『京の旅』の名残りを
味わうかのように、
玄関室礼に
所縁(ゆかり)のアイテムを
飾ってみた。
桜色の紗の弁当包み。
『竹茂楼』の手拭い。
そして、京焼の団扇皿。
*
玄関を飾っていた
卒業式の花々を
神棚に入れ替えした。
朝に晩に、
ご祈念させて頂いてる神棚は、
老母が父が亡くなった25年前に、
大工さんに設えてもらい、
岡山の金光町の神具店で
揃えたものである。
ご神体は
『天地書附』
(てんちかきつけ)
という、教祖様の
書かれたものである。
右側が神様で、
左側が御霊様である。
月に一度は、
酒を布に湿らせたもので
「酒掃」という
お清めをさせて頂いてる。
神棚にお供えしたお酒は
並のものでも
極上の味になる・・・
と聞いたので、
頂き物の『純米吟醸』が
更に美味になるか
楽しみである。
*
庭のレンギョウが
真っ黄色に咲きだした。
樹勢の強い
生命力のある樹で、
これから、どんどん
伸長してくるので、
定期的な剪定が欠かせない。
サクランボも
まだ名残りの花を
咲かせている。
*
カウンセリング室前の木瓜も
優しげな朱色に染まりだした。
まさに、これから、
春爛漫にならんかという
庭の風情である。
ほいでも、
昨日、中国内で起こった
大黄砂嵐の余勢が
今日あたり
日本にやってくるというので、
午後から空は黄ばみそうである。
いっそのこと、
慈雨で清浄化してくれたら
いいのに・・・。
*
昨晩は、
フレンチの夕餉にした。
200円台と安価だった
ノルウェー・サーモンを
塩で〆てから酢に浸すという
「江戸前」仕事を施し、
さらにキッチンペーパーに包み
寝かして味を馴染ましてから
エマンセ(スライス)して
同系色のアシェットにドレッセした。
ソーモン(鮭)には、
アネット(ディル)が
定番なので、運よく、
スーパーのハーブコーナーで
それを見つけた。
ポワヴル・ロゼ
(ピンク・ペッパー)
のパンチのあるアロマと、
ユイル・ドリーヴ・シトロン
(レモン風味オリーヴ油)
の風味もヴィアン・マリアージュである。
フレンチをこさえる時は、
脳内をフレンチ・モードに
切り替えるので、必然的に
料理用語も仏語になる。
そう言えば、京都散策で、
妙心寺前を通り、
40年前に訪れた
『ブラッスリー関』が
まだ在ったのには驚いた。
その折、頂いた、
『グリル・ド・ラングスティーヌ』
(手長海老のグリル)
を鮮明に想い出した。
智積院会館で
ランチをした際、
りく坊のキッズ椀に
動物の絵がフランス語と共に
筆記体で描かれていたので、
それを読んでみたら
「フランス語わかるんですか?」
と、ミカちゃんが驚いていた(笑)。
「料理用語だけね・・・」
と言うと、
いちど家族フレンチを
振舞われたので、
納得した様子だった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます