『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

オーバー・ルール

2017-06-20 05:04:00 | ガーデニング
裏庭で収穫した
枇杷とユスラウメを
ガラス鉢に盛って、
画像に納めてから
モーニング・セットで
味わった。



画像ソフトで
絵画処理をし、
額装して、
『佐々木 修 現代美術館Ⅳ』ファイルの
作品№47として収蔵した。

日々、いろんなモチーフを
美術作品に仕立てているが、
なかなか100点完成させるのは
時間がかかる。

それでも、
一昨年からは
『Ⅲ』まで300点を
拵えた。

どれも独りよがりの
作品ばかりだが、
むのたけじの
「自画自賛おおいにけっこう。
 自賛できぬ絵なら描かないほうがいい」
という言葉に鼓舞されて
鬱予防と脳トレのためにも
日々、続けている。

俳人が俳句を、
歌人が短歌を詠むように、
ブロガーは、
デジカメで世界を切り取っては
作品化すべく創作を施す。

まさしく、
日々アートする心で
世界を観て、
フレームに切り取り、
加工する。

時に、
対象を配置し、
背景を選んで
絵的に構成する。

白いキャンバスに向かい、
絵の具をパレットに絞って、
溶き油で筆を伸ばす・・・
という手間を考えたら、
デジカメ作品は、
実に簡便な創作法である。

電脳空間内だけでなく、
プリントアウトすれば
実体化も可能である。





50代を過ぎた頃から
爪が脆くなり、
ギタリストには肝心の
人差し指、中指に
縦の亀裂が入り
すぐに割れるように
なってしまった。

したがって、
ギターを弾かなくてはならない時は、
すぐさま接着剤と
ティッシュの5枚重ねで
補強せねばならない。

来月も、ありがたいことに、
フルート・デュオ『ピアミルダ』の
コンサート依頼が二つ入って、
これから、準備と練習に入る。

リサイタルを終えて、
しばらく補強を外して
生爪に呼吸させていたが、
また、分厚い付け爪をして
指ともに酷使しなくてはならない。

両指の痛くない時が
あったためしがない。





アマゾンで
誤って二冊注文してしまった
『ア太郎』の一冊を、
赤塚不二夫が大好きという
K中のMちゃんという子にあげたら
目を輝かせて
喜んでくれた。

カウンセリングに
3ヶ月ほど通ってきた子だが、
成績は学年でも10番以内で、
気立ても素直で可愛らしい。

リバイバルの『おそ松さん』で
赤塚ギャグに開眼したらしく、
我が家の家宝でもある
貴重な『おそ松くん』全集から
1冊を貸してあげたこともある。

教員なら、
生徒に漫画を貸したり
あげたりすることはご法度であり
有り得ないが、
心理カウンセラーは「癒し」を
仕事とするので、
生徒の心を豊かにするのであれば、
プレゼントなどの
些かのオーバールールは
有りだと思っている。

卒業生が
お世話になりました、
とお礼の品を置いていくのを
ありがたく頂戴するのは、
教員でも許容範囲であるが、
心理カウンセラーは常時、
そういう心のやり取りを
やっている様なものである。






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なごりデブ

2017-06-19 08:10:00 | 健康
今朝は、
頭痛と身体のダルさで
目が覚めた。

どうやら少しばかり
風邪気味のようである。

先週あたりは
胃腸の調子がおかしいと
思っていたが、
身体の失調が下から
上にあがって来たようだ。

この程度では
休みたくないので、
出勤するのに
ディパシオという
市販の鎮痛剤を服用した。

医師から処方されたのものを
含めて4種もの鎮痛剤があり、
身体の程度によって
使い分けている。

60年も生きてきて、
生物学科で
生理学や生化学も学んだので、
自分の身体の不具合と
どの薬を使えばいいのかが、
だいだい確立してきて
自家薬籠の匙加減が
できるようになった。

カミさんはじめ、
子どもたちや老母が居た頃も、
具合が悪くなると
トーチャン薬局まで来ては
適薬をねだっていた。



裏庭の枇杷が
ほどよく色付きはじめたので、
茶道具の宗全籠(丸口角底)に
紫陽花とともに活けてみた。

まるで庭の風景の一部を
切り取ったようである。

今年の陶器市で得た
備前の窯変小徳利を
宝間道(かんとう)の古袱紗に
飾ってみた。

茶の湯で
「一器四用」という
使い回しの見立てを
良しとしているが、
とりあえずは、
遊び徳利・一輪刺し・
水差し(書道用)・
振り出し(金平糖入れ)
くらいが思い浮かぶ。

