『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

白雲流水

2019-08-26 06:46:00 | 趣味
きのうは
ソータのNHK杯2回戦で
早くも地上波に登場したので、
10時半からの対局開始が
朝から待たれた。
(7/8収録)

過去の公式戦績は
1勝2敗と負け越している
久保九段なので、
なんとか勝って
タイに持っていってもらいたい
と願っていたが、惜敗した。

さすがに、
A級棋士/九段で
タイトル7期保持者である。

データベースによれば・・・

2019/7/9 久保利明九段 ● 先 角交換四間飛車 第27期銀河戦決勝T
2019/7/8 久保利明九段 ● 後(千) 四間飛車 第69回NHK杯本戦
2019/7/5 久保利明九段 〇 後手 ゴキゲン中飛車 第32期竜王戦本戦
2019/3/11久保利明九段 ● 後手 四間飛車 棋聖戦二次予選
2017/12/10久保利明九段〇 先手 ゴキゲン中飛車 名古屋フェス(非公式戦)

・・・と、
いずれも
「四間飛車」戦法に
敗れている。

しかも、
二日続けての
対局での敗戦は珍しく、
何やら因縁めいている。

ソータは「居飛車」派で、
久保九段は棋界最強の
「振り飛車」派で、
「さばきのアーティスト」
という尊称がある。

朝日杯で二連覇したソータは、
優勝賞金の1.600万で
最新型のAIマシンを導入すると
言っていたので、
おそらくは「四間飛車」戦法に対する
攻略法を研究していると思う。

ソータが負け越しているのは、
久保九段と豊島名人であるが、
この二人の宿敵をどう攻略するか
というのが、棋界の頂点に立つ
彼の研究課題である。



きのうの解説は
ソータの師匠の
杉本八段だった。

なんと、
一局目は千日手で
指し直しとなって、
「視ている方にとっては、
藤井将棋を二局視れて
お得かもしれませんねぇ・・・」
とお茶目なことを言って
聞き手のアヤちゃんを
笑わせていた。

「後手」を引いた久保九段が
千日手に持っていって、
指し直しで「先手」を得たので、
その辺りの作戦も
老獪であった。

過去、この作戦で、
ソータは豊島名人にも
敗れている。

策を練らず、
正々堂々の正面突破を目指す
十代の少年棋士の弱点を
年長者は老練な策で
いなしているのである。



玄関室礼を改めた。

色紙には
二十年ほど前に
極細の面相筆で書いた
自筆の「白雲流水」。

「塔のへつり」と「大内宿」での
笹の葉と青い栗を竹籠に飾り、
濃い紫の扇子をも添えてみた。

これは、
カミさんが京都で
アキに買ってやったものらしく、
しばらく行方不明になっていたという。



裏磐梯の
林間に流れる
小川の風景を
絵画に仕立ててみた。

必ずや、
体験を何らかの
アウトプット(創作)にして
表現しないと
気がすまない性質(たち)
のようである(笑)。



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ひとり遠出

2019-08-25 06:54:00 | 風景
土曜の朝、
目覚めて後、
ふと、何処か遠出したくなり、
何処に行きたいか・・・と、
自問した。

そしたら、
いつか行ってみようと思っていた
「塔のへつり」「大内宿」エリアに
出かけてみようかと
思いついた。

場所がわからないので、
検索してみたら、
下郷村という未踏の地で、
「南会津」に位置するらしかった。

ナヴィは2台搭載してるので
到達に不安はないが、
念のために周辺地図を
プリント・アウトして
おおよその行程を
思い描いた。

白河中央から高速を降りて、
延々と西に向かう。

途中、早めの昼食を
白河ラーメン店でとり、
腹ごしらえをした。

今年の3月まで、
週二回もの棚倉通勤をしていたので
片道90kmくらいまでは
通勤感覚である。

白河にも過去6年間の
新幹線通勤をしていたが、
289号線で甲子方面の
西郷村、下郷村方面へ行くのは
初めてだった。

途中、〈キョロロン村〉などという
テーマパークがあり、
スネーク・ラインの長いトンネルは
かなり珍しかった。

また、
峡谷にかかる
「雪割橋」なぞもあったが、
むかし、勤務校の教員が
自殺した処でもあり、
自殺の名所/心霊スポット
という評判の地には
さすがに寄ろうという気には
なれなかった。



