きのうは、
王位戦「第四局」の初日を
観戦しながら、
カミさんと叔母さんとで
海に行ってきた。
*
復興道路である
高速無料区間の
「玉野」辺りに差し掛かると、
突然に山一面のメガソーラーが現れ、
まるで黒い鱗に覆われたような
人工的な建造物に
背筋がザワッとした。
それを見た
カミさんや叔母さんも
「酷いねぇ・・・」
と、森林を伐採しての
自然破壊に呆れた様子だった。
そういえば、
先日の流しソーメンに赴く途中の
山林一面にメガソーラーが敷かれていて、
「去年はなかったよねぇ・・・」
と、言っていたばかりだった。
市内から見える先達山の
景観破壊も著しい醜悪ソーラーには、
市民が苦情を申し立て、
市の行政に
「ノーモア・メガソーラー」
という宣言を出させるに至った。
これまで、
あまり意識してこなかったが、
2020年来、どこもかしこも、
あの黒光する魚鱗のような
メガソーラー群が目に付くようになった。
なんでも、
小泉進次郎が環境相の折、
業者に補助金を出して
大いに奨励したとかで、
景観破壊だけでなく、
各地で森林保水機能が失われ
土砂災害が多発している。
西郷村のは特にひどいらしく、
昨晩は、YouTubeサイトで
その実態を知った。
【福島メガソーラー視察!】
上海電力が日本破壊!
TOKIO-BAと福島復興の現実?!
https://www.youtube.com/watch?v=WP5XrNDC1kI
ここでは、
中国系の企業が
自衛隊駐屯地に隣接して
設置している事も
防衛上の問題となっている。
数年前に、
中国人が日本中の原野を
買い漁っている、
という風評は耳にしていたが、
それが、これだったんだ・・・と、
その意味が了解された。
自治体によっては、
首長や行政が
積極的に推進している処もあり、
反対派の住民との間で
軋轢も生じているという。
CO₂を光合成で吸収してくれ、
降雨から保水してくれて
土砂災害を防いでくれている
森林を伐採しているので、
「自然にやさしくエコ」
というのは大嘘なのである。
ここにも「儲け」第一や
利権が絡んでいるから、
似非エコロジストの
拝金主義たちは撲滅せねば、
日本全土が醜悪なブラック魚鱗に
覆われてからでは手遅れである。
***
去年、リク坊一家と来た時と
同じ「海の家」がやっていて、
入口の「ピンクドア」で、
リク坊が出入りして遊んでいたのを
思い出した。
*
お目当ての
浜の道の駅が
この日から改装に入ってしまい、
食事が出来なかったことから、
海の家で、焼きそば、タコ焼き、
浜焼きなぞで腹を満たした。
*
お盆も過ぎての平日とあって、
浜辺には人は少なく、
タトゥーをした
ヤンキーっぽい兄ちゃんたちが
ウロウロするばかりだった。
***
それでも、
波打ち際で裸足になって
砂浜と寄せる波の感触を
素足に感じてみた。
干潮だったので、
随所にカニ穴があって、
しばらく観ていると
カニが顔を出したりしていた。
明後日からは
学校臨床の始業なので、
貝殻と波で摩耗した小石を拾って
箱庭療法の自然アイテムに
使おうと思った。
*
釣り用の突堤や
人口磯にも人出はなく、
数組の家族づれが
カニ釣りをしているのみだった。
海風が心地よく頬に吹き付け、
三人して
「気持ちいい風だねぇ・・・」
と、波の音を耳にしながら
味わっていた。
*
温泉博士のカミさんが
未訪の「つるしの湯」という
3.11後の新設ホテルに併設された
キレイな処を見つけたので、
寄ってみた。
露天風呂も新しいながらも
なかなかにいい風情であった。
館内設備も
食堂や休憩所が充実していた。
**
すぐ隣が
津波で壊滅的被害を受けて
新設された「新地駅」である。
田園の中を走って来る
常磐線の電車が、
何のことはない風景だが、
3.11には電車ごと津波を被り
幾百もの犠牲者が出た事を思うと、
居た堪れない気持ちにもなった。
***
帰路は、いつものように、
左に太平洋、右に松川浦が望める
沿岸道路を通って
高速に赴いた。
震災時は
15mもの津波で、
この道も海面下にあったんだ・・・と、
想像すると、背筋がゾッとした。
叔母さんが、
「行方不明の遺体が
あちこちにあるんだろうねぇ・・・」
と言って、
車中で手を合わせていた。
**
帰宅したら、
従妹のミキティから
暑中見舞いが届いていた。
今年のは、
電池式でボタンを押すと、
花火の破裂音と共に
LEDで色とりどりの花火が光った。
なんだか・・・
(もう、夏も終わるんだなぁ・・・)
と、残暑厳しき折だが、
逝く夏の
数多い思い出を
思い返していた。
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