『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

哀しみの日 その前日・・・

2023-03-11 10:01:39 | 大震災/コロナ禍

あの日より
 長き年経ち
  今朝の太陽
   おろがみ奉る
   こころ静かに    

        瓢 水

 

12年前の今日。

忘れもしない
2時46分。

マグニチュード9という
未曽有の超巨大地震を体験した。

そして、
未曽有の超巨大津波は
沿岸の街々を飲み込み、
二万もの命が奪われた。

フクシマに於いては、
原発爆発という
これまた未曽有の大災害が起こり、
超巨大地震・超巨大津波との
『複合災害』となり、
その心身の疲弊による
「関連死」により、
さらに数千もの人が亡くなった。

心理カウンセラーとして、
市内18か所の避難所を巡って
PFA(心理的応急処置/
Psychological First Aid )
に出向いたのはいいが、
やがて、ガソリンは枯渇し、
自身も疲弊して、
バーナウト(燃え尽き状態)に陥り、
極度の鬱になってしまった。

5年ほど前までは、
3.11を前にすると、
「記念日反応」のような
プチ・フラッシュバックも起こり
体調が崩れたこともあった。

去年・一昨年と
震度5、震度6の
大余震が起こり、
今もって、油断できない事を
悟らせられてからは、
常々、軽い緊張状態を伴う
防災態勢にもある。

「1000年に一度」の
超巨大地殻変動は
100年余震が続く・・・
というので、
孫子も含めて
その心つもりを忘れてはなるまい。

快晴の今朝の青空を見て、
原発爆発した翌日に
ブログに載せた
狐狸庵センセイの言葉が
自ずと脳裏に浮かんだ。

 人間が
  こんなに哀しいのに
 主よ 
  海があまりに
   碧いのです
  
***

2011年の3月11日には、
そのお昼に、
フミのシーマを借りて、
馴染みのフレンチ・レストランに
赴いていた。

そして、
その帰路、
近所の文具店に寄っていたら、
突然にグラリと来て、
『3.11』の悲劇の序章が始まった。

慌てて帰宅すると、
家の中は足の踏み場もなく、
急いでつけたテレビには、
災害ヘリの空撮で、
黒々とした大津波が
今まさに逃げ惑う車を
呑み込もうとしていた。

その間にも、
巨大余震が大きな音を立てる。

あの日だけで、
震度5を数回ふくむ
200回以上の余震があったから、
まさに、生きた心地がしない、
というものであった。

***

偶然なのか、
無意識のなせるわざなのか、
二月の末に、あの日と同じ
フレンチ・レストランに
予約を入れていた。

そして、きのう、
そんな話をも
シェフとマダムと
帰り際に思い返して
してきたばかりである。

***

震災時には、
原発爆発での屋内退避勧告もあり、
一週間の断水で調理もできず、
有り合わせのもので
飢えを凌いだ。

避難所訪問で頂いた
冷えた「塩むすび」の味も
忘れがたいものである。

・・・それなのに、
贅沢なフレンチを
食べたいなんて・・・(笑)。

ここまで、無事に、
生き長らえてこれたことに
心から感謝し、
口福・心福の幸福を求めて・・・
なのかもしれない。

***

きのうは、
あらかじめシェフに
「ピジョン(鳩)」のスペシャリティを
アラカルトで・・・と、
依頼していた。

フランス・オーベルニュ産の逸品を
わざわざお取り寄せ頂き、
最高の調理をしてくだすった。

 

*

オードヴルは
『富士幻豚と軍鶏レバーのパテ』。

手でもって頂く
アミューズ的「前菜」である。

前日の昼に、
『パンの耳挙げちゃいました』で
軽い胃腸炎をおこして、
夜・朝と絶食して
胃腸薬を服用しての
「第一食」だったので、
オナカの調子をうかがうことになった。

まずまず、大丈夫!

