一日一言
跼天蹐地(きょうてんせきち)
「天にせぐくまり地にぬきあしす」という意味で、
頭が天につかえる事を恐れて背をかがめ、地面
が抜けおちることを恐れて抜き足で歩くと言うこと
から、何事に対しても絶えず不安をもって慎み恐
れるさま、また、肩身が狭く、世間の人々に気兼ね
しながら暮らしを立てて居る様子をたとえて言う
場合に用いる。
★犯罪を犯した加害者の家族は、跼天蹐地の心境
で、日々辛い思いをしている。
秋に実を付ける花「柚子(ゆず)」
柑橘類の中で最も耐寒性がある。
・5月頃に花が咲き、6~7月頃に実ができる。
実の表面はゴツゴツ。秋頃に黄色くなる。
・「柚酸」とも書く。
・近縁種に「酢橘(すだち)がある。
・「桃 栗 3年、柿8年、梅は酸い酸い13年、
柚子は大馬鹿18年、林檎ニコニコ25年」。
実を結ぶ時期のこと。
何事も、時期が来なくてはできないというたとえ。
(ちょっと柚子には気の毒ですね)
・「柚子」とは別に
「花柚(はなゆ)」や「一才柚子(いっさいゆず)」
などの品種もあるが、
「柚子」より少しだけ小型でとてもよく似ていて、
一般的には「柚子」として扱われることが多い、
とのことなので
ここでは一律「柚子」として紹介します。
写真の中で「花柚」や「一才柚子」のものが
あるかもしれません。ご了承ください。
(「花柚」や「一才柚子」は、「柚子」よりも
実をつけやすい品種らしいです)
■冬至いろいろ
冬至(12月22日頃。一年で昼間が最も短い日)
1.ゆず湯
冬至の日には柚子の実をお風呂に入れます
(柚子湯(ゆずゆ))。
<参考> 菖蒲湯(しょうぶゆ) → 菖蒲(5月)
「冬至に柚子湯」の由来は、
冬至(とうじ)→「湯治(とうじ)」(お湯に入る)
柚子(ゆず) →「融通(ゆうづう)」
つまり、”お湯に入って健康になって
融通よく暮らそう”、ということらしい。
また、柚子自体にも効能があって、柚子湯に入ると
風邪にひきにくくなり、皮膚も強くなるらしい。
2.かぼちゃ
冬至の日には、かぼちゃを食べると厄除けになるとの
言い伝えもある。
3.「ん」のつく食べ物
冬至の日には、「ん」が2つつく食べ物を食べると
病気にかかりにくくなるともいわれている。
★「ん」が2つ(冬至の七種)
うんどん(うどん)
かんてん(寒天)
きんかん(金柑)
ぎんなん(銀杏)
なんきん(かぼちゃ)
にんじん
れんこん(はす)
(季節の花300より)