『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

日光浴

2020-07-21 04:52:00 | オシャレ

きのうも
陽が射して
お天道様を拝顔することが
叶ったが、
市内は連日の梅雨空で
平年の30%の日照時間だという。

だからだろう。

プチデプ(ちょい鬱)の子ぉたちが、
よくなりかけていたのに、
急にまた「死にたく」なってきた…
と言い出したのも、
日照時間の少なさや
「やませ」による低温化、
低気圧が影響していそうだ。

デプってる子のほとんどが
HSC(超多感性質)なので、
健常者よりも更に
ストレスとして感じやすい。

九大医学部の研究で、
不登校生たちに
毎日、日光浴をさせたら、
松果体が刺激されて
メラトニン分泌が活性化し、
睡眠質の改善と登校意欲が出た、
という結果が報告された。

セロトニン神経も
日光を浴びることと
適度な運動により
活性化するという。

セロトニンの不活性化が
「うつ」の原因にもなる。



…てなわけで、
貴重な梅雨の晴れ間を
逃すまいと、
ギターを持って
屋外練習場の「もみじ山」に
出向いてきた。

夏でもあるので、
直射日光を浴びてると、
さすがに30分ほどで
ギターも頭髪も暖まり、
それ以上はどちらにとっても
熱中症になるので切り上げた。

日向に置かれた
フラメンコギターは
そのオレンジ色が
妖しいほどに艶めいていた。

しばしの間の
日光浴によって、
梅雨季の湿気が
ボディ材からいくらか抜けて
パリンと乾いた音がしてくれた。




市の経済振興のための
クーポン券を購入してきた。

1万で1.3万分の
チケットが付いてるので、
実質、3千円分の「商品券」を
もらったようなものである。

連ドラ『エール』にちなみ、
市民生活にエールを送る
“エール・クーポン”だという。



期中な梅雨の晴れ間に
湿りがちなクローク内のスーツを
虫干しした。

そしたら、
グレーのダブルのパンツが
しっかり、虫に喰われていた。

幸い、1㎜以下の孔なので、
裏から当て布をして
補修できそうである。

ついでに、
ショルダー・ライン(肩線)が
型崩れしないように、
フラットなハンガーから
立体的な高級木製ハンガーに
取り替えた。

また、秋口からの
仕事着になるので、
夏場にしっかりと管理せねば
“着道楽の恥”ともなる。




カミさんが
梨木香歩のファンで、
読了したものが沢山あるので、
この夏休みに、
ちと付き合ってみようと
手に取っている。

『西の魔女が死んだ』は
河合センセご推薦だったので、
面白く読んだことがある。

その後、
映画化されたのも観た。

あれほどの傑作を
ものにした作者なれば、
信頼してもいいような気がして、
貴重な時間を作品世界に預けている。

ただ、ここの処、
梅雨季の風邪っぽい体調不良で、
数頁読んでるうちに、
すぐに寝落ちしてしまい、
ちっとも進まない(笑)。

それでも、
ポトリと本を落として
睡魔に襲われる感覚に抗わず、
あぁ…意識が遠のくぅ…
と、メタ認知しながら、
身を任せて“小さな死”を
受け容れる稽古もしている(笑)。




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こっつぁがなし

2020-07-20 06:56:00 | 食物・飲物
Y中のサマコンで
デュエットをやった
JCのYちゃんが、
コンサートのあとで
カウンセリング室までやってきて
恥ずかしそうに
プラ板でこさえた『おしり探偵』を
プレゼントしてくれた。

