ジョン・レノンからの手紙

脚本家ダン・フォーゲルマンの作品には、デヴィッド・ドブキン監督、ヴィンス・ヴォーン主演「ブラザーサンタ」（０７）。バイロン・ハワード＆クリス・ウィリアムズ監督、アニメ「ボルト」（０８）

ネイサン・グレノ＆バイロン・ハワード監督、アニメ「塔の上のラプンツェル」（１０）。グレン・フィカーラ＆ジョン・レクア監督、スティーヴ・カレル＆ライアン・ゴズリング主演「ラブ・アゲイン」（１１）

アン・フレッチャー監督、バーブラ・ストライサンド＆セス・ローゲン主演「人生はノー・リターン」（１２未）。そして、ジョン・タートルトーブ監督「ラストベガス」（１３）があります。

マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケヴィン・クライン主演、オスカー俳優４人の豪華なバチェラー・パーティ物語でした。こんな本を書いてたんですね。

彼が脚本を書き、初監督したのが「Ｄｅａｒ ダニー 君へのうた」（１５）。フォークソング歌手のスティーヴ・ティルストンに、実際に起きたエピソードをもとにしているそうです。

１９７０年代にロック歌手として活躍していた、ダニー・コリンズ（アル・パチーノ）。今もロック歌手としての活動を続けようと必死。しかし、スターとしての絶頂期は過ぎ…

何年も新曲を書いていません。そんなある日、ダニーのマネジャー、フランク・グラブマン（クリストファー・プラマー）から、古い手紙を見つけたと１通の手紙を受け取ります。

それは４３年前、駆け出しだったダニーにジョン・レノンが送ってくれたものでした。“富や名声に惑わされず、音楽への愛情を持ち続けることの大切さ”が綴られていたのです。

『あの時手紙を受取っていたら、今よりマシな人生に出来たかも…』 ダニーは人生をやり直そうと決意し、ツアーをキャンセル。一度も会ったことのない息子を訪ねることに。

共演はアネット・ベニング、ジェニファー・ガーナー、ボビー・カナヴェイル、ジョシュ・ペック。「ラストベガス」の４人もですが、今年７５歳のパチーノ。ステキです。

お出かけ前に要チェック

外務省のホームページには“外務省 海外安全ホームページ”というのがあって、これからお出かけ予定の方にその国、地域の安全状況をお知らせしています。

ページ下にある検索から地域を選び、表示された国名をクリックすると色別で安全状況がわかります。１）十分注意して下さい。（黄色）、２）渡航の是非を検討して下さい。（オレンジ色）

３）渡航の延期をおすすめします。（濃いオレンジ色）、４）退避を勧告します。渡航は延期して下さい。（赤色）…となっています。テロや感染症など、事前に十分に注意しましょう。

でも旅行や仕事で出向いている国に、突然クーデターが起きてしまったら…？ジョン・エリック・ドゥードル監督「クーデター」（１５）は、そんな状況に陥った家族の物語です。

会社の支援事業のため東南アジアのある国に赴任した、ジャック・ドワイヤー（オーウェン・ウィルソン）。妻アニー（レイク・ベル）、２人の娘（スターリング・ジェリンズ、クレア・ギア）と…

一緒に移り住みます、ところが到着した翌朝、突如『外国人を殺す。捕虜はとらない。皆殺しだ』という怒号が響き渡ります！それは外国人をターゲットにした、クーデターでした！

暴徒により、次々と外国人が殺されていきます。ついに滞在ホテルを襲撃されたジャックは、家族を必死で守り逃走。途中で出会った旅行者のハモンド（ピアース・ブロスナン）に…

先導され、間一髪逃げ延びます。しかし、思いも寄らない現実が彼らを待ち受けていたのです。理由も分からず標的となり、極限状況の中、次々に迫られる究極の選択。果たして？

兄アンドリューも弟ルークも俳優のオーウェンは、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」（０１）「ライフ・アクアティック」（０５）「ダージリン急行」（０７）「グランド・ブダペスト・ホテル」（１３）と…

ウェス・アンダーソン監督の常連。他に「エネミー・ライン」（０１）「スタスキー＆ハッチ」（０４未）「ナイト ミュージアム」（０６）「ミッドナイト・イン・パリ」（１１）などに出演。個性的。