観光地だけあって、
自然林を開拓した駐車場は
みな有料だった。

久しぶりに
つり橋を渡ったが、
真ん中あたりでは
共振してユラユラと
上下に揺れて浮遊感があった。

さほどに高くもないので
足がすくむことはなかった。

この景色は、
太古、海中にあった頃からの
浸食・風化によって出来上たようだが、
さながら「グランド・キャニオン」に対する
「プチ・キャニオン」という感じであった。

〈河食地形〉の国の天然記念物に
指定されているそうな。

大阪弁で「へつる」というのは、
〈削り取る〉という意味なので、
てっきり「削り取られたもの」かと思ったら、
会津方言での、
「川に迫った険しい断崖」
ということらしい。

漢字では、
「岪」(山冠に弗)
と表記する。



旅番組やグルメ番組で
さんざん視てきた
「大内宿」を初めて訪れてみたが、
正直、嵐山のお土産店ゾーンみたいで
いささか幻滅しないでもなかった。

歴史的には、
江戸時代の会津西街道の
「半農半宿」の宿場だったようだが、
今はすべてが土産物屋と蕎麦屋に
様変わりしている。

箸の代わりにネギ一本で食する
「高遠そば」が有名だが、
物珍しさだけで
辛いばっかりで大したこともない、
という評判を聞いていたので
看板を見るだけにしておいた。

土産物も判で押したように
おんなじものばっかりで、
食指も興味も惹かれなかった。

それでも、
せめてもの記念にと、
〈そば饅頭の天麩羅〉を1ケだけ求めて、
冷たい小川の畔で
足を浸しながら味わってみた。



大内宿は高度800mほどの
高原地なので、
コスモスと小ヒマワリとが
共に咲いていて、
ここにも夏から秋への
移ろいが観られた。

帰途には、
大内ダム沿いの
林道を走ったが、
なんだか桧原湖畔を走ってるような
錯覚がした。

〈そば饅頭〉が包まれてた笹の葉と、
〈塔のへつり〉の林間駐車場で拾った
青い栗とを取り合せて
玄関の室礼飾りにした。

往復250km、
所要時間6時間、
ガソリン/高速代4.000円、
食費2.000円の
プチ遠出であった。

道中、
『河合隼雄/ジョゼフ・ニーダム対談』の
CDを繰り返し聴いて
〈科学史〉の耳学問を勉強した。




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山行き

2019-08-24 05:30:00 | 風景

学校は2学期が始まったが、
来週の月曜からの勤務なので、
私的夏休み最後のプチ・バカンスに
「山行き」してきた。

と言っても、
行きなれた裏磐梯である。

松川浦と同じく
1時間圏内なので
気軽なドライヴ感覚ではある。

土湯峠あたりは
ススキの穂が生えて
すっかり秋景色であった。





箕輪を下ると
一面の蕎麦畑で
白い花が満開だった。

お天気がいまいちだったので、
ナヴィのTV予報で
雨雲や天気図を見ながら
降らないことを祈った。

3.300mのトンネルでは
バニシング・ポイント(消失点)が
遠く先にあって、
高速で飛ばしていると
なんだか宇宙船で
ワープしてるような感じにもなった。

短いトンネルでは
出口付近のオレンジ色の灯火が
何やら産道通過のイメージが浮かんだ。

プチ外出ではあるが、
こういった非日常的な気分は
退屈紛れになってよい。

ゴールとした
高原ホテルまでの
所要時間は78分で、
距離は60kmだった。

奇しくも、
松川浦までの距離と
ほぼ同じである。

ただ、山道なので、
車速が出ず、
若干時間を喰うようだ。

市内は32℃だったが、
さすがに高原の外気温は
24℃と涼しかった。



高原ホテルは
リニューアルしてから、
ビジターのランチがなくなり、
ラウンジのみが使用可となった。

それでも、
絶景のラウンジで
ティータイムを
読書しながら
まったりと過ごした。

園内を一回りして
ハンモックにも腰かけて
ユラユラ揺れてみたりして、
童心に返ったような気分で
リフレッシュ/リラクゼーション/レクリエーション
の「プチ3R」を図った。

