一日一言
威儀を正す
「威儀」とは、ここでは姿・形・動作などを表し、
服装や化粧を整え、立ち振る舞いを正しくして
、改まった場所や目上の人の前に出る時の様
子を言う場合に用いる。
★春の叙勲で皇居に向かう人は威儀を正して
緊張した面持ちである。
類語:①威儀を繕う ②威儀を整う
③居住まいを正す
春の花「藪椿」
開花時期は、 1/25頃~ 5/10頃(薮椿)。
・日本特産(薮椿)。
・一般に「椿」といったらこの薮椿を指すようだ。
一重や八重がある。園芸品種多数。
佗助(わびすけ)などいろいろ種類がある。
・「古事記」では”都婆岐(つばき)”、
「日本書記」には”海石榴(つばき)”の字で
表現されている。
(現在の奈良県桜井市金屋に、昔(奈良時代等)
「海石榴市(つばいち)」という市場があり
交通の要所ということもあり賑わった)。
”椿”の字は「万葉集」で初めて登場する。
「赤い椿 白い椿と 落ちにけり」
河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)
「昼の井戸 髪を洗ふと 葉椿の
かげのかまどに 赤き火を焚く(たく)」
若山牧水(わかやまぼくすい)
「あしひきの 山つばき咲く
八峯(やつを)越え 鹿(しし)待つ君の
いはひ妻かも」 万葉集
「落(おち)ざまに 水こぼしけり 花椿」
松尾芭蕉
(季節の花300より)