こういうのを
カウンセラーのボーナスと
思っている。

棚ボタの給付金10万円より
心が籠っていて
有り難い。

まさに、
【富者の万灯より貧者の一灯】
を神は喜ばれるである。




ふたりで、いつも、
「おしり探偵」を描いてたら、
だんだん、カウンセラーの顔が
「おしり探偵」に見えてきたらしい(笑)。

生徒たちよりも一足先に
夏休みに突入し、
もう三日目にして、
(今日は、何曜日だっけ?)
という
ロンバケ痴呆の症状が現れた(笑)。

きのうは、
一日中、土曜なのか日曜なのか
ビデオ録画の番組を見るまで
判然としなかった(笑)。





コロナ禍の第二波が
首都圏を中心に
到来しているような世相だが、
幸いにして、当地には
今の処、その余波は届いていない。

でも、戸外では、
今もって、夏マスクを強いられる
ウィズ・コロナ・ライフである。

なので、
こんな時こそ、
馬鹿やって
憂さを晴らさねばである(笑)。

“アンコイスト(餡子好事家)”たらんと
あちこちで、
いろんな製品を買い集めては
試食に余年のない
日々を送っている。

これを
【暇人】
または
【好き者】
といふ(笑)。

フグスマ弁では
【こっつぁがなし】
と唾棄、嘲笑される。

これなぞ、
京都生まれの
長男・次男、
平成生まれの三男の
ボキャブラリーには
ないかと思う。

昭和に流布した方言である。

そういや、
市内に、
「コッツァ・ガーネ」
という伊語もどきの
飲食店ができた(笑)。

「こっつぁがね」
というのは
「グタラナイ」
という意味である。

ズラリと並べて
テイスティングしてみると、
「餡子に個性あり」
と当たり前のことを
再認識した。

ここでも
メーカー品は、
増粘剤やら人工甘味料なぞを
添加してトンデモ餡子もあった。

バカ~ッ ! ε=ε=ε=ヾ(*。>◇<)ノ

秀逸だったのは、
業務用の1㎏餡子で、
北海道産小豆と甜菜糖のみで
仕上げられたもので、
いい意味で野暮っちく、
もったりして、香りと後味に
“郷愁感”すら漂った。

そう…。

その昔、
うちで婆ちゃんが、
アカの大鍋で炊いた
“あんこ”の味がした。

「病膏肓に入る」で、
この後、きっと、
丹波だ、道産だ…と、
小豆やら大納言に凝っては、
“餡子炊き”に
ハマってくんだろうな…と、
“こっつぁがなし”の行きつく処が
目に見えるようである(笑)。




午前でも午後でも夕方でも、
眠けりゃ、眠り、
風呂に入りたきゃ、入り、
食べたきゃ、食べる、
という勝手気儘モードでいると、
真夜中に突然、目が覚めたりする(笑)。

ゆんべも
二時頃に目が覚めたので、
仕方なくBSをつけてみたら、
デュ・プレの
『エルガーのコンチェルト』
という記録映画をやっていた。

かつて、
『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』
という映画を観て、
それが、原作者の姉による
妹の才能と成功への嫉妬による
誹謗中傷するような
ひどい内容だったので、
それを真に受けて、
忌避していた時期があった。

姉は自分の夫と
不倫関係になったことを暴露し、
妹は天才には違いないが
不道徳な人間だと詰っていた。

この映画には
夫のバレンボイムはじめ、
ロストロポーヴィチや
パールマン、ズーカーマンらが
こぞって抗議・批判している。

後年、多発性硬化症で
演奏家を断念して
精神的に打ちひしがれた時に、
姉の旦那が誘惑したという説もある。

42歳で夭逝したジャクリーヌの
天才性は記録映画の
『エルガーのコンチェルト』で
存分に見て取れた。

そして、
その確かな人間性も
音楽に現れていた。

敬愛するバルビローリも
彼女の紛うことなき才能を
逸早く見出していた。

このモノクロ・フィルムで
バルビローリの生声を
初めて聴いて感激した。


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18歳・・・

2020-07-19 06:14:00 | 藤井 聡太
きょうは
ソーちゃんの誕生日である。

もう、ここ数日の
フィーバーぶりで、
少しでも関心を持った御仁なら、
ついでのトリビアネタとして
今日に18歳になることを
聞いたことだろう。

コロナ、水害…と、
なにかと暗い世相のなかで、
唯一、日本中を「光明」で
照らしてくれたのが
「17歳で初戴冠」
「31年ぶりの最年少記録更新」
という偉業である。