アキアカネが
飛来していて、
ここにも秋が訪れていた。



叔母がテナントを出していて
投宿もした「猫魔ホテル」は、
一度廃業して、別名となって
再オープンしていた。

シーズンオフに入り、
平日ともあって、
桧原湖畔は人もまばらで、
自然と直接対峙できるような
気分だった。

お気に入りの「曾原湖」は
まったくの無人状態で、
雄大な自然が静謐を保っていた。

この風景は
パノラマ写真で
毎日トイレで眺めている(笑)。

曇天だったので、
毘沙門沼はいまひとつの輝きで、
晴天時のエメラルド・グリーンは
全面には見られなかった。

それでも、
いまだに紫陽花が咲いており、
そのコントランストには
妙趣があった。

月見草と紫陽花との
コントラストも見られ、
夏から秋へと
バトンが渡されようとしていた。

なんとか、
夏休み中に
「海出」と「山出」の
両方を完遂できて、
とりあえず、溜飲を下げて、
また、カウチ読書に
専念できそうだ。





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カトモモちゃん

2019-08-23 08:47:00 | 風景
きのうは
ソータの棋聖戦の
一次予選決勝があり、
1時間の短期決戦で
70手の短手数で勝った。

竹内五段とは、
これで4勝0敗で
完勝している。

「先手のゴキゲン中飛車」
という戦法に対して、
「超速銀」で対抗し、
しかも「銀のタダ捨て」という
妙手で「踏み込み」を見せ、
攻めきっての勝利だった。

「中飛車」のスペシャリスト
近藤七段は解説で
「こんなふうにやられたら、
もう中飛車はオワリですねぇ」
と嘆息をついた。

「八5飛車」という
「中座飛車」が最後に
解説者をして
「カッコイイ手」になって
勝機をもたらしたのも
ソータ将棋ならではの
醍醐味であった。

ソータの将棋に
教えられた人生訓は、
「ここぞという時には、
自分を信じて、勇気をもって踏み込む」
ということである。

もっとも、
彼ほどに将棋を愛し
深く研究してこそ
勝機に結びつくように、
人生をそのように生きてこそ
成功に結びつく
「踏み込み」になるのだろうが・・・。

「4百年にひとりの天才」を
真似るのは、凡夫には
出来難い境地かもしれない。



きのうの「聞き手」は
カトモモちゃんで、
オキニの子なんで
ラッキーだった。

24歳で
ポッチャリ「狸顔」で
JKっぽいキャピッとしたシャベリが
可愛く感じている。



夏休みの間、
ずいぶん本を読んだが、
ベッドをカウチ代わりにしているので、
三方にオーディオ装置があり、
気分によって使い分けている。

右側には
コンサートの録音で用いてきた
デシタル・レコーダーを
CDプレーヤーとして使っている。

これには
「ホールエコー」が得られる
「リバーブ」のエフェクターがあり、
もっぱら、それを活用している。

左側には
高性能のCDプレーヤーがあり、
足元にはステレオ・アンプと
スピーカーがあり、
ブルーレイ・レコーダーを
CD再生機として使っている。

大音声で
交響曲なぞを聴きたい時は、
本格オーディオ装置にする。



どうして右側だけ
爪を伸ばしてるの?・・・と、
よく生徒からも訊かれるが、
いちいち
右側の付け爪を見せて
「ギターを弾いてるから・・・」
と応えている。

若い頃には、
こうしたものは
全く必要もなくバンバン弾いていたが、
40代後半から
爪が割れやすくなり
補強が必要になった。

きっと、
加齢によって
骨密度と同じく
爪密度も低下して
「骨粗しょう症」状態に
なってきたんだと思っている。

粗鬆(そしょう/そそう)とは、
「こまやかでなく、大ざっぱで粗いこと」
という意味だそうな。

指の第一関節が肥大する
へバーデン結節という
変形性関節炎も治まっていず、
未だに痛みを伴っている。

これも加齢による障害なので、
諦めている。

***

夏休みの間、
飽きもせずに
毎日ピアノの練習をしているが、
ひたすら9/10の音楽堂での
スタインウェイを大ホールで
1時間演奏するがためである。

モーツァルトのソナタ
「ハ長調」K. 545の
二楽章が好きで、
しかも難しくないので
暗譜すべく弾き込んでいる。

天国的、牧歌的な
前半の長調部分も魅力的だが、
後半の短調部分は
「エーッ!? なんでこんな
メロディーが作れんの・・・」
と絶句するような
凝縮した美しさがある。