ピコピコ、ピコピコ、ピコピコ…

コンピュータを使う人は、“ピクセル”という言葉は必ずどこかで出会うはず。聞いたことはあるけど、よくわからないという方もいらっしゃるかも。漠然とわかっているだけ？

コンピュータ用語なんてそんなもんです（笑）。しかし“ピクセル”はよく聞く言葉。ＡＳＣＩＩ.ｊｐデジタル用語辞典によれば、「デジタル画像を構成する最小の要素で、画素とも呼ぶ」とのこと。

画像を拡大表示すると、正方形の形をしているのがわかるはず。クリス・コロンバス監督「ピクセル」（１５）のポスターを見てもよくわかります。ポスターには世界バージョンがあり…

サンフランシスコ、東京、シドニー、ロンドン、パリとなんだか凄そう。１９８２年、ＮＡＳＡは宇宙に向けて“友好”のメッセージを発信。目的は、地球や人類の文化ついての…

情報を発信して宇宙人との交流を図るというプロジェクト。２０１５年、メッセージは受信されたものの、彼らは人類からの宣戦布告だ…と勘違いしてしまうのでした。

彼らは送られたメッセージに含まれていたゲームのキャラクター、“パックマン” “ドンキーコング” “スペースインベーダー”などに姿を変え、地球を侵略開始！！

グアムの空軍基地を襲う“ギャラガ”、インドのタージ・マハルを崩す“アルカノイド”、ロンドンの空を覆いつくす“センチピード”、ＮＹの街を食べ尽くす“パックマン”

ワシントンＤ.Ｃ.に現れた巨大母船から“スペースインベーダー”と、大量のゲームキャラが来襲！すべてをピクセル化、ブロック状にしてボロボロと破壊！果たして、世界を救えるのは？

ウィル・クーパー大統領（ケヴィン・ジェームズ）は、１９８２年当時のビデオゲーム・チャンピオンを集めることに。“アーケーダーズ”の面々は…サム・ブレンナー（アダム・サンドラー）、

ヴァイオレット・ヴァン・パッテン中佐（ミシェル・モナハン）、エディ・プラント（ピーター・ディンクレイジ ）、ラドロー・レイモンソフ（ジョシュ・ギャッド）と大統領。本気？

少年合唱団と奇跡の歌声

２００９年に始まったＴＶシリーズ「ｇｌｅｅ」。全米２０１５年１月９日からスタートしたシーズン６は、ファイナル・シーズン。３月２０日に終了。長い間、楽しみました。ソフト発売待ち遠しい。

ユニークで才能あふれるキャストたちですが、中でも車いすで歌い、ダンスするアーティ・エイブラムス役で活躍するのはケヴィン・マクヘイル。もちろん、本人はちゃんと歩けます。

シーズン１／１９話「夢をあきらめるな」で、車椅子から立ち上がりマイク・チャン（ハリー・シャム・ジュニア）とダンス！ずっと「ｇｌｅｅ」で頑張って来た彼、初映画出演してます。

それが、「シルク」（０７）のカナダ人フランソワ・ジラール監督「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」（１４）です。ポスターでお分かりのように、名門少年合唱団に入学した少年の物語。

複雑な家庭環境に育ち、家でも学校でもトラブルばかり起こしていた１２歳のステット（ギャレット・ウェアリング）。実はたぐいまれな美声の持ち主だったのです。そんな彼に…

名門少年合唱団への入学の話が飛び込みます。入学したステットを待っていたのは、厳格な合唱団団長カーヴェル（ダスティン・ホフマン）でした。若い頃に才能を認められずに…

指導者の道を歩んだ過去を持つカーヴェル。彼は才能がありながら、それを無駄にしているステットを厳しく指導することに。楽譜も読めず、同級生たちからいじめに遭うステット。

やがてカーヴェルの導きによって、次第に歌う喜びに目覚めていきます。そんな時、由緒正しいコンサートでソロを歌うチャンスがやって来ます。果たして、結果は？

共演者が素晴らしい！ステットの才能を見抜く小学校校長スティールに、デブラ・ウィンガー。母親の死後、初めて会う父ジェラルドに、ジョシュ・ルーカス。国立少年合唱団の付属学校の…

校長をキャシー・ベイツが演じています。そしてケヴィン・マクヘイルは、若手教員ウーリー役。いつもカーヴェルのそばにいます。出演する少年たちは、アメリカ少年合唱団。見ましょ。

パージ、１年後

フランク・グリロ。１９６８年６月８日ニューヨーク出身の俳優で、映画デビューはロジャー・カンブル監督、キャメロン・ディアス主演「クリスティーナの好きなコト」（０２）なんですって。

