人生日訓(126)
「永遠の成人式」
(成年と未成年との判定)
今の時代は、成人式も十五日でなく、休日法の改正により第二日曜日の翌日、ハッ
ピーマンデーと変更された。それでは何を成人といい、誰を未成年するのであるか
この点が政府の指導も怪しげである。普通、「大人」とかいて、「おとな」と読む。温和
の意味である。少年や未成年は概して、うるさい。何故かというと、「はた」のことを考
えない。これに反して、自分の子と、貰うことだけしか考えていないで、他人に、はた
に、与えることを知る者が成人ではあるまいか。そうして見ると満二十歳で成人は完
成するものではない。
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1月に咲いている花「山茶花(さざんか)」
開花時期は、10/10 ~ 翌 2/10頃。 ・花の少ない晩秋から 初冬にかけて咲き出す。 長い間咲き、 正月を過ぎても楽しめる。 ・椿(つばき)の 漢名(中国名)の 「山茶花」が、 いつの頃からか このサザンカの名前として 間違って定着した。 読みは「山茶花(さんさか)」 →「茶山花(ささんか)」 →「さざんか」 というぐあいに変化したらしい。 上記から、 「山茶花」の漢字名も 本当は誤用。 (どこかで椿とサザンカが 混同されたのでしょう。 こういうのって、 一度定着したら軌道修正は ほとんど不可能ですね。 みんな、その間違ってる方 を本物と思ってしまうから) ・日本が原産地。 江戸時代に長崎の出島の オランダ商館に来ていた 医師ツンベルクさんが ヨーロッパに持ち帰り、 西欧で広まった。 学名も英名もサザンカ (Sasanqua)。 ・花はとてもよい香り。 ・花びらは1枚ずつ散る (「薮椿」は花ごと散る)。 開花時期は、 薮椿は春になってから、 山茶花は秋から冬咲き、 と異なる。 また、寒椿とは、 葉っぱも花も開花時期も ほぼ同じで なかなか見分けがつかないが、 背丈でおおよそ区別できる。 → 寒椿 (ただ、寒椿の中でも 背の高い「獅子頭」 などとは なかなか区別しにくいです) ・11月3日、12月4日の 誕生花(山茶花) ・花言葉は「困難に打ち勝つ、 ひたむきさ」(山茶花) ・「山茶花を 雀のこぼす 日和かな」 正岡子規 「山茶花の 花や葉の上に 散り映えり」 高浜虚子
(季節の花300より)
(季節の花300より)