目の前に飾ってある
モーツァルトの肖像画を見ては、
「さすがに、大天才だなぁ・・・」
と弾くたびに溜め息が出る。






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プライベート・ブランド

2019-08-22 05:57:00 | 趣味
3週間も続いた猛暑日も
ようやく一段落して、
30℃くらいになっただけでも
だいぶ過ごしやすくなった。

そろそろ初秋にかかり、
これからは、日いちにちと
日が短く、夜が長くなってくる。

直射光線も斜めってくるので
暑さも和らいでくるだろう。

セミの鳴き声がやんで、
トンボが舞うようになり、
コスモスが咲いて
涼風が吹き出したら
ようやく秋の到来である。



月末になり、
今日を始めとして
ソータの棋戦が4つもあり
嬉しい限りである。

25(日)は、
NHK杯の2回戦で
早くも地上波登場である。

久保九段とは
1-1なので、
7/8に収録済みではあるが、
果たして結果はいかに・・・
である。

26(月)は、
有料局の対戦だったが、
6時間の棋戦が
ちょうど勤務時間とぶつかって
払っても見られないので
諦めることにした。

夏休み前に
スケジュールが分かっていたら
出勤日を変更したのだが・・・(笑)。

直前のドタキャンは
予約クライエントに迷惑がかかるので、
さすがに諦めるよりない。

それは、
後日の棋譜か
ユーチューブで楽しむよりない。

***

先日、
カミさんと食事に出たら、
スポーツ紙に
ソータの着物姿の棋戦が
掲載されていて
嬉しく思った。

まだ高2の子が、
和服を着て
日本の伝統的な技芸を
トップランナーとして
牽引している様は
頼もしく凛々しくもある。



ヘビー・ブロガーなので、
街出の際には、
車のドア・ポケットに
デジカメが常にセットしてあり、
ここぞという処では
パチパチ撮りまくっている。

たいがいは
手振れや逆光やピンボケで
使い物にならないが、
【下手な鉄砲も数撃ちゃ当る】で、
選りすぐって画像として採用する。

小4の頃から中1まで、
新聞部として記事を書くのが
好きだったので、
ブログもきっと
〈大人の新聞部ごっこ〉なのだろう。

ながらく棲み付いてる
故郷の街だが、
方々でスクラッチ&ビルトが
散見され、徐々に様変わりが
マイナー・チェンジ・レベルで
なされている。

きのうは、
大仏(おさらぎ)会館の
外壁が取り払われて、
中が道路側から
丸見え状態になっていた。

キレイな庭園なので、
この方が外からも
中からも開放感があって
いいと思うが、
果たして、新しい外壁への
改装なのかは定かではない。

この県庁前の
隈畔(わいはん)は
ネイティヴ・フクシマ人の
原風景のひとつでもあり、
私的な『福島八景』でもある。



そろそろ熱帯夜からも
解放されそうだが、
まだ朝方まで
25℃を切らない日々が
続いてはいる。

明け方は
タイマーで入れっぱなしだった
冷房が冷えすぎて
23℃まで室温が下がったら
適温のはずなのに
薄いタオルケットでは
「寒く」感じられた。

寝床に敷いていてる
「ひんやりパット」も
冷たく感じられ、
猛暑・酷暑は乗り切ったものの
今度は「暑熱順化」したカラダを
秋気候用に段々と戻さねば・・・である。

***

時折ある「寝起き頭痛」が
難儀な症状なので、
市販の鎮痛剤を
年中切らせないでいる。

最近では、
もっぱら各ドラッグストアの
イブプロフェンを常用するのに
落ち着いている。

これまでは、
CMに洗脳されて、
アスピリン系の
バファリン党だった。

♪頭痛に、バファリン~♪

脳梗塞で倒れた叔父さんは、
主治医に奨められて
血液をサラサラにする作用があるという
小児用バファリンを
永年常用しているが、
副作用はなさそうだ。

うちの婆様も
慢性腰痛で鎮痛剤を
常用しているが、
これといった副作用はない。

市販のイブプロフェンは
大阪のマイナー製薬会社のものが
最安価で、100錠で800円ほどである。

名称は様々で、
ドラッグストアごとに違い
PB(プライベート・ブランド)
というらしい。

マシナリ、ディパシオなどを
これまで使ってきたが、
サンドラッグのPBは
「リコリプラス・エース」
という長ったらしい名前である。

***

本屋大賞の
『そして、バトンは渡された』が
面白かったので、
過去の受賞作を検索してみた。

幾冊かは、
映画化したものを見たり
読んでもいた。

その年に、
芥川賞や直木賞を取ったものが
必ずしも受賞するものではないようだ。

本屋の店員さんたちが、
ぜひ読んで欲しい、
売れて欲しいと思う一冊なので、
良書で面白い確率は高いと思う。

まだ未読のものも多いので、
とりあえず、2005年度の
恩田 陸の『夜のピクニック』あたりから
読んでみようかと思っている。

最近は、
とんとマンガ離れで
小説一辺倒である。




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