報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

東日本大震災発生時、それぞれのキャラの動き

2019-03-13 23:51:39 | 日記
 東日本大震災の起きた2011年は報恩坊を辞め、2代目ブログも廃止した後であった。
 その間も趣味で作品は作り続けていたのだが、当ブログでは時系列の都合もあって公表していない。
 せっかくだから御紹介だけさせて頂こうと思う。

[ユタと愉快な仲間たちシリーズ]
 ※“妖狐 威吹”と“ユタと仲間たちシリーズ”が同時並行するパラレルワールドが存在した時期であり、非常に混乱している。まずは“妖狐 威吹”における2人の主人公の動きについて御紹介したい。

 稲生勇太:当時は大学生。父親である宗一郎の会社を見学しに東京・大手町に来ており、そろそろ退出しようとした矢先に震災に遭った。宗一郎が用意してくれたハイヤーに乗り込む為、地下2階の駐車場に行って車に乗り込む前、トイレに立ち寄っている時に震災発生。崩れた壁や天井がトイレのドアを塞ぎ、一時期閉じ込められてしまった。後に駆け付けた威吹に救助され、ケガは無かった。

 威吹邪甲:当時から稲生の盟友。その存在は宗一郎にも認められており、一緒に見学に訪れていた。最後に宗一郎に挨拶して稲生勇太と一緒に退出するつもりでいたが、威吹の日本刀に興味を持った別の役員に引き留められていた為、先に車を呼びに行った稲生と別行動になっていた。その時、大きな揺れに遭遇。エレベーターが全部止まった中、稲生を追いに一気に20階から地下2階まで階段を駆け下りる。そこでトイレに閉じ込められていた勇太を救助した。威吹を主人公とした作品の為、なるべく威吹を活躍させようとしたようである。

 “ユタと愉快な仲間たち”では異なる。

 稲生勇太:当時は大学生。自身の通う都内の大学で講義を受けていた。その最中、大地震に見舞われる。都内は何とかライフラインが止まることは無かったが、公共交通機関は全て麻痺した為、帰宅困難者となった。

 威吹邪甲:当時から既に稲生の盟友。地震を予知する能力は無いのだが、そこは妖狐。数日前より体に異変を感じており、当時も具合が悪かった。それでも稲生の守護の為に大学まで付いて来ており、休憩所のベンチに横になっていたところ、震災に遭遇。体の不調の原因を知った時には既に遅かったことを知り、地団太を踏む。それでも稲生の為に奔走し、帰る手段を模索した。結局は大学構内に泊まり込むこととなったが、何とか父親の宗一郎には連絡が取れた。都内に棲む他の妖怪達が人間達以上にパニックを起こして右往左往しているのに気づき、結局は人間の価値観に合わせて生きていた方がこういう時役に立つことを知った。

 正史はどちらかというと“妖狐 威吹”の方を採用している。
 前者は作者が実際に威吹の役回りをした為、臨場感があるからだ。

 マリアとイリーナ:当時から既に“魔の者”から逃れる為、来日中。イリーナは既に震災を予知していた(というより、“魔の者”から『極東の島国に逃げれば安全だと思ったのかい?』という脅迫を受けていた)為、Xデーの際は屋敷の地下シェルターに避難していた(当時の屋敷は長野県南部に位置していた。JR飯田線の沿線)。
 震度2でも大地震扱いされるイギリス出身のマリアは場所柄、長野県栄村の大地震も体験することになり、その恐怖から屋敷の外に出ることができなくなったという。
 震災後は“魔の者”からのメッセージが届かなくなった為、マリアのことは諦めたのだろうと楽観していたが……。

 エレーナ:当時はアメリカにてマフィアのボスに憑依した“魔の者”と死闘中。背中に残った弾痕も、この時に付けられたものである。師匠のポーリンと共にようやく倒すことに成功した時、『お前(エレーナ)の極東拠点を破壊してやる』と“魔の者”の最期の言葉を聞いた。
 震度5強を観測した東京都江東区森下であるが、地震国・日本の耐震強度で建てられたワンスターホテルに被害は無く、“魔の者”は欧米基準で動いているのだとエレーナはいち早く気づくことになった(エレーナも有感地震は日本に来てから体験したほど)。

 アナスタシア組の面々:既に予知していた為、ロシアに全員避難しており、無事だった。

[アンドロイドマスターシリーズ]

 敷島孝夫:当時は南里ロボット研究所の事務員。設立されたばかりの日本アンドロイド研究開発財団(JARA)に当時は出向しており、仙台支部が入居している仙台市中心部のビルの中にいた為、無事だった。

 南里志郎:震災当時は宮城県仙台市泉区の研究所にいた。泉区は場所柄、津波の影響を受けるような所ではなく、研究所建物の被害とライフラインの停止について心配していた。つまり、ケガは無い。

 エミリー・ファースト:震災当時は南里と一緒に研究所にいた。いち早く緊急地震速報を受信した彼女は、南里を身を挺して守った。頑丈な体ゆえ、損傷は全く無かったのだが、震災後の電力不足が深刻だった。そもそも停電の復旧が遅かった為、充電は非常用の発電機で行う他無く、近所のあちこちで発生した崖崩れによって孤立した地区を救う為とすることで、ようやく稼働することが許された(発電機用の燃料も不足した為)。

 ボーカロイドの面々:各機に損傷は無かったが、非常時にエンターテイメント性の高いロイドが稼働することは許されず、避難民の慰問の為と称して初音ミクだけが稼働を許された。が、それにも限界があり、充電にあり付けなかった初音ミクもついにバッテリー切れで稼働停止。一時期、ボーカロイド全機が停止するという自体に追い込まれた。その後、落ち着きを取り戻し、首都圏における計画停電も終了したのを見計らってから順次稼働を再開した。

 アリス・フォレスト:当時はアメリカにいた為、無関係。

 シンディ・サード:当時は敷島達に敵対する前期型。アリスの守護の為にアメリカにいた為、こちらも無関係。

 平賀太一:当時は東京都心大学に出張講義していた為、都内で被災。東北よりは揺れが小さく、津波の被害も無かった為、無事であった。

 赤月奈津子:当時は大学の海外研修に参加しており、アメリカのマサチューセッツ工科大学にいた為、難を逃れた。

 つまり“ユタと愉快な仲間たち”シリーズの魔道師達と違い、こちらはさすがに地震予知までできた者はいなかったようである。

[私立探偵 愛原学シリーズ]

 愛原学:作者がそもそも設定していないので不明。

 高橋正義:同上。『10代の殆どを少年院や少年刑務所で過ごしていた』ということから、年齢的に少年院に入院している最中か?

 高野芽衣子:同上。本人の語り口が正しければ、某県霧生市で地元新聞記者として働いていたはずである。

 愛原リサ:霧生市の日本アンブレラ社の研究施設にいたか、或いはその実験体となる前で、どこかで家族と一緒に暮らしていた?

 斉藤絵恋:埼玉県さいたま市内にいた?

 斉藤秀樹:東京・丸の内の本社ビル役員室にいたと思われる。

 ボス:不明。

 
コメント
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