違和感もなく、
美味しく感じられて、
胃の腑に収まってくれた(笑)。

そして、いよいよ、
メイン・イヴェントの
『ピジョン・エトフェ』
(窒息鳩)
の御到来を待つ。

「鳩」と言うと、
眉を顰める御仁が多いが、
神社や公園にたむろう
グルッポー♪ ・・・の
ハトではなく、
山鳩種の家禽である。

25歳の頃から11年かけて、
京阪神のフレンチ全店を制覇し、
あしかけ40年の仏料理食歴で、
確固として断言できるのが、
【肉の最高は鳩】
という事である。

ついで、
「コルヴェール(青首鴨)」
「プレサレ
(モンサンミッシェル周辺で育った
塩気のある仔羊)」
である。

ベキャス(山鴫)、
ベルドロー(山鶉)、
フザン(雉)、
リエーブル(野兎)、
シュヴルイユ(鹿)
・・・といった、ジビエも
味わってきたものの、
なんといってもトドメは
「鳩」である。

おそらくは、
血の鉄の味と
肉味のアミノ酸(旨味)のバランスが
もっともエレガントな風味を醸すべく
均衡が取れているのだろう。

ふだん、
スーパーの食材の
豚・牛・ブロイラーに
馴染んでいる舌に、
鳩は驚きの味覚的インパクトを
与えてくれるが、
不幸にも、その平和的なイメージから
忌避する“食わず嫌い”が多いのも
事実である。

同僚の女性先生方と会食した際、
『トルテ・ド・ピジョン』を
(鳩のトルテ)を
幹事としてオーダーしたら、
半数の先生方が残してしまった(笑)。

中には、
一口も出来なかった方も
おられた・・・(笑)。

もっとも、この方は、
スッポンも、コハダも、
駄目だった・・・(笑)。

亀やら鮒みたいなサカナは
生理的に受け付けない、
喰わなくともいい・・・らしい。

ま、誰しも、
冒険する必要はないのだが・・・、
それが極端に過ぎると、
人付き合いや物事との関係性を
狭ばめやしないか・・・と、
老爺心ながらに思ってしまう。

*/*

シェフの料理を味わって
40年近くになるが、
「今までで、最高の逸品・・・」
と、評したいほどの
『クイズィーヌ・ド・ピジョン』
(鳩料理)
であることを
ご当人にも申し上げた。

ヴィアン・ロゼ(薔薇色焼き加減)
よりも、さらに色濃い
ヴィアン・ルージュとも形容したい、
見事に美しくも
ジュ・ド・ヴィアンド(肉汁)を
とどめた火加減であった。

逸材と超絶技巧により、
奇跡の超美味を
舌先から脳髄に
もたらしめてくれた。

確実に、脳内麻薬で
快楽物質の「エンドルフィン」が
ドドーッと堰を切って
脳内全域にあふれ渡った。

天上の夢見心地。
法悦の境。
忘我の時。
脳内エクスタシー・・・etc。

***

 

一羽丸ごとのオーダーだったので、
続いて、キュイソー(腿肉)と
クール(心臓)、フォア(肝臓)、
などのアバ(内臓)が、
ほろ苦いカステルフランコと
サラダ仕立てで供された。

これまた、
フレンチでないと
なかなか味わえない
“焼き鳥”である(笑)。

ボルドー・ルージュにも
純米吟醸にも
合いそうなグリエであった。

*

ピジョンの興奮が覚めやらぬ処に、
『ガトー・フレーズ』
『ソルベ・ド・ココ』
が運ばれてきて、
ようやく憑き物が落ちたように
平静さを取り戻した。

 

その甘やかなる
多幸感にも酔い痴れ、
さらにそれを
“体言止め”のように
コキュッと苦みの効いた
エスプレッソが
口内を引き締めてくれた。

*

 

・・・まことにもって、
幸福に満ちたひと時を、
あの哀しみと不幸のどん底の
『3.11』の前日に味わえた事は、
天地の神々にお礼感謝を
奏上したいほどの気分に
させて頂いた。

・・・きっと、
これは、無意識による、
セルフ・ヒーリングだったのか、
あるいは、
今年度も真摯に
“人助け”の聖職に
奉職してきたことへの
天地神のご褒美なのかもしれない、
・・・と、ふと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ゆとり無き処に事故あり・・・

2022-04-25 06:55:00 | 大震災/コロナ禍
おとついから
トップニュースとなっている
知床沖の遭難事故。

次々と犠牲者が
発見されて、
連休前に暗い影を
落としている。

同時に、福知山線脱線事故から
17年目という報道もあり、
通勤列車で107名もが
死亡したという惨事と、
遭難船事故との共通因子として
「ゆとりの無さ」という
キーワードが思い浮かんだ。

換言すれば、
「経済効率優先」
と言ってもいい。

遭難船は、
コロナ禍の影響で
客足が落ちていたのを
なんとか挽回しようとして、
危険を冒したのであり、
事故車は、
厳格な定時運行を厳守しようと
慌てていたのである。

