『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

盗陰の狂行者

2015-03-26 08:16:00 | 映画


原作は浅田次郎で、
都市伝説として噂される
M資金(隠し財産)を
女子中学生たちが護るために
自決するという
史実にはないフィクションである。

その健気さや
理性的軍人たちの潔さ、
また自決した少女たちを
引率しなくてはと
自らも自決する教師の姿には
一涙を誘われた。




そしたら、
今朝の朝刊では
とんでもない教育者が
報道されて、呆れかえってしまった。

野球で有名な
大阪桐蔭高校で、
創立来、30年間も
前校長の指示で
保護者を騙してせっせと
5億もの裏金作りをしていたという。

のみならず、
前校長やその親族たちが
個人的に着服しており、
幹部職員たちの遊行費にも
使われていたというのだから、
開いた口がふさがらない。

「桐蔭の教育者」は
「盗陰の狂行者」と
変換しなければなるまい。

この手の業務上横領や
詐欺行為は、おそらく、
他の私立校や公立校でも
行なわれているような気がする。

そういえば、教員時代、
学級費として300円が
年度当初の学年費に計上されていたが、
年度末の収支決算で余ったときに、
近所のトノモリ商店(文房具店)で
消しゴムや鉛筆を買ってクラス全員に
返した記憶がある。





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カラーシャツ

2015-03-25 08:57:00 | 風景


昨日は朝、
1cmほどの積雪があって驚いたが、
K高へ緊急出勤で赴いたら
安達太良山には雪雲がかかっていて、
道路温度は2℃だった。

寒の戻りで、
風邪がぶり返し気味で、
喉が痛かったり、
全身がだるくて
ロキソニンを呑んだりしている。

明後日は、
ナツホの引越しで
また新潟までのロング・ドライヴなので、
なんとか体調を整えておかないとまずい。

保健室のK先生と雑談していたら、
先生んとこの息子さんも
新潟大の経済学部に合格して
引越しするというので
奇遇で驚いた。




母親カウンセリング後、
ドクターへの紹介状を書いて、
担任・教頭のコンサルテーションをしたが、
緊急カウンセリングだったので、
PTAから1セッション分の
手当てが支給された。

帰路、たまに寄っている
大玉村のPLANT5で
598円のカラーシャツを
3枚購入してきた。

ヤフオクでも
ちょうど茶色のものを
1.100円で落札したばかりである。

シャツもドレス・ウォッチ同様に
10色ほど集めて、
カラー・コーディネーションを
楽しみたいと思っている。




2月末に新築移転した
松川学習センターにも
途中寄ってみた。

あいにく図書館は休刊だったが、
広いロビーの一角にある
イヴェント・パンフのコーナーに
しっかり自分のリサイタルのチラシが
あったので安心した。

事務室に背を向けて、
しっかり一番前に
置き換えてきた(笑)。

<ヽ`∀´> ヤリ~

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名残り雪

2015-03-24 06:35:00 | 仕事


今朝、起きてみたら
うっすらと名残り雪が
積もっていて驚いた。

昨日は、息子と
新生活の家電品を揃えに
ヤマダ電機に行ったが、
何を聞いても要領を得ず、
一々「確かめて参ります」
という愚鈍な店員のために
イラついて怒気を孕んでしまった。

そしたら、
クレーマー対応係のような
スタッフまで出てきて
跪いて平謝りをしたが、
風邪気味で体調が悪かったこともあり、
2時間近くもイライラさせられて
帰ってきてから具合が悪くなり
寝込んでしまった。

