しく演じていたエズラに魅せられてしまいました。もう夢中です。本名エズラ・マシュー・ミラーは、１９９２年９月３０日生まれ。

ニュージャージー州バーゲン郡ワイコフ出身で、父は出版社の役員、母はダンサー、２人の姉がいるそう。６歳からオペラを歌っていたとか…。演技の方は、ＴＶシリーズへのゲスト出演が最初。

ＴＶ「救命医ハンク１、２」（０９～１１）のタッカー・ブライアント役は、ケヴィン役とは全く違うリッチな好青年役。こっちも良い！そして「少年は残酷な弓を射る」に続く映画出演作が、公開です。

サム・レヴィンソン初監督作「アナザーハッピーデイ ～ふぞろいな家族たち～」（１１）。「極秘指令 ドッグ×ドッグ」（０９）の脚本家ですね。本作の脚本も書いてます。豪華なキャストにため息です。

リン（エレン・バーキン）は家族を連れて、久々に実家に帰って来ます。２度目の夫リー（ジェフリー・デマン）、ドラッグ中毒の息子エリオット（エズラ・ミラー）、自閉症のベン（ダニエル・イェルスキー）…

元夫ポール（トーマス・ヘイデン・チャーチ）との間に生まれた息子ディラン（マイケル・ナルデリ）が、結婚するためでした。もう１人の子娘アリス（ケイト・ボスワース）と、現妻パティ（デミ・ムーア）も。

それぞれが問題を抱えた家族たち。リンの母ドリス（エレン・バースティン）は神経衰弱気味、父ジョー（ジョージ・ケネディ）は認知症でした。こんなふぞろいな家族が集まった結婚式は、果たして？

監督のサム・レヴィンソンは、「レインマン（８８）でアカデミー賞監督賞を受賞したバリー・レヴィンソンの息子。弱冠２６歳。第２７回サンダンス映画祭脚本賞受賞。エズラだけでなく、これは見なくては！

宿題は、“夫婦体験”

ジュノー・テンプルと聞いても、『うっ、誰？』って思ってしまいますよね。全然、思い浮かばないし出演作品を聞いてもダメで…。調べてみました。本名は、ジュノー・ヴァイオレット・テンプル。

１９８９年１月２１日イギリス出身。父親は、ジーナ・デイヴィス、ジェフ・ゴールドブラム、ジム・キャリー主演「ボクの彼女は地球人」（８８）の監督ジュリアン・テンプル。母親はプロデューサー。

では出演作は、ジョー・ライト監督、キーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ主演「つぐない」（０７）でデビュー。ジャスティン・チャドウィック監督、ナタリー・ポートマン主演「ブーリン家の姉妹」（０８）

ジャコ・ヴァン・ドルマル監督、ジャレッド・レト主演「ミスター・ノーバディ」（０９）。ポール・Ｗ・Ｓ・アンダーソン監督、ローガン・ラーマン主演「三銃士／王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」（１１）

クリストファー・ノーラン監督、クリスチャン・ベイル主演「ダークナイト ライジング」（１２）などに出演。未公開作品も結構ありますが、公開作品だけ見ても『おや、全部見てるじゃない！』、わかった！

「つぐない」では、ブライオニー（シアーシャ・ローナン）の１５歳の従姉妹ローラ役。「ブーリン家の姉妹」では、ジェーン・パーカー役。「ミスター・ノーバディ」では、アンナ（ダイアン・クルーガー）の１５歳時。

「三銃士」では、ルイ１３世の王妃アンヌ役。お察しの通り、今とっても注目される若手女優なんですね。覚えておきましょう。２０１０年初主演した「カリフォルニア・ガール～禁じられた１０代～」が公開。

予告編はこちら。脚本・初監督は、本作が初のエイブ・シルヴィア。女子高生のダニエル（ジュノー・テンプル）は、ある日、校長室に呼び出され、問題児ばかり集めた特別クラスに編入されます。

