『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

マラガの酒

2018-10-30 05:23:00 | 食物・飲物
寝起きに
体のキレがわるいなぁ、
と感じていたが、
知らず知らずのうちに
太っていた。

「食欲の秋」をいいことに、
考えなしで食べていたことを悔いて、
またコンサート前の
オン・シーズン・節制モードに
スイッチを切り替えねば、
である。

たしか、その昔、
松田優作の映画で
「狼は生きろ。豚は死ね」
という
コピーがあったが、
何故か、ふと思い出した。

「飛べないブタは、ただのブタだ」
というのもあったなぁ(笑)。


(´・Θ・`) ブヒ

減量せねば。
節食せねば。

ムオゥ~ッ! (/>_<)/




両手の指の
第一関節と第二関節が
変形やら炎症状態の
「ヘバーデン結節」と
「ブシャール結節」で
痛いやら、曲がらないやらで、
もうギタリスト生命も危うい。

ミューカスシストという
水ぶくれもできていて、
悪化している指もある。

ことに、
右指の小指と薬指とが
癒着したかのように
自由にコントロールできず、
『アルハンブラ』のトレモロが
最高パフォーマンス時期の
60%程度に劣化している。

なので、
曲の練習前には
トレモロを覚えたての頃にやった
『マラゲーニャ』の基礎練習を
泣く泣くやっている。

ギタリストが
『アルハンブラ』を弾けなくなったら
もうやめ時であろう。

いかな厚顔無恥で、
自己顕示欲があっても、
少なくも、
人前で演奏すべきではない。

初来日の折の
ホロヴィッツの演奏は
ボロボロでひどいものだったが、
吉田秀和氏からは
「ヒビのはいった骨董」
と酷評された。

もっとも、
老マエストロは
その後に練習を積んで、
捲土重来、名誉挽回を
はかったのは立派だったが。

***

きのうは、
<ギター療法>をしている
不登校の中学生の
2回目のレッスンだった。

ちゃんと復習と予習をしてきて、
初回の課題をクリアしたので
褒めてあげたが、
「自分の指と思えないほど、
思ったように動かない」
と嘆くので、
そうだろう、そうだろう、
と共感した。

昨晩は夢で、
女性の先生に
ピアノ・レッスンを受けていて
鍵盤が小さいので
上手く弾けずに困っていた。

凝り固まった指を苦にして、
ギターが上手く弾けない、
という現実の苦悩が
無意識下にも
反映したのだろう。

せめて、
心まで縮み込まないように、
「 Everything is OK 」
…と、
大いなる「全肯定」の
大海の中に浮かんでいたい。

先日の『赤毛のアン』の
最後の言葉が
印象的だった。

「道には常に曲がり角がある。
 神は天に在り、世はすべてよし」

まだまだ、
「在るもの、みな美しく、
 起こること、みなよし」
という
心境には至れないでいる。

でも、
変形指という身体障害を抱え、
うつ病という精神障害を抱え、
音楽をもって
「たましいの復興支援」のために
身命を捧げたら、
ミューズ(音楽の女神)も
背中をそっと
押して下さるやもしれぬ。




ルネッサンス期やバロック期の
吟遊詩人や宮廷音楽家の肖像を
古楽器製作の意匠モデルとして
参照している。

この絵からは、
ボディのくびれがない
箱型のギターを創案した。

裏板は
カーリー・メープルという
高級材を用いている。

珍しい
6単弦のオリジナルなので、
好事家に落札された。




『マラゲーニャ』を
基礎練習でやっているせいか、
ふと、「マラガ酒」を思い出して
ヤフオクでサーチしてみたら、
いかにもスパニッシュな
マタドール(闘牛士)とギターラを
模ったプレミア物が
400円という廉価であった。

ただ、
古物商の出品で
「未開封ながら中身は補償外」
とのことだったが、
フォーティファイド・ワイン
(酒精強化酒)なので、
おおかた大丈夫だろうと
踏んで落札した。

損したかて
400円だし・・・(笑)。
ただし、
送料の方が
800円もした。

なんと、
飾りとして、
一見モノホンっぽい
パリージョ
(フラメンコ・カスタネット)
まで付いている。

ググッてみたら、
これは正規壜の
お土産限定品のようで
もう市場にはない
廃版だった。

マラガは「マルサラ」同様に、
シェリーやマディラ、
ポルトほどには
メジャーではないので、
だーれも見向きも
しないのだろう。

これもまた
「マラガのもの」
という意味では、
もうひとつの
≪マラゲーニャ≫である。

商品説明には、
マラガの原産地呼称(D.O.)があり、
モスカテル・デ・アレハンドリアという
葡萄で仕込まれている。

黄桃やバニラのアロマがあり、
極甘口デザート・ワインながら
15度なので爽やかな飲み口で、
華やかなアフター・フレーバーが
あるそうな・・・。

これは、
シェリーと同じく
伝統的なソレラ法によって
醸造されている。

熟成も可能なので、
10年後の味も楽しみである。

届いたら、
さっそく、
『マラガの歌』を練習しながら、
≪マラガの酒≫で
憩うことにしよう。

ε= (•ω•`;)϶ オラガ マラガヲ ノムダ…



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