マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

ロックンロール

2010年08月09日 | 舞台・映画
世田谷パブリックシアターで市村正親さんと武田真治さんの舞台「ロックンロール」を観てきました。

休憩をはさんで3時間弱の舞台でしたが、難しい内容のせいでしょうか?とても長く感じました。

「プラハの春」当時のヨーロッパの政情をよく知らない私にとっては、(市村さんの)マックスと(武田さんの)ヤンの話してる内容がよく理解できず、特に1幕は難行苦行で睡魔との戦いでした。(-_-)zz
でもマックスと奥様(秋山菜津子さん)の二人のシーンなどは良かったですよ。秋山菜津子さん、いい味だしてました!

2幕になると大分人間くさい話になってきて楽しめましたけど、やっぱり共産主義の話になるとチンプンカンプンでした。
もっと勉強してから観にいけばよかったなぁ。

でも所々グッと来るシーンもあり、市村さんのお茶目な演技が笑いを誘う場面もあったので何とか最後まで見ることが出来ました。良い舞台だとは思いますが、最近は面白おかしい軽い舞台や分かりやすい物を見慣れた私には、少々重かったです。でも老化しつつある脳には良い刺激になりました。

今日は、ラッキーなことに終演後に市村さんと武田さんのアフタートークがあり、その席で市村さんはこの話が来た時、台本読んだら難しくてとても自分にはできない!と一度は断ったそうです。武田くんは「パブリックシアターの夏期講習へようこそ~!」と。やっぱりね~キャストの皆さんにとっても難行苦行だったようです。でも毎日演じているうちにこの舞台の良さをひしひしと感じていると市村さんも仰ってましたし色々な共演者のエピソードも聞けて楽しかったです。