初めての宿題はペアを組んでの“夫婦体験”。ダニエルの夫役は、ゲイのクラーク（ジェレミー・ドージア）。さらに母（ミラ・ジョヴォヴィッチ）が男友達（ウィリアム・Ｈ・メイシー）と再婚することに。

すべてがイヤになったダニエルはクラークを連れて、実の父を探しにロスへ！果たして、どうなるダニエルとクラーク！他にメアリー・スティーンバージェンとドワイト・ヨーカム共演。

バカのカベの意味は？

１９３７年７月２８日パリ出身のフランシス・ヴェベールは、脚本家で監督。脚本作には「Ｍｒ.レディＭｒ.マダム」（７８）「Ｍｒ.レディＭｒ.マダム２」（８０）が有名。リメイクが「バードケージ」（９６）ですね。

ライアン・オニールとジョン・ハート主演の「パートナーズ」（８２未）の脚本も書いてます。←面白かった。ニック・ノルティ、マーチィン・ショート主演「３人の逃亡者」（８８）、ジャン・レノ主演「ジャガー」（９６）

さらに、ダニエル・オートゥイユ主演「メルシィ！人生」（００）、ジャン・レノとジェラール・ドパルデュー主演「ルビー＆カンタン」（０３）などもフランシス・ヴェベール脚本・監督作品です。

ジャック・ヴィルレ、ティエリー・レルミット主演「奇人たちの晩餐会」（９８）は、後にジェイ・ローチ監督、スティーヴ・カレル、ポール・ラッド主演「奇人たちの晩餐会 ＵＳＡ」（１０未）でリメイク。

「奇人たちの晩餐」は、パリ在住の編集者ピエール・ブロシャン（レルミット）が毎週水曜日に開くディナーが舞台。招かれたメンバーは、必ずゲストを連れて来てその奇人変人ぶりを競うのです。

今回は、大蔵省の会計係フランソワ・ピニョン（ヴィルレ）を招待。彼はマッチ棒で模型を作るのに熱中している変人。結末は映画を見ていただくとして、フランスならではのきついブラックな作品。

もともと本作は、舞台劇。日本でも『おばかさんの夕食会』として、９９年と０１年に坪内孝則（ピエール）と辻萬長（フランソワ）主演で上演。ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

この冬、加藤健一事務所で上演！「バカのカベ ～フランス風～」がそれ。なんとも内容ばっちりのタイトルではありませんか！訳・演出は、『おばかさんの夕食会』と同じ鵜山仁。

ピエール役は加藤さんと３０年ぶりの共演になる、風間杜夫。その加藤さんはもちろん、フランソワ役。その他、新井康弘、清水明彦（文学座）、西川浩幸（演劇集団キャラメルボックス）

日下由美、加藤忍…と豪華キャストが揃いました。さらにナレーションに平田満。すごい！これは見なくっちゃいけません。前作「シュペリオール・ドーナツ」を都合で見逃したので、再演よろしく！

コンサルタント探偵シャーロック！

届きました。１０月５日発売だった「ＳＨＥＲＬＯＣＫ（シャーロック）シーズン２」（１２）。ＮＨＫ－ＢＳで７月２２日、２９日、８月５日に放映されたので、ご覧になった方も多いでしょう。私も。

しっかり録画して何度も見ていましたが、「ＳＨＥＲＬＯＣＫ（シャーロック）シーズン１」（１０）と同じく、やっぱりコレクションしたいんだもん！ところでご存じない方のために、ちょっとご紹介。

イギリスＢＢＣ製作のＴＶドラマ「ＳＨＥＲＬＯＣＫ（シャーロック）」は、サー・アーサー・コナン・ドイル原作“シャーロック・ホームズ”を元に、現代のイギリスを舞台にした９０分の推理ドラマ。

シーズン１は、第１話「ピンク色の研究」、第２話「死を呼ぶ暗号」、第３話「大いなるゲーム」の全３話。パソコンや携帯電話、インターネットを駆使して事件に挑むホームズとワトソンのコンビ。