春休みになって、
せっかく平日
客の空いている時に
出かけたのに、
ハズレ店員に当たって
時間と健康を損なってしまった。

最近、この手の愚鈍な店員が
パソコンショップや書店、
コンビニなどでもしばしば遭遇し、
社会性がないのか
頭がワルイのか、
イラッとくることが多い。

こちらが歳を取って
短期になったのかもしれないが・・・。

今日は、
K高から緊急連絡が入って
臨時出勤になった。

まだ、若干、
体調がすぐれないが、
「こころのSOS」への出動なので
凜として向かわねばならない。




去年、3.11の三年慰霊祭への
原稿依頼を受けて寄稿したので、
記念誌が完成して頂いた。


********

             寄り添ひの日々
 
                          スクールカウンセラー
                             佐々木 修


 原発事故から4年経つ現在、公立中高5校に勤務するスクールカウンセラーとして、子どもたちの健康面、心理面の現状について、いくつか述べてみたい。
 
 5校のうち4校は、「計画的避難区域」外にある学校で、子どもたちのほとんどが自宅から自校に通学しており、現状では、この4年に、特に原発事故の影響が子どもたち自身やその家族に出ている様子は観られなかった。
 ただし、その4校内でも、自宅が「計画的避難区域」に掛かり、仮設住宅から3年間通学した女子高生1人には、ストレス性の不適応症状が生じて、3年間、精神科治療と学校カウンセリング(心理療法)で対応した。その結果、症状は改善し、無事に卒業・就職することができた。
 また、同じく自宅が「計画的避難区域」に掛かり、中学時代に他地区に転校し、そのまま仮設住宅のある地域の高校に入学してきた男子生徒1人は、入学後から不適応症状が顕著に現れ、精神科治療と学校カウンセリングで対応したが、改善しきれず長期欠席になり、結局、退学してしまった。
 子ども以外のケースをあげると、ある高校の男性教諭1人は、3.11直後、妻子が他県に避難・在住して、単身で3年半生活していたが、そのストレスにより「うつ病」を発症し、精神科治療の甲斐なく自殺してしまった。その死によって、生徒の何人かにPTSD(心的外傷後ストレス障害)様の軽い心因反応が観られたが、カウンセリングにより短期でそれらは改善した。この教諭のように、原発事故関連自殺は、事故後3年半を経て100人を超しているのが現状である。因みに、原発事故関連死は、現在1.600人を超えている。

「計画的避難区域」内にあった1高校は、「全村民避難」により、約30km離れた福島市内のプレハブの仮設校舎に移転した。この学校の生徒に限り、緊急支援対象として、3.11直後には、全校生(60名)を対象としたスクリーニング・カウンセリング(不適応者発見の為の心理面接)を実施した。いくつかの不適応ケースは観られたが、幸いなことに重篤化せず、カウンセリングによっていずれも改善した。
 ただ、この学校では、仮設住宅暮らしをしている生徒が多く、それらの家庭では、東電から月々、補償金が支払われている世帯が少なくない。世帯主が就労するとそれが打ち切られるシステムなので、あえて無職のままで無為に過ごす親たちがいる。本来の仕事の給与よりも補償金の方が上回り、中には高額な不労収入によって勤労意欲をなくし、不便な仮設暮らしのストレスとの相乗効果で不健全なバブル感覚が生じているのが問題である。
 そのような生活スタイルの変化から、アルコール依存やギャンブル依存、買い物依存の大人たちが一部の避難生活世帯に増えつつある。
 ある女生徒は、「お父さんは、毎日、パチンコばっかりやっていて、平気で何万円も負けてくる。このままで、いいはずがない」と語った。
 父兄会で来校した母親たちの雑談に耳を傾けてみたら「お宅は何買った? うちはレクサス買った」というような高級新車の購入話をしていた。
 常時、ポケットの中に1万、2万が入っている子どもたちもいる、とも聞く。
 そういう状況がよかろうはずがない。災害のトラウマ(心的外傷)が直後ではなく、後になって生じてくる「晩発性障害」のようなことが起こるのでは、と教育関係者は一同に危惧している。
 カウンセラーとしては、前述の女生徒のように、家庭病理について意識化させて、自分に何ができるか、ということを一緒に考えている。
 何分にも、前例のない難儀な事象が多いので、一つひとつよく考えながら、実意をこめて丁寧に対処していくより最善の方法はない。

 3.11は人類未曾有の超災害であったので、日常の生半可な言葉では、子どもたちの心の奥底まで届かないもどかしさをも味わった。
 そこで、「人としての道」を解りやすく子どもたちに語って説くのに、自分の師である歌人・金光碧水先生のお歌をしばしば引用させて頂いた。
歌には雅味があり、簡潔で、真実を突いているので、子どもたちの「たましい」の深い処まで届いて、癒しになったようである。
 子どもたちが共感したいくつかをあげてみよう。

立ち直るためになすべき
 混迷のなかの辛抱
  つづけねばならぬ

未来を背負ふ若人の英知
 混乱の中に磨かれ
  育つといふか

 災害は不条理で難儀な出来事であるが、そこから「辛抱」や「我慢」という人にとって大切な徳性が身についたり、「先を楽しむ」というポジティヴ・マインド(肯定的・積極的・建設的な心の持ち方)を感得・体得できたとしたら、それは子どもたちにとって、大いなる生涯の財産となるだろう。
 フクシマに起きたような、未曾有の超・複合大災害では、教師や親だけでなく、良識ある大人はすべからく子どもたちを教導・善導しなくてはならないと思う。

