- きのうは、
カミさんと久しぶりに
行き付けの鮨店で
ランチをしてきた。
先月、東京駅の雑踏のなかで
偶然に、大女将に呼びとめられて
驚いたという話で
盛り上がった。
若い姪御さんがおられるとかで、
ちょいちょい上京しては
観劇してくるという。
…
カミさんとは、恒例になってる、
今年の「鮨喰い初め」である。
🍣✨💕
まずは、光り物、締め物、酢の物の
コハダから。
これぞ江戸前鮨の代表格。
時節柄、なんだか
「お正月味」がした。😆
小肌鮨は
冬の旬の味である。
つづいて…
これも今が旬の寒平目。
若旦那が
わざわざ捌いて卸してくれた。
「まだ、身が活かってますが…」
との事だったが、
なるほど、金沢弁で言う処の
キトキト、コリコリな歯応えが
楽しめた。
エンガワも脂が乗って
旨味があった。
珍しく
真鯵の酢締めがあったので
握ってもらった。
大振りのネタは
半分は生の味がして、
浅い〆ものだったが、
薬味なしだったので
鯵の旨味がストレートに感じられた。
〆物・生・生・〆物…
ときたので、ここいらで、
煮物の穴子を炙ってもらった。
表面がカリリとし、
なかはフワリ。
仄かな焦げ目の苦味が
大人好みの五味を
堪能させてくれた。
ここで、熱々の
餡かけ海鮮茶碗蒸しが供され、
煮物・炙り物から
舌先の趣向が変わった。
猫舌のカミさんは
子どもじみて
フーフーいいながらやってたが、
それも、また、真冬らしい
情趣であった。
鮨の方は
起承転結の流れで、
鱈の白子を味わい、
山葵入干瓢巻と玉子焼で
仕舞とした。
最後のガリを食べ尽くした処に、
常連用の作家物備前の湯呑みで
焙じ茶が供され、
口中を漱ぐようにした。
あらためて
冬梨の『王秋』とオレンジが
水菓子として出され、
フルコースの終焉となった。
鮨喰い歴四十年以上になるので、
「おきまり」や「おまかせ」でなく、
漬け台の前で、あれやこれや
「おこのみ」でやるのが常だが、
カミさんはそれに不慣れなので、
注文の間合いに緊張するようである。😅
…
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