遭難船の船長は、
去年も座礁事故を起こして
書類送検歴があった。

そして、甲板員は
今年四月に採用されたばかりの
未経験者だという。

事故当日は、
プロの漁師たちが、
みな海が荒れて引きあげ、
他会社の観光船の船長も
引きあげて、事故船長に
操船を断念するように
助言したという。

そのようなプロたちの
警告を無視して
出航すること自体が、
プロ意識に欠け
安全管理者としての自覚を欠いた
「未熟者」だった。

そして、
この会社の社長らが
一向に状況説明や
謝罪会見にも
姿を現さない事が、
その無責任さを露呈している。

福知山線脱線事故と
知床沖遭難事故の教訓は、
まさに、
【ゆとり無き処に事故あり】
という事と
【安全管理者のあるべきようわ】
を知らしめてくれる。

また、同時に、
「経済効率主義」に
強迫的に踊らされる愚挙の
「未熟さ」をも
知らしめてくれた。

その対価は、
両事故合わせて
133人もの「命」である。






前日の山行きで
疲れが出たのか、
きのうもカミさんに
霊山までアイスを食べに行こう、
と誘われたが、
ダルさと面倒くささが勝って、
まる一日ダラダラ寝を選んだ。

午前中いっぱい寝て過ごし、
午後からも漫画を読みながら
ごろ寝していた(笑)。

そしたら、
帰宅したカミさんが、
ひとりで行ってきた
『まきばのジャージー』の
持ち帰りアイスを買ってきてくれた。

マカデミアナッツとコーヒーの
アイスは、秀逸で、
なかなかに美味しかった。








山間部の僻地にある
Y中への通勤路は、
ここ数年、ずっと拡張工事で
工事用信号機であちこちで
停車させられて
イラッとしている。

それでも、
一部で開通した箇所もあり、
曲がりくねった山道を回避した
新しいトンネルが出来ていた。










先月の震度6の大地震で
カウンセリング室も
あちこち乱れていた。






廊下から視えた電柱が
地震のせいで
かなり傾いていて驚いた。

去年の震度5で崩落した
廊下の壁や天井が、
修復が済んだと思ったら、
またまた新たに崩落、剥離した。

真新しい校舎なので、
手抜き工事したとも思えず、
それだけ、地震の威力が
凄まじいのであろう。

去年から4階に移転した
K中のカウンセリング室は、
逃げ場がないだけに、
階上による揺れも増して
震度6ともなったら
さぞかし恐怖だろうと不安になる。









狂気の暴君プーチンの
健康不安説が
取り沙汰されているが、
それに関連しての
不安を読んだ歌が
新聞の歌壇に投稿された。









「突然に世界の終わりが有り得る」
というフレーズが
信憑性があり、
この目に見えない不安の
根源にあるんだなぁ・・・と、
自覚させられた。

冷酷な狂人の手に
核のボタンが委ねられている、
という事は、
我われは「生殺与奪」権を
握られている、
という事なのである。

ロシアは
核ミサイルを6600発有する
世界一の保有国である。

アメリカでさえ5000発、
中国は300発という。

民主国家側として
経済制裁に加担した日本は、
ロシアから公式に
「敵国」と宣言され、
北方領土の軍備増強、
日本海でのミサイル発射など・・・
示威行為で脅しをかけられている。

核ミサイルの100発も打てば
滅ぼせるんだよ・・・と、
狂った暴君の
ほくそ笑む表情が脳裏に浮かび、
胃の腑のあたりが重々しくなる。


















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令和好転?

2022-04-20 06:43:00 | 大震災/コロナ禍
K中に新年度の
初出勤をしたら、
教頭先生から
「先月の地震で
カウンセリング室が
大変なことになってました」
との報告を真っ先に受けた。

覚悟して入室したら、
本や箱庭道具などの小物類は、
養護の先生が
粗方片付けて下さっていたが、
落下して壊れたものは
そのままになっていた。





二本のギターも
床に投げ出されていたが、
幸いにも破損は
免れていた。

パソコンのモニターも
バッタリ倒れてたが、
画面に傷はなかった。






子どもたちの絵を入れた
ダイソー製の額が
いくつか粉々になってたので、
裏側からガムテープで
修復して接着した。







職員室のデスク内には
お菓子が入っており、
中に「令和好転」と
縁起のいい寄席文字で記された
タルトがあって、
その不思議な熟語に
気を惹かれた。

たしかに・・・
令和になったのだから、
地震・コロナ・戦争・病気も
好転してもらいたい、
という思いと合致したので、
文字の部分だけを切り抜いて
システムノートに貼ってみた(笑)。








