BSで『ゴジラ』の第一作を観た。
CGのなかった時代なので、
全部が円谷プロのジオラマで、
模型オタクとしては
そこがいちばん楽しめた。
モノクロで見る
ゴジラの火炎放射は、
まるで霧を発しているかのように見えた。
ビートたけしが
かつて漫才のネタにしていたように、
劇中でゴジラが来るのに
「ワッ、ゴジラだーッ!」
と逃げずにいる人たちが
やられるのを見て、
笑えてしまった。
まだ22歳の河内桃子が
ヒロインだったのが
新鮮だった。
宝田明も若くて
アンチャンの風貌である。
連ドラの『カーネーション』では
爺さん役を演じていたので
息の長い役者である。
シリアスな演技が似合う志村喬が、
「ゴジラ、ゴジラ」
と熱く語るのが
なんだか違和感があって
不思議な気分だった。
平田昭彦も若く、
マッド・サイエンティスト風の
黒眼帯には時代を感じてしまった。
『ひょっこりひょうたん島』の
トラヒゲじゃあるまいし(笑)。
今度の日曜には、
84年のシリーズ16作目の
『ゴジラ』をやるが、
これも見てみたい。
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