懐石用の醤油刺しも
ありかもしれない。

そんなふうに想像するだけでも
1.200円の備前は
心豊かにしてくれる
アイテムである。

心理用語の
アフォーダンス(affordance)を
広義に解釈して援用すれば、
その物理的存在が、
イメージを喚起させる
刺激となっている。

***

掛け軸には、
七夕を間近にして
自筆短冊の
貞心尼『蓮の露』より
良寛和尚に当てた
恋の歌にしてみた。

 君にかくあひ見ることの
  うれしさも
   まだ醒めやらぬ夢かとぞ思ふ






リサイタルの
アンケートには
「アルハンブラを弾いてほしい」
とか、
「映画音楽が聴きたい…」
というような要望もいくつか
散見されて、なるべくなら
ご要望に沿うよう来年の
プログラムを考えている。

毎年、
実弾ご支援を頂いている
叔母さんからは
「イルカの『なごり雪』やって~」
とリクエストされて
強力スポンサーなので(笑)、
誠実にというか馬鹿正直に
楽譜を検討してみた。

たしかに名曲なのだが、
ギターで弾いてみると、
今ひとつピンとこなくて、
サビの部分以外は盛り上がりに欠け、
編曲し甲斐がないというか、
演奏効果が薄くて、
感情移入も難しいので、
やっぱり、ダメだこりゃ、
であった。

てなわけで、
正直に、
「難しくて弾けなかった」
と謝った。





今年、はじめて
ロン毛を切って
短髪でコンサートに臨んだが、
自分としては何だか
素顔を見せているようで
気恥ずかしかったものの、
周囲の幾人からは
短髪の方がよかった、という
感想を得て、そっかなぁ・・・と、
なんだか得心がいかなかった。

本番直前の一週間、
減食して2㎏急激に落としたが、
リサイタルが終わって
安心したのと
食欲がリバウンドして
3㎏も太ってしまい、
アララ…である。

\(゜(ェ) ゜)/ クマッタ・・・




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おじさん&オバサン

2017-06-18 08:37:00 | ギター
昨晩は、
深夜の2時まで
恩田陸の『蜂蜜と遠雷』を
満喫しながら読了した。

508頁もの大著だったが、
一気に読むのが
もったいないくらい
面白かったので
味わいつつ楽しみながら
読み終えた。

余韻に浸りながらも、
ついでに、
図書館から借りていた
『オール読物』の
直木賞選者の講評や
著者の感想、記念対談などにも
目を通していた。

心が惹かれた部分に
赤線やらマーカーを
引きすぎて、
新刊書が古本のごとき
手垢でブワッブワに
なってしまった(笑)。

でも、
読書と勉強と
両方できた感じで
充実感があった。

初めて遭遇した
音楽小説であり、
生まれ出る音楽の一つひとつを
言語化することの妙を知って
これからの演奏活動に
大いに役立った。



先日のリサイタルで
福大ギター部の学生さんに
撮ってもらった写真を
整理していたら、
本番前の楽屋でのノンビリした
演者ふたりが映っていて
微笑ましかった。

還暦チャンチャンコ姿の
おじさんと
スマホに見入るオバサン(ごめん! 笑)。

ふたりのまだ
スイッチ・オフの状態と
舞台でのスイッチ・オンの姿が
対照的で面白かった。

演奏家・音楽家って
こんなもんだよね、
と読了した
『蜂蜜と遠雷』にも
似たような描写があった。

久しぶりに、
デュオのビデオを
寝床で見ていたら、
『荒城の月』のギター演奏中に
イマダケちゃんが
二回ほど鼻の下をプイプイと
こする仕草を発見して
微笑ましかった。

本人は無意識なのだろうが、
ギタリストはもとより、
観客もギターに目が行ってる時なので、
あっち向いてお鼻プイプイには
笑えた。

(^^*)カワユス

そして、
楽屋落ちで
演奏者しか知らないが、
『ビギン』を終えた時の、
“やっちまった~”顔にも
彼女にはワルイが
笑えた。

(/o\)イヤン!

「すみませ~ん!!!」
という心の声が
映像から
痛いほど聞こえてきた(笑)。

m(_ _"m) ペコペコ ┏o ペコペコ (T人T) オダイカンサマ、カンニンシトクレヤス~


他にも、
その場にいた者にしか
わからない
ライヴの面白さが
ビデオには写し撮られているようだ。







開演直前の
袖での
「さあいくぞ!」
という緊張と
気合の入るところも
写真に納まっていて、
あの何度も味わった気分が
甦ってきた。

今年は、
去年に続いて
ステージ・マネージャーを
務めてくれた
ギター部の可愛い女性部長
Mちゃんとハイタッチして
勇気をもらって登壇した。

ほの暗い舞台袖から
スポットを浴びた舞台の中央まで
客席の視線と拍手を浴びながら
ひとりで歩いて行かなきゃならない。

ギターの発表会でも、
「胃がキリキリする」
「心臓が飛び出そう」
「うちに帰りたい心境です」
と語る人たちも多い。

やるだけはやった、
という練習で培った自信と
自分の音楽をやるぞ
という思いで
舞台に歩き出すのである。

「復興支援」なので、
震災で亡くなられた二万数千もの
御霊(みたま)様の御慰霊と
被災者でもある聴衆の方々の癒しのために
というのが本義であるが・・・。





『蜂蜜と遠雷』に
「ともあれ、
この充実感とカタルシスは、
舞台で演奏したからこそ
得られたことは間違いない」
というフレーズがあり、
そうだよなぁ・・・と、
納得した。

コンサート翌日の
裏磐梯観光では、
感染性胃腸炎で
お腹ピーピーだったことも、
『ビギン』で“やっちまった~”も
ぜーんぶ忘れて、
お得意のポーズで決めッ!!