病弱児だったせいか、
子どもの頃から信心深く、
石仏やお地蔵様の前では
必ずや合掌して
拝むのを常としていた。

今でも、
その習慣は変わらないが、
同時に、素朴な石仏の表情にも
魅かれて、あちこちで
スマホ撮りをしている。








テレビの世界で
目を魅かれる女性は、
『博士ちゃん』の愛菜ちゃんと、
『金ゴジ』の亜紗ちゃんである。

去年の夏は、
愛菜ちゃんと
ソーちゃんを結婚させて、
亜紗ちゃんを娘にする・・・(笑)
というリアリティ・ファンタジーの
『名人を超える』という
将棋小説を書いた。








職場でも、
寸暇があると、
『リュート・マラソン』の
録画・録音をスマホでしている。

きのうも、
退勤前に、
『ベネズエラ風ワルツ第二番』と
『セヴィジャーナス』二曲を録った。

帰宅してから、
フェイスブックに送り、
パソコンにダウンロードしてから、
『OBS Studio』という
編集ソフトに取り込み、
コンプレッサーやリバーブ処理して
再度、フェイスブックに
アップしている。




きのうの
『エストレリータ』では、
初めて4人の常連の方々から
『超いいね』を頂き、
まるで、「シロートのど自慢」で、
「10点」「10点」「10点」「10点」
・・・と、満点を頂いた気分であった(笑)。

もっとも、
小ミスが数か所あり、
コンクール・レベルなら
落選だし、
CD作製レベルなら
録り直しものではあるが・・・。

ライヴものは、
スケートや体操と同じく、
ミスを織り込んでの
「音楽の立ち上がる」
プロセスを鑑賞するもの、
ということにしている。

80年代に、
コンクールに三度ほど
挑戦したことがあるが、
本番ではノーミスが求められ、
それに過度に意識を集中すると
音楽の流れがわるくなり
「無難」にまとめる、
という「非音楽的」な
無機的な演奏に堕するようになる。

ことに、課題曲では、
自由奔放な演奏なぞ
認められず、
正統な解釈と
確実な技術が「求め」られる。

『朝日放送コンクール』では
1次、2次予選を突破し、
本戦に出場したが、
そこでの課題曲で
一ケ所ミスって、
もう自由曲の時間帯は
「消化試合」になってしまった、
という悔しい体験がある。