映画は見ているけど覚えてないなぁ～。「ザ・シールド」 「ＬＡＷ ＆ ＯＲＤＥＲ」 「プリズン・ブレイク」 「ＣＳＩ：７」 「ＣＳＩ：ＮＹ」 「ラスベガス」など、多くのＴＶシリーズに出演。

ようやく認識したのは、マーティン・キャンベル監督、メル・ギブソン主演「復讐捜査線」（１０）の頃から。その後、ジョー・カーナハン監督「ＴＨＥ ＧＲＥＹ 凍える太陽」（１２）

キャスリン・ビグロー監督「ゼロ・ダーク・サーティ」（１２）、デヴィッド・エアー監督「エンド・オブ・ウォッチ」（１２）、ヘンリー＝アレックス・ルビン監督「ディス／コネクト」（１２）

ゲイリー・フレダー監督「バトルフロント」（１３）で、存在感を発揮。 アンソニー＆ジョー・ルッソ監督「キャプテン・アメリカ／ウィンター・ソルジャー」（１４）では…

ブロック・ラムロウこと、クロスボーンズ役で出演。今年５０歳になったアクションスター。覚えておきましょう。彼の最新作が、ジェームズ・デモナコ監督「パージ」（１３）の続編…

「パージ：アナーキー」（１４）なんです。１年に１晩だけ、殺人を含む全ての犯罪が合法になる法律“パージ法”。再びその日がやって来ます。パージ開始まで、あと２時間２６分。

息子を事故で亡くした男レオ（フランク・グリロ）は、この機に事故を起こした相手に復讐を考えていました。シングルマザーのエヴァ（カーメン・エジョーゴ）と娘のカリ（ゾーイ・ソウル）は…

何者かに襲われ拉致されそうになり、車のパンクでシェーン（ザック・ギルフォード）とリズ（キエレ・サンチェス）夫妻は街をさまようはめに…。騒然とする街中で、レオは４人と遭遇。

暴徒や謎の特殊部隊に追われながら、協力してこの夜を乗り切ろうとする５人。彼らがたどり着く先で、明かされる“パージの秘密”とは？『パージ３』は、１６年夏公開です。

１２時間、生き延びるには…

５月に公開されたブライアン・Ａ・ミラー監督「デッド・シティ２００５」（１５）は、トーマス・ジェーン、ブルース・ウィリス、アンバー・チルダーズ主演の近未来ＳＦアクション。

ブルース・ウィリス印なので公開前は見ようと思っていましたが、いつも間にか終映していました。しかし予告編を見ると、精巧なレプリカント相手にあらゆる犯罪行為を楽しむことが…

出来るというリゾート施設を舞台にした犯罪ものでした。ウィリスは、その施設をオープンさせる大富豪役。未見なので予告編の範囲しか知りませんが。レンタルしようっと。

ウィリスとＳＦ作品、「サロゲート」（０９）、「ＬＯＯＰＥＲ／ルーパー」（１２）と個人的には相性がいまいち。なので、そんなに惜しくはないけど。でも「１２モンキーズ」（９５）は大好き！

話を戻すと…実際にあったら本当に恐ろしい世界が、可能になるのが映画の世界。「アサルト１３ 要塞警察」（０５）の脚本家ジェームズ・デモナコが、監督を務めるのが「パージ」（１３）。

“パージ”とは、１年に１晩だけ、殺人を含む全ての犯罪が合法になる法律。その日、アメリカ政府による放送とサイレンで、夜７時から朝の７時まで完全なる無法地帯になるのです。

警察、消防、医療などの救急サービスはすべて停止され、ただし政府の要人は適用外となるパージ法。そしていよいよ当日。ジェームズ・サンディン（イーサン・ホーク）は…、

最先端のセキュリティシステムを販売する会社のトップセールスマン。妻メアリー（レナ・ヘディ）と娘のゾーイ（アデレイド・ケイン）、息子チャーリー（マックス・バークホルダー）と４人暮らし。

夕食後、自社の頑丈な防犯システムを起動させます。１９時。パージのターゲットなった男が助けを求めに来ます。それに気付いたチャーリーは、セキュリティを解除！

ジェームズが再起動させるのですが、間に合わず…。果たして？本作は、世界的に大ヒット！イーサン・ホークは、「アサルト１３ 要塞警察」で主演。でもこんな法律、絶対ありえない！

ペルージャ英国人女子留学生殺害事件とは？

最近の映画は、ホントに実話の映画化が多いです。バフマン・ゴバディ監督「サイの季節」（１２）、エヴァ・デュヴァネイ監督「グローリー／明日への行進」（１４）、グザヴィエ・ボーヴォワ監督…

