■果樹園芸各論2回目 2009年7月8日
今日も曇り空、農大の周りの稲もだいぶん育ってマスね。
【 ブドウの剪定 】
◆長梢剪定⇒山梨県他⇒10芽以上⇒Ⅹ型
利点:樹の拡大、樹の生理上落ち着いた木になる。(木本位の栽培)
◆短梢剪定⇒岡山県⇒1~2芽残す⇒平行整枝⇒H型 WH型
利点:無核栽培に向く。結果枝がよく揃う。合理的、能率的。
◎西日本では、岡山の技術が広まっている。(人間本位の栽培)
◎関東は、長梢栽培が多い。
◆剪定の時期:1月~2月中旬。
◆剪定の方法(短梢剪定の場合):殆どの品種は、1芽剪定する。
マスカットオブアレキサンドリアなどは、基芽剪定する。
結果枝不足や着果穂の少ない品種は、2芽剪定以上にする場合がある。
切る位置は、残す芽の1つ先端の芽のある節で切り、切る芽は犠牲にする。
(犠牲芽剪定)
◆延長した1年目の主枝延長枝の剪定:ピオーネなど頂部優勢性の強い品種は、
基部部位の発芽がよくないので、20芽以内で短く切り返し剪定する。
その年の7月までに伸長した位置まで残す。
【 芽傷処理 】
◆ピオーネなど1年目の延長枝の発芽揃いが良くない品種や発芽しにくい品種は
芽傷を入れて、発芽促進をはかる。
特に延長枝基部に近い部位の芽の発芽が良くない。
◆処理時期:2月下旬~3月上旬。
◆処理方法:芽の位置の先端3mmの位置に専用鋏などで形成層まで達する深さに
傷を入れる。
【 簡易ビニール被覆:トンネル被覆 】
◆簡易被覆時期:3月下旬~4月中旬。発芽までに風の無い日に行なう。
◆被覆の除去:梅雨明け後、降雨が少なくなった7月下旬~8月上旬に除去する。
【 芽かぎ 】
◆目的:多すぎて発芽した新梢をかぎとり、各新梢の伸長を促進し、生育を揃える。
◆時期:花穂の養生状況が確認でき次第早く行なう。新梢長10cmまでに行なう。
◆方法:中庸な勢力で健全で良い花穂を養生している新梢を残す。
◆程度:主枝の片側に20cm間隔に残る本数にする。
10a当たり5000~6000本にする。
【 誘引 】
【 本梢の摘心 】
【 副梢の摘心 】
◆時期:副梢が2~3葉以上発生してくると養分を取り、花穂の発育を阻害し、
結実が悪くなるので摘み取る。開花前に行ない、以降も適宜行ない過繁茂を防ぐ。
◆方法:花穂の養生節から基部は2~3芽残して摘心し、その先の節から発生する
副梢は1葉残して摘心する。
先端から発生する副梢は、そのまま伸長させるが2~3葉発生時毎に摘心を繰り返す。
更に伸長すれば、捻枝して棚下に下げて伸長を抑制する。
【 育成中の若木の新梢の管理 】
◆延長中の主枝にする新梢:真っ直ぐにこまめに結束して、ねじれないようにする。
先端は、7月下旬~8月上旬に摘心する。
副梢は、2~3葉で摘心する。更に発生すれば再度摘心するか、かぎとる。
◆2年生部位から発生した新梢:成木と同様に結果枝として管理するが、
果穂の養生を少なくする。標準の1/3程度の房数に制限する。
つづく・・・・・
今日も曇り空、農大の周りの稲もだいぶん育ってマスね。
【 ブドウの剪定 】
◆長梢剪定⇒山梨県他⇒10芽以上⇒Ⅹ型
利点:樹の拡大、樹の生理上落ち着いた木になる。(木本位の栽培)
◆短梢剪定⇒岡山県⇒1~2芽残す⇒平行整枝⇒H型 WH型
利点:無核栽培に向く。結果枝がよく揃う。合理的、能率的。
◎西日本では、岡山の技術が広まっている。(人間本位の栽培)
◎関東は、長梢栽培が多い。
◆剪定の時期:1月~2月中旬。
◆剪定の方法(短梢剪定の場合):殆どの品種は、1芽剪定する。
マスカットオブアレキサンドリアなどは、基芽剪定する。
結果枝不足や着果穂の少ない品種は、2芽剪定以上にする場合がある。
切る位置は、残す芽の1つ先端の芽のある節で切り、切る芽は犠牲にする。
(犠牲芽剪定)
◆延長した1年目の主枝延長枝の剪定:ピオーネなど頂部優勢性の強い品種は、
基部部位の発芽がよくないので、20芽以内で短く切り返し剪定する。
その年の7月までに伸長した位置まで残す。
【 芽傷処理 】
◆ピオーネなど1年目の延長枝の発芽揃いが良くない品種や発芽しにくい品種は
芽傷を入れて、発芽促進をはかる。
特に延長枝基部に近い部位の芽の発芽が良くない。
◆処理時期:2月下旬~3月上旬。
◆処理方法:芽の位置の先端3mmの位置に専用鋏などで形成層まで達する深さに
傷を入れる。
【 簡易ビニール被覆:トンネル被覆 】
◆簡易被覆時期:3月下旬~4月中旬。発芽までに風の無い日に行なう。
◆被覆の除去:梅雨明け後、降雨が少なくなった7月下旬~8月上旬に除去する。
【 芽かぎ 】
◆目的:多すぎて発芽した新梢をかぎとり、各新梢の伸長を促進し、生育を揃える。
◆時期:花穂の養生状況が確認でき次第早く行なう。新梢長10cmまでに行なう。
◆方法:中庸な勢力で健全で良い花穂を養生している新梢を残す。
◆程度:主枝の片側に20cm間隔に残る本数にする。
10a当たり5000~6000本にする。
【 誘引 】
【 本梢の摘心 】
【 副梢の摘心 】
◆時期:副梢が2~3葉以上発生してくると養分を取り、花穂の発育を阻害し、
結実が悪くなるので摘み取る。開花前に行ない、以降も適宜行ない過繁茂を防ぐ。
◆方法:花穂の養生節から基部は2~3芽残して摘心し、その先の節から発生する
副梢は1葉残して摘心する。
先端から発生する副梢は、そのまま伸長させるが2~3葉発生時毎に摘心を繰り返す。
更に伸長すれば、捻枝して棚下に下げて伸長を抑制する。
【 育成中の若木の新梢の管理 】
◆延長中の主枝にする新梢:真っ直ぐにこまめに結束して、ねじれないようにする。
先端は、7月下旬~8月上旬に摘心する。
副梢は、2~3葉で摘心する。更に発生すれば再度摘心するか、かぎとる。
◆2年生部位から発生した新梢:成木と同様に結果枝として管理するが、
果穂の養生を少なくする。標準の1/3程度の房数に制限する。
つづく・・・・・