なので、爾来、
コンクール参加はやめて、
コンサートやリサイタルの方が
ミスも許され、ずっと楽しく
演奏できるので、
そちらに専念してきた。













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耐震補強

2022-04-18 06:59:00 | 大震災/コロナ禍
きのうは
風邪の養生のため
丸一日、寝込んでいた。

なので、
何処にも行かず、
何もせずで、
ブログネタがなくて
こまった(笑)。





去年の震度5の時は、
寝室ベッドの脇にある
本棚が倒れてきて
本の下敷きになった(笑)。

幸い、
たいした量もないから
すぐに払いのけられたが、
でも、ドーンと
倒れてきた時には
さすがに驚いた(笑)。

なので、
L字留め金で
しっかり固定したら
先日の震度6でも
大丈夫だった。









居間の本棚も
カラーボックスを
パズルみたいに
組み合わせてるので、
最上部だけはL字固定している。

先日の震度6では
カセットテープ類が
飛び出してバラバラになり、
中身とケースを照合して
元通りにするのに難儀した。







去年新調したばかりの
給湯器も心配だったが、
ガッチリとL字固定されてたので、
大丈夫だった。

ガスボンベは
チェーンでしっかりと
固定されていた。

3.11の時は、
1週間、断水したので、
煮炊きも風呂も
ダメだった。

同程度の地震が
いつ来てもおかしくない、
と言われてるので、
防災の心掛けは
常平生からしている。








ナッちゃんの
新潟から引きあげてきた荷物に
CDが何枚かあったので、
クラシックだけピックアップして
書斎のクラシックCD棚に
収納した。

若い頃の小澤征爾のものは
持ってなかったので、
暇な折に聴いてみようと
思っている。


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癒しの日々

2022-03-23 06:47:00 | 大震災/コロナ禍
きのうが
今年度、最後の勤務日だった。

そしたら、まあ…
朝から雪が降り、
グランドも車も
また一面覆われた。

春の雪なので
水分をたっぷりと含んだ
重い雪である。

退勤時、
フロントガラスに積もったのを
除けようとしたら、
水分が凍って
ガラスにへばりついて
剥がすのに難儀した。





寒の戻りで、
今朝方はー2℃にもなり、
玄関前の水溜まりが
また凍っていた。

今日は
日中も6℃どまりだという。

そして、
また来週から20℃になる
というから、
春先の「三寒四温」は
虚弱高齢者には
ストレスフルである。



今日から、
3週間ほどの
「春休み」である。

教員時代は、
教務部だったので、
この時季は、
新年度の時間割つくりや
新クラス編成、学籍簿の点検、
入学式の準備などで
ほとんど休めなかった。

SCになってからは、
まるまる休める
ロンバケが
「春・夏・冬」とある。

この長期休暇を
どう過ごすか・・・というのも、
「人生深生き」の
工夫のしどころでもある。

数日間は、
三学期の激務の疲れを
癒すのに、故意に
グデグデ、ダラダラと
過ごすことにしている。

〆の昨日も、残業となり、
80分ものケースカンファレンスで
ほぼ1時間、喋りっぱなしだった。

校長室で、管理職を含め
ひと学年全スタッフによる
十名もの拡大カンファだったので
地声より一段大きく張り上げての
問題生徒についての
心理・病理・処方箋を説明したので、
帰宅時にはオナカが痛くなった。

きっと、
無意識で緊張して、
腸が攣縮したのだと思い、
カバンの携帯常備薬袋から
ブスコパンを出して飲もうとしたら、
使用期限が「2019.2」になってたので、
呑めなかった。

この三年間、
緊張性腹痛がなかった
ということだが、
三年に一ぺんは、なるかもなので、
今日はマツキヨで新しいものを
買ってきようと思う。




地震の爪痕を
毎日、少しずつ、
片付、修復をしている。

40年来、愛用している。
ミロのヴィーナスの温度計を
立体パズルをやるように
瞬間接着剤で修復した。

これで、
3.11来、三度目である。





きのうの
カウンセリングでも
カンファレンスでも、
希死念慮者の増加因として、
「コロナ・戦争・地震」
という環境因子をあげて、
誰の心にも等しく20/100点ほどの
心的負荷(ストレス)が
掛かっている事を話した。

それがHSCだと、
30/100点かもしれず、
それに、個人要因が加われば、
心身症を発症しても
おかしくないのである。

事実、
昨年の小中高生の自殺は
500人あまりと
過去最高であった。

その数を鑑みると、
自分にも相当の環境ストレスが
かかってるんだなぁ・・・と、
自覚して、進んで、
ストレス・コーピング(対処)に
勤しんでいる。

好きなマンガも
平生より、積極的に
買っている。

最近は、
長田 佳奈という作家の
レトロチックな作風が
お気に入りになって、
数冊購入した。

ベッドに横になって、
飲み食いしながらの
漫画タイムは
かけがえのない
セルフ・ヒーリング・タイムでもある。







カミさんに
ツタヤの中古CDの
80%オフセールを知らせると、
行きたいというので、
先日、温泉の帰りに寄ってきた。

「ジュゼッペ・マルトゥッチ」
というイタリアの作曲家の
4枚組が160円だったが、
1枚あたり40円になるので、
ツマランくてもいいや・・・と、
思って買ったら、
これが名曲ぞろいで魂消た。

カミさんとも、
ラフマニノフみたいだねぇ・・・と、
感心しながら、そのピアノ協奏曲に
耳を奪われていた。

スマホでググってみると、
レスピーギのお師匠さんで、
マーラーやトスカニーニ、
ルービンシュタインも
好んで彼の曲を採り上げていた、
という。

曲も演奏も録音もよし、
という三拍子そろってて、
これは儲けもんだった。

音楽でも癒された。






地震からこっち、
戦争報道は見ないようにして、
進んで、リク坊の写真や
動画を何度も見ては
マインド・ヒーリングにしていた。

うしろ姿でさえ
愛しいのが
孫である。

たしか、
『孫』っちゅう
演歌があったなぁ・・・(笑)。






動画のワンシーンに
親子三人が
手をつないで、
連綿の「川」の字になって、
(これが、平和というものだよなぁ・・・)
と思わされた。

ウクライナ情勢の
一日も早い収束を
願い祈っている。

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