♪ヽ(´▽`)/ コレデイイノダ~!


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稔りの頃

2017-06-17 10:00:00 | 風景
リサイタルの
CD・DVD・冊子などを
共演者はじめ
ご支援いただいた方々へ
お礼状を添えて
まず第一陣を発送した。

今日は第二陣の
パッキングをしなくては
ならない。



来週の日曜には、
元ギター部マドンナたちと
打ち上げ的な会食会があるので、
その折に手渡しできるので
その分は郵送せずに助かる。

他にも、
テニス倶楽部の方々や
友人・知人には、
直接、手渡しするか、
ポスティングしてこよう
と思っている。




裏庭の
袋掛けしていないビワから
色づきはじめたので、
いささか怪訝に思いながらも、
早く採らないとすぐに
鳥に食べられるので
色づき加減と収穫の頃合を
計っている。

ユスラウメも完熟したので
今日当たり、手篭を提げて
全部摘み取ろうかと思う。

ただ、裏庭は
藪っ蚊がいるので、
刺されないように
長袖、長ズボンに
履き替えなくちゃならない。

今は常時、
半袖短パン姿なので、
なんだか暑苦しく
メンドクサイ気もする。






500頁以上もある
長編音楽小説『蜜蜂と遠来』も
いよいよ佳境に入ってきて、
コンクールの三次予選あたりである。

音楽家として
感心する表現が山ほどあり、
朱藍鉛筆を片手に
ラインを引いたり
インスパイアされたことを
書き込んだりして
段々と参考書のようになってきた。

それと同時に、
物語も楽しんでいる。

残念だったのは、
いつも『あとがき』から
先に読む癖があるので、
うっかり最終頁を開いたら、
コンクールの結果が表になっていて、
結果をチラ見してしまい、
優勝者がネタバレしてしまった。

これでは、
コンクールの覇者を推理する楽しみは
半減してしまって、
定価1.944円の500円分くらい
損した気がした。

ヤッチマッタ… /(;▽;)\  


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シングル・カット

2017-06-16 08:17:00 | 音楽
リサイタルが終わって
その疲れも癒え、
ようやく3週間近くかかって
ライヴCDの編集やら
コピーを終えて
30枚ほど袋詰めした。



例年のように、アンケートを
持ち前の製本技術で冊子化し、
それを添えて、これから、
ご支援いただいた皆様方に
礼状をしたためて、
郵送作業に入る。

この一連の後仕事が終了して、
やっと今シーズンのリサイタルが
全部終了したことになる。

まさに
“楽壇ひとり”なので、
ホール予約の抽選に出向いたり、
支払いからチラシ印刷・ポスター依頼・
共演者接待…と、何から何まで
ひとりでやらなきゃらない。

それが嫌なら
やめればいいだけの話である。

でも、福島の「復興支援」という
大義名分があるからこそ、
続けて来れたのかもしれない。

4年前には、
「そういうのを
スタンドプレイって言うんだ」
と元師の不興を買い、
面罵され破門されたが、
何クソ、っと、
意地も原動力に
なっているのやもしれぬ。

捨てるカミあれば
拾うカミありで、
教え子や心ある音楽仲間が
協力を惜しまず、
毎年、素晴らしいコンサートに
なっているのは有り難いかぎりである。

とりあえず、あと2年は、
自分に出来る事として、
神様にお願いしながら
やらせて頂こうと思っている。





昨年も、
共演者のオハギの演奏が
素晴らしかったので、
ソロのシングルCDを
本人用に10枚作ってあげたが、
今年もイマダケちゃんの
プロモーション用に
10枚作って進呈する。

それがヴォランティアで
来て頂いたことへの
主催者として出来る
数少ない薄謝である。

それと、
「2017年福島復興支援チャリティー・コンサートに出演」
という経歴も
ピアニストとしてのキャリアに
誇りを持って
付け加えてもらいたい。




昨日、
宅配便で彼女から
「お礼」の品が届いたので、
「こっちが、お礼せんならんのに…」
と恐縮するも、
スッテンテンの懐状態なので、
CDラベルに採用した
演奏姿を作品にして
送ってさしあげた。

貧者の一灯だが、
喜んでくれて
よかった。

(T人T) コンナンデ カンニンシテ
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