「チャップリンからの贈りもの」（１４）、ジョン・カラン監督「奇跡の２０００マイル」（１３）、ペペ・ダンカート監督「ふたつの名前を持つ少年」（１３）、ジャン＝マルク・ヴァレが監督…

「わたしに会うまでの１６００キロ」（１４）などなど。映画を見て“こんなことが実際にあったんだ！”という思いは、感動だったり、驚きだったり。映画なので多少の変更はありますが。

そう、実際の出来事を映画にするのは大変。イギリスのマイケル・ウィンターボトム監督の最新作「天使が消えた街」（１４）は、ある事件の映画化を依頼された映画監督の物語。

映画監督トーマス・ラング（ダニエル・ブリュール）は、依頼された最新作のリサーチのため、ローマにやって来ます。最近、思い通りにいかない彼にとって、再起をかけたプロジェクトでした。

トーマスは、ローマで事件に関するノンフィクション作家シモーン・フォード（ケイト・ベッキンセイル）から、映画化するならフィクションにすべきだとアドバイスを受けます。

４年前の２００７年。トスカーナ州の古都シエナの大学に通うイギリス人女子留学生エリザベス・プライス（サイ・ベネット）が、自室で遺体となって発見されます。

まもなくエリザベスのルームメイト、アメリカ人留学生ジェシカ・フラー（ジュヌヴィエーヴ・ゴーント）と、恋人のイタリア人エドゥアルド（ヴァレリオ・マスタンドレア）、

バイト先のバー経営者、３人が殺人容疑で逮捕されます。しかし事件は、その後の裁判を通して異様な展開を見せていくのでした。果たして、それは？実際に起きた事件は、０７年１１月２日…

イタリアの古都ペルージャの大学でのイギリス人女子学生メレディス・カーチャーでした。かなりスキャンダラスな内容だったようで、詳しくは本作を見に行きましょうね～。

二科展の１００年

上野の東京都美術館で、この夏開催される展覧会は“二科１００年展”というサブタイトルが付いています。ところで“二科”とは？日本の美術家団体の１つ“二科会のことですね。

二科展のことは詳しくは知りませんが、１９１４年１０月１日に上野竹之台陳列館にて第１回展を開催したそうです。その展覧会は、「伝説の洋画家たち」。公式サイトの解説によれば…

二科会１００年の歴史で発表した画家たちには、岸田劉生、佐伯祐三、小出楢重、関根正二、古賀春江、藤田嗣治、松本竣介、岡本太郎、東郷青児、安井曾太郎などの名前が並びます。

海外からも、フランスの画家アンリ・マティスやキュビスムの画家アンドレ・ロート、ロシアの彫刻家、画家オシップ・ザッキンなどの作品も展示されます。

展覧会の構成は、二科展の１００年の歩みを１）草創期 ２）揺籃期 ３）発展そして解散 ４）再興期…の４期に分けられています。主な作品は、有島生馬『鬼』（１９１４年／第１回展）,

山下新太郎『端午』（1915年／第２回展）、岸田劉生『静物（湯呑と茶碗と林檎三つ）』と『初夏の小路』（１９１７年／第４回展）、石井柏亭『団扇をもてる女』（１９２０年／第７回展）

国枝金三『栴檀の木の家』（１９２４年／第８回展）、小出楢重『帽子をかぶった自画像』（１９２４年／第１１回展）、坂本繁二『帽子をもてる女』（１９２３年／第１２回展）

東郷青児『ピエロ』（１９２６年／第１５回展）、佐伯祐三『新聞屋』（１９２７年／第１５回展）、東郷青児『超現実派の散歩』（１９２９年／第１６回展）、古賀春江『素朴な月夜』（１９２９年／第１６回展）

坂本繁二郎『放牧三馬』（１９３２年／第１９回展）、藤田嗣治『メキシコに於けるマドレーヌ』（１９３４年／第２１回展）、安井曾太郎『玉蟲先生像』（１９３４年／第２１回展）

岡本太郎『重工業』（１９４９年／第３４回展）などなど。ちなみに佐伯祐三（１８９８年４月２８日～１９２８年８月１６日）の『新聞屋』は、個人蔵。パリに死した佐伯祐三。ぜひ。

黒海（ブラック・シー）の金塊探し

カナダ、モントオール出身のケヴィン・マクドナルドは、アニメ「リロ＆スティッチ」（０２）などの声を担当する俳優。間違えそう～。イギリス、スコットランドのグラスゴー出身の…