シャーロック・ホームズを演じるのは、ベネディクト・カンバーバッチ。ジョン・・ワトソンを演じるのは、マーティン・フリーマン。スコットランドヤードのレストレード警部を演じるのは、ルパート・グレイヴス。

ハドソン夫人は、ウーナ・スタッブズ。兄マイクロフトは、マーク・ゲイティス。ジェームズ・モリアーティは、アンドリュー・スコット。シーズン２では、アイリーン・アドラー（ララ・パルヴァー）も登場。

ではシーズン２の内容は…第１話「ベルグレービアの醜聞」 元になったのは、『ボヘミアの醜聞』。第２話「バスカヴィルの犬（ハウンド）」 元になったは、『バスカヴィル家の犬』ですね。

第３話「ライヘンバッハ・ヒーロー」 元になったのは、『最後の事件』。とにかくシャーロキアンでなくても、万が一にもシャーロック・ホームズを知らなくて、面白いドラマになっています。

もちろん、ホームズを読んで知っている人はもっと楽しめるはず。シリーズの企画・製作は、「タンタンの冒険／ユニコーン号の秘密」（１１）の脚本家スティーヴン・モファットとマーク・ゲイティス。

マイクロフト役のゲイティスは、ＴＶＭ「名探偵ポワロ」の「死との約束」（０８）にも出演。「鳩のなかの猫」（０８）と「ハロウィーン・パーティー」 （１０）では脚本を書いてます。お勧め！

シリーズ製作５０周年記念。２３作目です。

６代目ジェームズ・ボンドは０５年の発表当時、初めてのブロンドのボンド、耳が大きい…など今までのボンドと違い過ぎるとかなり批判されました。欧米ではバッシングがすごかったとか。

確かにそれまでのダニエル・クレイクは、「愛の悪魔／フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」（９８）「エリザベス」（９８）「ザ・トレンチ 塹壕」（９９）「ホテル・スプレンディッド」（００）「トゥームレイダー」（０１）

「ロード・トゥ・パーディション」（０２）「シルヴィア」（０３）「Ｊの悲劇」（０４）←お気に入り！「レイヤー・ケーキ」（０４）「ミュンヘン」（０５）「ジャケット」（０５）などに出演。わりと地味な存在でした。

これらの作品を見ていたから知ってましたが、ボンド役をやるなんて思ってもいなかったです。５代目ピアース・ブロスナンも好きだったので、確かに全然違うタイプだな～と思ってはいました…。

しかし！良い！とにかく、カッコイイ！１作目マーティン・キャンベル監督「００７／カジノ・ロワイヤル」（０６）。敵役は、マッツ・ミケルセン。２作目はマーク・フォースター監督「００７／慰めの報酬」（０８）

敵役は、マチュー・アマルリック。そしてようやく、本当にようやく３作目が公開です。実は製作のＭＧＭが財政難となり、２０１０年製作が中断。それを聞いた時は、内心どうなることかと心配…。

さあ！「００７ スカイフォール」（１２）です。殺しの番号“００”を持つ、英国諜報部員ジェームズ・ボンド（ダニエル・クレイグ）。ある日、直属の上司Ｍ（ジュディ・デンチ）の過去の事件が浮かび上がります。

その事件の衝撃的な内容…ボンドはＭへの信頼と忠誠心を試されることになるのでした。そんな中、ＭＩ‐６が何者かによってターゲットにされてしまい…。果たして、それは？ボンドは？Ｍは？

内容はほとんどこんな感じ。う～む。見るしかないですね。もちろん、見ますけど。今回の敵役は、ハビエル・バルデム！ラウル・シルヴァとはいったいどんな人物？ブロンドのハビエル、見違えます。

他に、レイフ・ファインズ、アルバート・フィニー。そしてＱ役にベン・ウィショー。監督は「ロード・トゥ・パーディション」のサム・メンデス。アストン・マーチンに乗ったボンドを楽しみにしています！

