寒波の到来で
今朝も空気が冷たい。
朝刊の死亡欄に
オリビア・ハッセーの
死亡記事があった。
中1の頃、劇場で
『ロミオとジュリエット』を観て
胸が痛くなるほど感動したのを
憶えている。
後に『サマータイム・キラー』や
さらに後年、老け役で演じた
『マザーテレサ』も観た。
その他の作品は観てはいないが、
自分にとっては、
忘れ得ない名女優の一人である。
…
3,11以前は、
冬になると、
玄関先に一晩座り込んでたら
凍死できんなぁ…と、
しょっちゅう考えていた。
それくらい
希死念慮があったが、
震災で生き残り、
文字通り命の尊さが身に沁みた。
そして、市内18ケ所の
避難所ボランティアに出向いたり、
6年も『復興支援コンサート』を
催したりしているうちに、
いつしか、希死念慮が消失していた。
利他的行動が
自らを救ったとも言える。
さらに、4年前には
孫が生まれ、その存在も
生き甲斐となってくれた。
今は、かつての自分のように
希死念慮に捕らわれている
多くのJCたちを支援しているが、
その苦しさを経験しているので、
なんとか隣で併走しながら
彼女たちの改善を願っている。
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「疑似科学」は英語で
「シュードサイエンス/pseudoscience」と言うが、
接頭語の「pseudo-」は
「偽の」という意味である。
科学的な根拠や方法に基づかない、
ノン・エビデンス・ベーストな論である。
その典型は、
世間に流布する血液型性格とかがあるが、
葉っぱを半分に切ったにもかかわらず、
キルリアン写真で元の形状全体の
コロナ放電が見えるという
「ファントムリーフ効果
(Phantom Leaf Effect)」
も、その類だと言われている。
キルリアン写真
(Kirlian photography)とは、
物体や生物の周囲にあるとされる「エネルギーフィールド」や
「オーラ」を撮影する技術で、
ソ連時代のセミョン・キルリアンが
開発したものである。
対象物(葉や人間の指先)を
感光性のフィルムの上に置き、
高電圧をかけると、
その周囲に「コロナ放電」という
微小な放電現象が発生する。
科学的には、
「オーラ」や「生命エネルギー」の
証拠ではなく、コロナ放電という
自然な電気現象に過ぎないとされているが、
スピリチュアルや代替療法の分野では、
これを「生命エネルギー」や
「人間の健康状態を反映するもの」
として解釈することがある。
それを裏付ける科学的証拠は
乏しいことから、今日では、
シュード・サイエンスとされている。
科学的とは何か…
合理的精神とは…
という事を明確に理解出来てないと
形而上学的な事や迷信・まやかしとの
線引が曖昧になり、
洗脳・盲信・操作という
被害を被りかねない。
****
冬休みになり、
普段よりもふんだんに時間があるので、
また、魂理学的な思考実験を行っている。
きのうは、
受精卵という単細胞から
個体へと至る発生現象と
原始宇宙における
単体の素粒子から
諸元素へと分化し、さらに、
諸物質が生成されてきた事の
類似性を考えた。
AIとの問答でも
これがフラクタル的な
相似性があるとの事だった。
始原の単一状態は、
ある意味、絶対的な世界でもあり、
それを素材として、時を経て、
様々な物が生じて
相対的な世界が現出した。
これは、
絶対的存在=神とすれば、
そこから形質転換して生じた
相対的存在は、まさに、
その本質は神由来のものと言える。
しかも、物質と生命間にすら
共通の神性があるとも言える。
…
現代の科学では、
宇宙の4%しか知り得ていないので、
この現象界の理解も
その程度なのかもしれない。
なので、
科学の手に負えないことの方が
山ほどある、と言えるだろう。
そういう場合は、
思考実験や空想なり類推を
行うよりない。
意識と存在の問題も
実証は出来ないが「有り得る」
という可能性については
いくらでも考えられる。
臨床心理学的には
『物語』の有用性・効用性が
認められている。
それは、『個人の神話』とも
『私のファンタジー』などとも言われる。
…
この自意識は
大いなる自意識から
分化・派生したものではないか、
という考えは古来からある。
その大いなる自意識とは、
神、ワンネス、サムシンググレート…と、
いろいろな呼称がある。
いずれにせよ、
原初の単体の存在とその性質が
分化したのが、我々という存在であり、
この自意識であると言えよう。
神道系では、
分霊(わけみたま)というが、
その大元は、いわば、
本霊(ほんみたま)である。
つまり、神である本霊の分身が
分霊であって、その性質を
受け継いでいる。
受精卵は、卵割・発生の過程を経て
最終的には37兆個にまで分裂するが、
その全ての細胞は
受精卵のクローンであり、
全く同質であるが、
核内にある遺伝子の働きにより
それぞれが形質の異なる
細胞、組織、器官に分化する。
本霊を受精卵に喩えると
そこから分かれた分霊は
様々な形質をもった存在に
分化すると考える事ができる。
プラナリアの再生のような現象では
細胞は脱分化という過程を経て
未分化な受精卵とおなじ状態になり、
その後、再分化する。
我々の体細胞も理論的には
未分化な受精卵の状態に
戻すことは可能てある。
これは、先の喩えに敷衍すると、
分霊は本霊に戻れる
という理屈になる。
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