最近に出現した
「聡太女子」なる
「押し」たちに寄れば、
なんでもソータには
「天使のオーラ」が
あるそうな。

また、
「母性本能をくすぐる」
と言うオバチャンたちも多い。

家元の弟子・志らくは、
控えめな言動や
礼節を大切にする
その立ち振る舞いに
「純粋な日本人の良さを
持ち合わせているのだろう」
と適格に言い表していた。

どんな場面でも
言葉を選んで話し、
誰よりも深々と長々と
お辞儀するのは、
「士(もののふ)」の姿を
彷彿とさせる。

まして、それが、
少年棋士とあっては、
「白虎隊」や「二本松少年隊」
のような「死」を覚悟し
純粋に「生」を生きた
健気な凛々しさをも
連想させるのかもしれない。




きのうは、
藤井棋聖としての
初公式戦で、
元・王位にして上位者の
菅井八段に対して、
上座に座り、駒箱を開けるという
タイトルホルダーとしての
威厳を示した。

丈の長い紺羽織が、
燕尾服のロングテイルにも見え、
丈の短い菅井八段は
チャンチャンコを着た
田舎の爺様のように見えた(笑)。

ソータ四段の折には、
菅井王位には
大差で負けもしたが、
きのうは余裕で勝っていた。

本人曰く、
「あの頃よりも
角一枚くらい強くなった」
と言うから、
相当なものである。

羽生永世七冠は、
26歳で「七冠」達成した
無敵の絶頂期には
「まだ、将棋の神様に、
角一枚負けてる感じです」
という名言を残している。

タイトル99期ホルダーの
大棋士相手に、
ソータは、
公式・非公式で
勝ち越している
棋界で唯一の棋士である。




JT杯「子ども大会」で
ソータは優勝しており、
その際に、まだ入門前の
杉本師匠から表彰を受けている。

そして、その才能を
逸早く見出した師匠は、
はじめは、なんと、
まだ20代だった
豊島名人・竜王に
「弟子にとりませんか?」
と打診したというが、
「今にして思えば、
断られてよかった」
と述懐していた。




いつかは、
JT杯日本シリーズで、
プロとして戦いたい、
という夢もソータは、
去年、トップ12入りして
初めて叶えた。

しかも、今回は、
「棋聖」となっての登場であるから、
堂々としたものである。

そして、次回の2回戦では、
因縁の「豊島名人・竜王」に
9月12日に対戦するから、
なんだか「物語」が
出来過ぎである。

新人王獲得の
記念指名対局という
非公式戦でのみ勝っているが、
公式戦では、これまで
4戦全敗である。

渡辺三冠、永瀬二冠、
木村王位にも連勝している今は、
連敗していた頃よりは
「角一枚」強くなったと
本人も自覚しているので、
棋界の最高峰に果たして
公式戦で倒せるか
大注目カードである。

もっとも、
JT杯は「早指し戦」なので、
これは「長時間戦」の
竜王タイトル戦で
激突した時の
前哨戦になるかもしれない。

「将棋の聖(ひじり)=棋聖」と
「名人・竜王」という最高位との
闘いは、令和の名局になりそうな
真剣勝負である。





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サマコン

2020-07-18 07:41:00 | ギター
被災地特区にある
全校生三名の僻地校Y中で
一学期末恒例の
サマーコンサートを
やってきた。

音楽の時間や
カウンセリング時間を使って、
生徒たちと練習を重ね、
生徒数よりも多い
全教職員の前で発表するという
「音楽教育」と「アートセラピー」の
一環でもある。