「なぜ、自分だけ助かったのだろう」
「あの時、こうしていれば…」
 というような、サバイバーズ・ギルト(生存者の罪悪感)という病理的現象がこのような大災害では生じるものであるが、その心理療法にも、いささかスピリチュアリズム的な視点から話すこともあった。
「亡くなった人は、あなたのことを恨んでなんか絶対いないし、あなただけでも助かったことを、どれほど喜んでいるかわかりませんよ。だから、あなたは今の自分の命があることを本当に感謝して、亡くなった人の『たましい』があちらで幸せになるように祈りましょう」
 そう話すと、信仰がなくとも、子どもたちは、人の「たましい」に本来備わっている宗教性(何々教ではない)が発動し、願い、祈ることができるのである。
 そして、その「思い替え」によって、心が癒され、助かっていくのである。

 なげくこころ与えられをり
  とらはれてはならぬこころも
   与えられをり

 いつまでもごはりゐるな
  きつぱりとまなこ移して
   はなれよこだはり


 これらの「歌の力」で立ち直った子どもたちもいた。

 3.11では、子どもたちは傷つきもしたが、同時に、多くの事を学びもした。
自然は多くの恩恵をもたらしてくれる一方で、我われの命を容赦なく奪うこともある。それでも、我われは自然と共に生きてゆかねばならない。
 何事も「当たり前」なのではなく「有り難い」ことなのかもしれない。
 目に見えぬ力は「畏れ多い」ものである。
 これらのことを子どもたちが体験知として学べ得たら、どのような学問にも勝る知恵を得たことになるだろう。

 3.11から4年過ぎた今日も尚、教育臨床家として、師である碧水先生の歌を≪座右の銘≫として、日々、子どもたちと向き合わせて頂いている。

 みつとめの奉仕淡々と
  出来るだけ淡々と
   われにつづけ得しめ給へ

















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ワンボタン

2015-03-23 08:40:00 | オシャレ
月に一度ほど
ブラリと行きつけの
古物店に物色しにいくが、
なぜか、いつも激安の
スーツが見つかり、
すでに4点も購入している。



昨日も久しぶりに覗いたら、
ライトグレーのワンボタン・ダブルスーツが
1.500円という破格値だったので、
試着してみたら上着はピッタリだった。

トラウザーズは
きつくて履けなかったが、
行きつけの洋服工房に出せば、
1.080円でサイズ直しをしてもらえる。

さっそくレジに持っていったら、
20%セール日だったらしく、
さらにプライス・ダウンして
1.200円になった。

ラペルに小さな薄ジミがあったので、
帰ってから丁寧に
ブラッシングして起毛させたら、
まったく目立たなくなった。


バーガンディ・レッドのシャツに
ステンドグラス模様の四色タイ、
オフホワイトのチーフ、
手製のカメオ・ラペルピンを
コーディネイトしてみた。

なかなか「チョイ悪オヤジ」風の
ミドル・ファッションに仕上がった。




古物店の店先に
「自由にお持ち帰りください」
というカゴの中に、
グアムの印章のある
木皿があったので、
遠慮なく頂いてきた。

古楽器製作など
木工をやっているので、
美しい木目の作品を見ると
どうしても目が魅かれてしまう。

古かった木皿も
洗浄して磨きをかけてみたら
きれいな南洋材の木目が現れた。





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お彼岸

2015-03-22 07:21:00 | 季節


春の霊祭に
参列させて頂いた。

平成9年に
父が帰幽してから、
家代々の仏式から
神式に改宗した。

神式では、
霊様(みたまさま)は
子孫を護るみ働きをされており、
我が身は
神徳と霊徳の中に生かされている、
と考える。




境内の掲示板の
「今月の言葉」が
目にとまった。

久しぶりに、
自分は「真善美聖」を生きているか、
と自問自答させられた。

心が緩むと、時折は
「偽悪醜邪」の想念や振る舞いに
及んではいないか・・・と、
自己点検を怠らないように在りたい。





地元紙で嬉しい記事が
目に留まった。

来月リサイタルを行なう
音楽堂で開催された
「声楽アンサンブル全国大会」に、
前任校(金光大阪高校)の姉妹校である
岡山の金光学園が
全国大会に出場しただけでなく、
出場126校のなかで唯一、
復興義捐金を献納したという。

さすが、
金光学園だなぁ・・・と、
感心した。

かつて、若かりし頃、
青年教師として、
学校訪問したことがある。

岡山県ではトップクラスの
進学校であり、
大臣はじめ政財界人や学者に
数多の逸材を輩出している
名門校である。


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