『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

皐月の花々を愛でる

2024-05-12 07:54:08 | 季節

きのうは、
カミさんに誘われて、
「年間パスポート」があるという
『蛇の鼻遊楽園』に行ってきた。

去年の秋には
「三色紅葉」を
愛でに来たが、
皐月時は初めてである。



*

 あの光るのが
  安達太良山

・・・という
『智恵子抄』で有名な
安達太良山の稜線が
快晴をバックに美しかった。

麓の田には
水が張られ、
田植え人の姿も
ちらほら見られた。



***

この時季は
ツツジと藤棚が見ごろで、
大きな半球状に刈り込まれた
色違いの種が日本庭園らしく
段々に盛り上がって
見ごたえがあった。


*

巨大な池には水蓮。

 



畔にはアヤメ。

まさに、
色とりどりの「遊園」である。



**

この園の
楓の古木はどれも見事で、
その幹、枝ぶり、
そして、青々とした葉からの
木漏れ日・・・は、
どれも絵になりそうなものである。

 



脳裏には、
自家本の表紙にいいなぁ・・・
とも、ふと浮かんだ。



**

カミさんが、
楓のスピンして落ちる種子が、
赤くてキレイ・・・と、言うので
接写してみた。

カミさんともども、
学生の頃は、
生物学研究会で、
殊に、カミさんは植物班で、
卒論も「植物生態学」なので、
植物には詳しいが、
それでも、この回転して飛ぶ
種子名を知らなかった。

なので、帰宅後、
さっそくAIに訪ねたら、
「翼果(よくか)」と知れた。

2枚の羽があり、
一枚の羽の片方の先端に
種があるという。

この特殊な形状は、
風によって運ばれることで、
少しでも遠くに種子を運ぶための
戦略として進化した。

楓の種子は、
投げるとクルクル回りながら
降下していくので、
まさに天然の「タケコプター」と言える。

**

快晴の土曜とあって、
園内にはけっこうな人出だったが、
時分時前には茶屋が空いてたので、
早目のお昼にした。

広大な景色を眺めながら
カミさんと
「ラーメン+ミニ炒飯」
にした。


「野外で食べるのは
久しぶりだわ・・・」
と、池を望む藤棚の下で頂いた。

オバちゃんたちが作る、
いかにも昭和ラーメンだったので、
昭和生まれには
ちょうどよいものだった(笑)。



**

帰路、巨大ショッピングモールで、
楽器用の「ユーカリ」の薄板やら
マスキングテープを買い求め、
ついでに、スーパーでは
ここでしか買えない
「レモンオリーヴ油」を
2本買ってきた。

家につく二階の寝室は30℃にもなっており、
急いで冷房をつけて、
カミさんが買って来ていた
ケーキを頬張りながら、
のんびり『剣客商売』を読んで
まったりした。


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