『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

有難くお手当を受ける

2024-09-17 06:03:57 | 信仰

 

 鈴虫のいのちの声と
  わが今日のいのちの耳の
   朝の出会ひなり

朝、目覚めると
庭の虫の声が耳に入った。

あぁ、いよいよ、
今日は摘出手術だなぁ・・・と、
刻々と迫るその時を
重く感じた。

【案ずるより産むがやすし】
とは言うものの、
事の前には小心者にとっては
「予期不安」が伴うものである(笑)。

そんなに、
達観してないもんねぇ・・・(笑)。

なので、今朝は
目覚めるや否や
碧水先生の歌集に目をやった。

***

健康のためになすべき辛抱なり
 苦しくはあれ
  堪へねばならぬ

賜びしいのちが
 すべてお世話になりゐつつ
  今日は手術をうくる得しめ給ふ

適切なる手当
 正しき養生と相まちて
  しだいによみがえる健康

体いとひ養生するも
 みつとめの大切な奉仕と
  またしても思ふ

賜びしいのち
 賜びしからだの世話になり
  賜びしつとめに仕へさえ給ふ

***

だよねぇ・・・。
仕事を続けるには、
カラダのメンテは
避けて通れないものだ・・・。



*

カミさんが
ゆんべ日光旅行から帰ってきて、
お菓子の土産を買って来てくれた。

ゆんべから絶食してるので
今日の術後の
口慰みにしようと
リュックにひとつ詰めた。

*

毎年、「敬老の日」には
リク坊の子ども園から
お葉書が届く。

この絵も
リク坊がハンコ絵で
描いたのだろうが・・・
柿か蜜柑かは定かではない。

でも、ヘタの具合が
なかなかに佳い。

退院したら、
絵だけ切り抜いて
落款や関防印を押して
色紙表具にして
玄関室礼に飾ろうかとも思う。

晩には、
仕事帰りにカミさんが
病室に顔見に来る・・・
とも言っていた。

なんだかんだ言っても、
家族との繋がりが
「こころの支え」に
なってくれている事を
今更のように思わされた。

 四歳のわが孫が
  ジイジと言ひくれしこゑ
   床に入りて思ふ
 
 名をよべば口あけて笑む我が孫
  小さき手のばし
   わが手をつかむ



*

昨晩は、
就寝前の下剤を服用し、
いよいよ治療開始だな・・・
という気分が高まった。

「今、ここ」の経験を
味わい尽くして
生きている事を
実感しようと思う。

*

出先で、万一の発作や
体調不良に見舞われた場合の
様々な頓服薬が
財布の中に入っている。

先日も、郡山で
コンサート会場に赴くのに
風邪の病み上がり体調で
2㎞ほど歩いて汗ばんだものだから、
動悸が高まり
首を回すとシャンシャンという
症状がでたので、
アルプラゾラムを服用した。

これは
俗称「シャンビリ」という
セロトニン代謝不全で起こる症状で、
ひどくなるとパニック発作や
VVR(血管迷走神経反射)が
誘発される。


*

きのうのお昼には
光っちゃん叔母ちゃんからもらった
笹蒲鉾をいくつか頂いた。

それと、
ちっちゃなパイ生地のパンを
1ケのみ食した。

それで、食事は
今日の晩までない。



*

きのうは見逃した
ソーちゃんの
NHK杯の棋譜動画を見つけて
見入っていた。

西山女流三冠との
注目された一戦だったが、
先手角換わりという
ソーちゃんの優位な対局だったので、
終盤からは超速の決め手が出て、
「17手詰め」に追い込んで
早々と投了させた。

さすがに、
「名人・竜王」七冠の
指しまわしは
見事であった。



*

先日、
三ツ星懐石店で、
カウンター席の目の前で
親方が見事な本鮪の塊を
柵取りする処を
見せてくだすった。

皮や血合いを
惜しげもなく手屑として
捨てるのを見て、
「勿体ないですねぇ・・・。
 居酒屋だったら、
 いろいろと使えるのに・・・」
と言うと、
「もう、いつもの事ですから・・・」
と、その部位を賄いでも
使わなくなったという。





 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 金光「同窓会」40周年 | トップ | 無事、退院す・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

信仰」カテゴリの最新記事