モスクワのエイリアン！

地球はまたしても狙われています。「地球最後の日」（５１）「地球の静止する日」（５１）「宇宙戦争」（５３／０５）「ＳＦ／ボディ・スナッチャー」（７８）「遊星からの物体Ｘ」（８２）「インデペンデンス・デイ」（９６）

「世界侵略：ロサンゼルス決戦」（１０）「スカイライン －征服－」（１０）「トランスフォーマー／ダークサイド・ムーン」（１１）「メランコリア」（１１）「４：４４ 地球最期の日」（１１）「バトルシップ」（１２）…と多数。

宇宙人だったり、人体侵略だったり、惑星衝突だったり、それは色々。今度はモスクワが舞台の「ダーケストアワー 消滅」（１１）。製作は話題のティムール・ベクマンベトフ。旧ソ連、カザフスタン出身。

ベクマンベトフは、「ナイト・ウォッチ」（０４）「デイ・ウォッチ」（０６）でブレイク！ハリウッド映画「ウォンテッド」（０８）も大ヒットし、監督作「リンカーン／秘密の書」（１２）も、公開を控えています。

脚本は、「プロメテウス」（１２）のジョン・スペイツ。期待しちゃいます。監督は、デヴィッド・Ｓ・ゴイヤー監督「ブレイド３」（０４）で美術担当、「クライシス」（０６未）で初監督のクリス・ゴラック。

モスクワでのビジネスチャンスを夢みてやって来た、若き企業家ショーン（エミール・ハーシュ）とベン（マックス・ミンゲラ）。２人はナイトクラブにやって来ますが、突然の停電に見舞われます。

外に出た２人が見たものは…空から振る無数の謎の光。地上に降り立った“それ”は、人間を跡形も無く粉砕！“それ”は、地球を侵略するためにやって来た“エイリアン”だったのです。

目の前で人間が粉砕されていく恐怖。何とか逃げ切ったショーンとベン、ナタリー（オリヴィア・サールビー）、アン（レイチェル・テイラー）、スカイラー（ジョエル・キナマン）の５人。

やがて５人は、世界中で同時に電気が消え、侵略が始まっていることを知るのでした。彼らは見えない敵“エイリアン”に立ち向かうことに…。果たして真っ暗な中、どうするの？心配。

舞台がモスクワというのが新鮮。ハーシュは「イントゥ・ザ・ワイルド」（０７）で大注目。監督・製作・脚本はショーン・ペン。あれっ、いえ、違いました。ショーンとベンでしたね。あはは。見ます。

隣の家に起きたこと…

今、一番注目の女優と言われるのは、ジェニファー・ローレンス。現在、「ハンガー・ゲーム」（１２）が上映中。ローレンスを初めて知った方もいらっしゃるかも。１９９０年８月１５日生まれの２２歳。

ケンタッキー州ルイヴィルから高校卒業後、ニューヨークへ。ＴＶシリーズ「名探偵モンク４」（０６～０７）や「ミディアム３、４」（０６～０８）、「コールドケース４」（０６～０７）にゲスト出演します。

映画デビューは、ギジェルモ・アリアガ監督「あの日、欲望の大地で」（０８）。シャーリーズ・セロンとキム・ベイシンガーという、オスカー女優と共演。ヴェネチア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞受賞。

ジョディ・フォスター監督「それでも、愛してる」（０９）、デブラ・グラニック監督「ウィンターズ・ボーン」（１０）、マシュー・ヴォーン監督「Ｘ-ＭＥＮ：ファースト・ジェネレーション」（１１）に出演。

「ハンガー・ゲーム」に続く最新作は、「ボディ・ハント」（１２）。「ターミネーター３」（０３）や「サロゲート」（０９）のジョナサン・モストウ監督原案、マーク・トンデライ監督ハリウッド進出作品なんです。

両親が離婚し１７歳のエリッサ（ローレンス）は、母サラ（エリザベス・シュー）とシカゴ郊外の一軒家に越してきます。その家は家賃が驚くほど安く、理由は４年前の隣家で起きた猟奇殺人事件でした。

１３歳の少女キャリー・アンが、就眠中の両親を惨殺。キャリーは失踪していました。その家には現在、１人残された息子のライアン（マックス・シエリオット）が住んでいました。家と財産を相続して…

音楽を通じて、エリッサとライアンは知り合い親しくなっていきます。しかし、サラは交際に反対。両親と妹を亡くし孤独なライアンに惹かれていくエリッサ。一方、ライアンはある秘密を抱えていたのです。

ライアン役のマックス・シエリオットは、マイケル・ポーリッシュ監督「庭から昇ったロケット雲」（０７）でビリー・ボブ・ソーントンの長男役。ダグ・リーマン監督「ジャンパー」（０８）では…

ヘイデン・クリステンセンの少年時代を演じてます。アトム・エゴヤン監督「クロエ」（０９）では、ジュリアン・ムーアとリーアム・ニーソンの長男役。そう、実は注目なんです。ぜひ、見ましょ。

Ｓ＆Ｗを持って、ベガスへ

どうも「キック・アス」（１０）のクロエ・グレース・モレッツと言ってしまいますが、今年１５歳（１９９７年２月１０日ジョージア州アトランタ出身）のモレッツは、出演作１５本以上を数える女優です。

ヒット・ガールのイメージが強いけど、デビュー作は７９年のヒット作「悪魔の棲む家」（０５）のリメイク。アンドリュー・ダグラス監督、ライアン・レイノルズ主演で、幼い娘役でした。

「キック・アス」の後がマーク・ウェブ監督、ジョセフ・ゴードン＝レヴィット主演「（５００）日のサマー」（０９）で、主人公トムの妹役。そして、マット・リーヴス監督「モールス」（０９）に主演。

スウェーデン映画「ぼくのエリ ２００歳の少女」（０８）のリメイクですね。あっという間に有名女優になったモレッツは、マーティン・スコセッシ監督「ヒューゴの不思議な発明」（１１）にも出演。

アミ・カナーン・マン監督「キリング・フィールズ 失踪地帯」（１１）、ティム・バートン監督「ダーク・シャドウ」（１２）と公開され、いよいよ主演作です。「ＨＩＣＫ ルリ１３歳の旅」（１１）が、それ。

アンドレア・ポルテスの原作を本人が脚本を書き、デリック・マルティーニが監督。アメリカ中西部のネブラスカ州。１３歳のルリ・マクマレン（モレッツ）は、ＴＶの映画鑑賞と絵を描くのが大好きな女の子。

ある日、母親が、続けて父親が突然、蒸発。１人になったルリは誕生日プレゼントにもらった拳銃＜スミス＆ウェッソン４５口径＞を持ち、憧れのラスベガスに向かって旅に出ることにします。

ヒッチハイクで乗せてもらったのは、エディ（エディ・レッドメイン）の車。彼は、童顔で片足が不自由な流れ者の青年。ところが次第に態度が豹変。怖くなったルリは車を降りてしまいます。

次に車に乗せってもらったのは、グレンダ（ブレイク・ライヴリー）という女性。２人は絆を深めながら、西に向かいます。ある街でグレンダの恋人の家にたどり着くと、そこでエディと再会します。

他にジュリエット・ルイス、ロリー・カルキン、アレック・ボールドウィンが共演。エディ役のエディ・レッドメインは、「美しすぎる母」（０７）でもちょっと怖い役。お似合い。果たして、どんな旅かしら？

クレイグ夫妻、初共演

ダニエル・クレイグのファンなので、どうしても見たいのですがよく行く劇場での上映がない！関東地区では春日部、船橋、八千代緑ヶ丘、お台場、西新井、横浜、川崎、蛯名、土浦、ひたちなか、宇都宮

う～む。いちばん近いと言えるのが池袋。横浜も東横線で行けるけど、映画を見るためにこんなに遠出したことはないんですよね～。考え中。でも見たい！それが「ドリームハウス」（１１）です。

「マイ・レフトフット」（８９）「父の祈りを」（９３）「ボクサー」（９７）「マイ・ブラザー」（０９）の監督、ジム・シェリダン最新作。ダニエル・クレイグ主演、シェリダン監督初の本格サイコ・ホラー！