ケヴィン・マクドナルドは、映画監督。アカデミー賞主演男優賞を受賞したフォレスト・ウィテカーとジェームズ・マカヴォイ主演「ラストキング・オブ・スコットランド」（０６）や、ラッセル・クロウと…

ベン・アフレック主演「消されたヘッドライン」（０９）、チャニング・テイタム主演「第九軍団のワシ」（１０）、シアーシャ・ローナン主演「わたしは生きていける」（１３）などがあります。

ご存じでしたよね。マクドナルド監督の最新作が、「ブラック・シー」（１４）。おおっ、潜水艦もの！海難救助専門家ロビンソン（ジュード・ロウ）は、ある日突然解雇されます。

イギリス海軍に所属した１５年間と務めた続けた１１年間、仕事一筋だったロビンソン。妻クリシー（ジョディー・ウィットテイカー）と１２歳の息子マーティンも、彼の元を去ってしまいます。

陸上での仕事など考えられないロビンソン。そんな時、昔の仕事仲間のカーストン（ダニエル・ライアン）から、耳寄りな情報を得ます。それは第２次世界大戦時、ナチスドイツの潜水艦…

Ｕボートにが莫大な金塊を積んだまま、黒海のグルジア沖の深海に沈没したままになっているというものでした。その引き揚げに成功すれば、新規巻き直しの大チャンス！

仲立ちをするダニエルズ（スクート・マクネイリー）のプランに飛びつくロビンソン。まずは、ロシア製のオンボロ潜水艦を手に入れます。集められたメンバーは、ロビンソンの他…

事情通のリーダー ブラッキー（コンスタンティン・ハベンスキー）とロシア人５人。激しやすい潜水士フレイザー（ベン・メンデルソーン）とイギリス人６人。一攫千金を夢見る男たち。

海上のロシア海軍に探知されないよう深く潜航…。やがて目指す獲物にたどり着いた時、果たして何が？潜水艦は、封鎖された逃げ場のない空間。仲良くやりましょうね。無理か…。

高度１万フィートの恐怖

ニコラス・ケイジ主演「レフト・ビハインド」（１４）は、高度３万フィート上空の飛行機の中で大勢の乗客が一瞬で消えてしまうという、サスペンスドラマ。ヴィク・アームストロング監督作。

ティム・ラヘイ＆ジェリー・Ｂ・ジェンキンスのベストセラー原作を映画化。予備知識なしで見たので、これほど宗教色が強いとは思いませんでした。ラヘイ氏はアメリカの牧師で…

聖書の記述を根拠にした終末論をベースにし、ジェンキンス氏が書き上げたそうで、“なるほど”でした。でも謎が徐々に解けていくスリルのある作品は、本来大好きなジャンル。

挿入歌とエンディングは歌はいらないけど…。それはさておき、便利で快適な飛行機。しかし、この飛行機は怖過ぎます。それが「７５００」（１４）です。“ナナゴーゼロゼロ”と読みます。

監督は、清水崇。かつて、鈴木光司原作『仄暗い水の底から』を、ハリウッドリメイクした「ダーク・ウォーター」（０４）。ジェニファー・コネリー主演だから見たんですが、怖かった…。

そして、清水崇監督。脚本も書いた「呪怨」（０２）から始まる“呪怨”シリーズ。これをハリウッドリメイクした、サラ・ミシェル・ゲラー主演「ＴＨＥ ＪＵＯＮ／呪怨」（０４）。オリジナルは未見ですが…

この２本は、見ています。さて「７５００」ですが、脚本は「ダイヤモンド・イン・パラダイス」（０４）や、ＴＶ「ＬＯＳＴ」のクレイグ・ローゼンバーグ。完璧なアメリカ映画です。

５月１２日。ロサンゼルス発東京行きヴィスタ・パシフィック７５００便。機内に乗り込む様々な事情の乗客たち。ブラッド（ライアン・クワンテン）とピア（エイミー・スマート）夫妻、

異常な潔癖症の妻とうんざりしている新婚の夫、全身タトゥーのヘビメタ女、怪しげな木の箱を持ち込む男、妊娠に怯える女…。離陸後、しばらくして激しい乱気流に見舞われます。

機内はパニックになり、１人の男が亡くなります。それから奇怪な出来事が、次々と起こり始めるのでした。果たして、７５００便にいった何が？見る時は、覚悟して！