毎週のように
カウンセリングをやっている
生徒たちとは、
さすがに慣れ親しんで
心が繋がっているので、
自ずと二重奏の息も
合ってしまうから不思議である。

2年生のAちゃんの
アルトリコーダーによる
『星に願いを』は
狙い通りのムーディーな情緒が
ホールの残響にも助けられて
いい感じで醸し出されていた。

♯(シャープ)の出てくる難所では
トチっていたが、それでも
音楽の流れは切れず、
曲の哀感とファンタジックな
雰囲気はギターの音色(ねいろ)と
よく合っていた。




1年生のYちゃんとは
『喜びの歌』を演奏した。

当人はご存じもなかったが、
今年は、ベートーヴェンの
生誕250周年の記念イヤーである。

その年に、
被災地の子と心を合わせて
楽聖の名旋律を
小曲ながらも演奏できたのは、
音楽家冥利に尽きるものがあった。

緊張しながらも
一音のミスもなく、
完璧に吹きおおせたのは
見事だった。

これも、
音楽堂なみの
残響が2秒近くある
天上が高い板張りのホールの
音響効果により
2割がた助けられていた(笑)。




今年のギターソロは、
リサイタル用の
ステージ衣装でもあった
フラメンコ・ギタリストらしい
襟付きのウエストコートで臨んだ。

爺様ギタリスト
であるにもかかわらず、
女性職員の方々から
「とってもステキでしたぁ…」
とお褒めの言葉を頂き
嬉しく思った。

生徒とのデュオで冷や汗をかき、
ソロで熱演汗をかき、
終わってみれば、
たった5曲やっただけで、
コスチュームが汗で
ぐっしょりだった。

やっぱ、
「本番」に費やすエネルギーは
ハンパねぇなぁ…と、
あらためて「演奏」という行為の
真剣勝負に、身が引き締まる思いがした。

次ぎの「本番」は
9月の近津幼稚園での
レクコン(講演+コンサート)である。

今日から、夏休みなので、
レクチャーのレジュメを作りつつ、
コンサート・プログラムの練習を
ぽちぽちしよかと思っている。

頒布会用の自著の
造本もせねばである。

梅雨明け前の
まだ涼しいうちに
やっておくのも手だなぁ…
と思わないでもなかった。






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初戴冠

2020-07-17 06:22:00 | 藤井 聡太
『国民の孫』にして
うちの名誉孫でもある
ソーちゃんが、
棋聖タイトルを奪取し
「初戴冠」となった。

今日から、
「藤井七段」ではなく
「藤井棋聖」となる。

そして、
現在、二連勝中の王位戦も
奪取できれば、
「藤井王位」ともなり、
実際は「藤井二冠」と呼ばれる。

そして、同時に、
「八段」に昇段するので、
「藤井八段」となる。

あさってが18歳の誕生日なので、
その若さで「二冠」も「八段」も
前代未聞の快挙である。

今でも、十分に、
将棋マンガ家をして、
「フィクションを超えている存在」
と言わしめている。




東京での連日対局、
北海道への遠征ときて、
決勝の舞台が、
彼のホームグランドでもある
大阪将棋会館に戻ってきたのも、
物語性を持ってるなぁ…と、
感じるものだった。

同じ愛知在住の師匠も駆けつけて、
愛弟子の快挙を祝福した。

師匠の助言を受けて散髪し、
師匠のプレゼントした
羽織・袴を身に着けての
「棋聖」奪取となり、
会見では満面の笑みでの
師弟の揃い踏みであった。




コロナ禍の欝々とした気分と、
梅雨時の鬱陶しい気分を
吹き飛ばしてくれるような
明るい話題を日本中に
提供してくれたのは
尊い仕事を為してくれた。

明日はまた、
トップ棋士10人で戦われる
JT杯(日本シリーズ)で
東京入りである。

現チャンピオンは
棋聖戦で戦ったばかりの
渡辺二冠である。




無敵の様相を呈してきた
「最強棋士」の登場に、
世間ではAIとの対戦を見たい
という潜在的願望が
見え隠れしている。

きのうのインタヴューでも
それに触れられたが、
その答えに対しては
「盤上の物語は不変ですので、
その価値を伝えたいです…」
というのは、
さすがの含蓄ある言葉だった。

17歳にして、
老熟したような
真実を理解している。

彼の老熟イメージを想像すると、
「名人を超える」という
小3の時の願望は叶い、
「藤井名人」「藤井永世八冠」
に留まらず、
引退時には
「史上最強棋士」
「神棋士」
「永世十段」
といった唯一の尊称が
棋界から与えられるのでは、
と想像すると胸が熱くなるようだ。

一方では、将来、
日本将棋連盟会長、理事長、
なぞの要職につき、
国民栄誉賞、文化勲章、紫綬褒章、
なぞの叙勲に与るだろう。

今はただ、
畏怖と驚愕と崇敬の念でもって
「史上最強の少年棋士」の
ロード・オブ・ザ・レジェンドを
鑑賞したいと思っている。




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