有能な編集者として長年働いて来た、ウィル・エイテンテン（ダニエル・クレイグ）。仕事人間だったウィルは、愛する家族と過ごすために会社を辞め、ＮＹ郊外に夢だったマイホームを購入します。

妻のリビー（レイチェル・ワイズ）と２人の娘たち。新しい人生のスタートでした。ところが家の周りを怪しい男がうろついたり、『誰かが家の中を覗いている』と、娘は怯えながら訴えます。

不可解な出来事が続き、不審に思うウィルはある少女から思いも寄らぬ事実を聞かされます。それは、かつてこの家の父親を除く家族全員が惨殺されるという殺人事件が起きていたのでした！

さらにウィルは、向かいの家に住むアン・パターソン（ナオミ・ワッツ）という女性から、犯人は父親のボイス（イライアス・コティーズ）で、いまだ捕まっていないと知らされるのでした。

ウィルは家族を守るため、独自に事件を捜査しはじめます。果たして？その他の共演者は、アンの夫ジャック・パターソンにマートン・ソーカス。グリーリー先生に、ジェーン・アレクサンダー。

それから６代目ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグは、９２年元女優と結婚していましたが９４年に離婚。その後はボンドらしくプレイボーイ（←なんか大昔の言い方ですね～）生活でしたが…

２０１１年６月２２日レイチェル・ワイズと電撃結婚！彼女は「ファウンテン 永遠につづく愛」（０６）のダーレン・アロノフスキー監督と婚約し、男の子もいましたが破局。２人の初共演、ますます見たい！

イーストウッド４年ぶりの主演作

マイケル・パトリック・ジャン監督「わたしが美しくなった１００の秘密」（９９）には、多くの女優が出演。キルステン・ダンスト、デニース・リチャーズ、カースティ・アレイ、エレン・バーキン、ブリタニー・マーフィ

ミネソタ州の田舎町で開催される美人コンテストの地方予選が舞台。しかし有力候補者が焼死。次々と起こる事故…。ちょっとブラックなこの映画には、これがデビューのエイミー・アダムスが出ています。

エイミーは、１９７４年８月２０日イタリアのヴィチェンツァ出身。といっても父親が軍人で赴任先で生まれたというわけ。コロラド州キャッスルロックで育ち、１８歳までウエイトレスをしていたそうです。

デビュー後は、多くのＴＶシリーズにゲスト出演。「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」（０２）「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」（０２）「テネイシャスＤ 運命のピックをさがせ！」（０６）

大ヒット作「魔法にかけられて」（０７）のプリンセス・ジゼルで主演。その後は「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」（０７）「ダウト あるカトリック学校で」（０８）「サンシャイン・クリーニング」（０８）

「ナイト ミュージアム２」「ジュリー＆ジュリア」（０９）「ザ・ファイター」（１０）「ザ・マペッツ」（１１）に出演。キュートなエイミーですが、「ジューンバッグ」（０５未）「ダウト」「ザ・ファイター」でオスカーノミネート。

最近はますます注目されています。最新作もすごいです。イーストウッド作品の多くを製作担当しているロバート・ロレンツ、初監督作「人生の特等席」（０２）に出演。イーストウッドは製作と主演。

伝説的なメジャーリーグ・スカウトマンとして、活躍してきたガス（イーストウッド）。視力が衰え、目がかすみ始めますが、引退する気はなし。しかし、アトランタ・ブレーブスのフロントは疑問を持つのです。

追い込まれたガスの最後のスカウトの旅に手を貸したのは、１人娘のミッキー（アダムス）でした。６歳の時に母を亡くしたミッキーを、シングルファーザーとして育てることができなかったガス。

長く一緒に暮らしていなかった父と娘。ガスの目となって旅するミッキー。果たして？秘められた真実とは？共演は「ＴＩＭＥ／タイム」（１１）のジャスティン・ティンバーレイク。やっぱり見ましょ。