マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

エリザベート 城田優トート 2回目

2010年10月15日 | ミュージカル
一ヶ月ぶりのエリザベート観劇です。

9月初めに城田トートを観た後、すぐリピートしようと取ったチケットが今日だったんです。

本当は先週末にもYトートのチケットを2枚取っていたのですが、城田トートを観た後、腑抜けのようになった私、なんだかもうYトートは観なくていいや!という気分だったので母と妹に譲ってしまったの。

Yトートファンの妹は大喜び。他の人の日じゃなくてYさんでホントに良かったわ~とこちらも腑抜けになっておりました。そんなに喜んでくれると譲った甲斐があるというものだわ。

そんなわけでひと月ぶりの城田優君はどうかしら・・・とドキドキです。

ビジュアルは前と同じく美しすぎるトートです。エリザベートをやってもいいくらいの美しさ。絵姿のシシイによく似てるんですよ。彫りの深さと抜けるような陶器のような白い肌が。

歌声も低音のよく響くいいお声。退廃的なムードがいいわぁ
たま~に、アレッ?と思うところもあったけど気になるほどではなく、安定してました。歌い方を色々試みているのかも知れませんね。とどこまでも贔屓目の私。

衣装はやはり他のトートとは違ってますよね。ドレープやフレアーたっぷりの長~いマントがよくお似合いです。前から気になっていたのですが、城田トートの大きくあいた胸にはクロスのペンダントはなく、ラストシーンのマエストロの時だけペンダントをしているんですね。他のトートはいつもしてたように思うのですが、城田優くん金属アレルギー?と気になってしまいました。

1幕ラストで三人揃い踏みのシーンや闇広で階段の上で気だるそうに柱にもたれかかる姿、ドクターゼーブルガーのシーンでカウチに寝そべる姿、馬車に乗り込み長い足を窮屈そうに折り曲げながら鞭を振るう姿等々どれをとっても絵になるのよ。

前回観たときは、もっと若さを前面に出していたような印象があるけど、今回はアンニュイな大人っぽ~い包容力のあるトートの様に感じました。若々しいんだけどギラギラしてなくて、冷静なんだけど冷酷ではない・・・セクシーなんだけど清潔感がある・・・そんな感じ。

今回のトートの中では一番だと思います。

幕間にロビーのあちこちで「美しいもの見せてもらったわぁ」「若いって素晴らしいね」「他の人がオジサンに見えるわ」「ルドルフでも十分いけるんとちゃう?」「やっぱり若くて綺麗な子はいいわねえ」などという声が飛び交っていましたよ。

浦井くんとの闇広はビジュアルだけでなくハーモニーも素晴らしくて鳥肌ものでしたよ。

ルドルフを追い詰める時のダンスの切れの良さ・・・ホントに若いっていいわ!と思いましたね。

城田トートの日は完売のようですので観たい方は当日券狙ってみてね。

今日は2階のA席センターだったので前の人の頭も気にならず、照明も綺麗に見えてとても観やすかったです。


東京都庭園美術館~香水瓶の世界

2010年10月15日 | 美術館・展覧会
東京都庭園美術館は、JR山手線目黒駅と都営三田線白金台駅の中間にある緑に囲まれた瀟洒な美術館。旧朝香宮邸です。香水瓶コレクションの展示にこんな相応しいところはないですよね。なんたってこの建物自体が美術品なんですから。という訳でガラス好きの血が騒ぎ行ってまいりました。

久しぶりの庭園美術館、やっぱり素敵です。門から建物までのアプローチがこんなに長かったっけ?と思いながら進むと見えてきました。旧朝香宮邸は外観はとてもモダンでシックな造り。岩崎邸や古河邸とは全然違います。
一歩中に入ると玄関のラリックの乙女像がお出迎え、シャンデリアやガラスの間仕切り?や床に至までもうどこをとっても素敵。アールデコ満載です。今回は内部の写真撮影は禁止ですが、旧朝香宮邸ツアーの時には多分OKだと思うので建築やインテリアに興味のある方は是非その時に行かれるといいですよ。今回はウィンターガーデンには入れなかったのですが、以前入ったときには他のお部屋と全然違ってて面白かったですよ。

香水瓶の展示は、年代別になっていて入り口近くには古代の大理石や石でできたものがありました。素朴ないれものです。この時代の香水は儀式用で厄除けや疫病を防ぐ目的に使われたそうです。マグダラのマリアが持っている香油とかもそうなのかもしれません。今とはかなり違いますね。

すぐ隣には18世紀頃の金銀や色とりどりの宝石で飾られた綺羅びやかな磁器製のものがズラリ。一つ一つが大変細かい細工や絵付けが施されていてため息がでるほど。形もシェイクスピアのベニスの商人のポーシャをかたどったものや様々。当時香水は大変高価だったため王侯貴族だけの物で、それを入れる器も宝飾職人が腕によりをかけてつくられたのだそうです。気付け薬に使われた練香入れなどはとても小さいものなので、貴婦人たちの携帯用だったのかもしれません。

19世紀になるとガラス製のものが増えてきます。ガラスに金銀の細工を施したりダイヤ・ルビーなどの宝石をあしらったり七宝で飾ったり。ドームやガレの作品もありましたが、断然多かったのはラリックのもの。これステキ!と思うとラリックだったりして。今まで見たことない作品も沢山あり感激でした。夜とかスミレとか・・・

近代はラリック社とバカラ社のものが多かったです。形もシャープなもの装飾的な物と様々、瓶の形はシンプルでラベルに凝る様になってきます。

若い頃憧れていたニナ・リッチのレールデュタンやミュシャの描いたラベルもあったりしてなんだか嬉しくなりました。

香水瓶の素晴らしいコレクションを観ながら、書斎とかお庭を見下ろせる廊下とか素敵なお部屋を巡るのってすごく贅沢。しかもいい香りがそこはかとなく漂っていて夢のようなひとときでした。

お庭だけの入場もできるのでお散歩してる人や芝生でのんびりしてるカップルもいました。
すぐ側を首都高が通ってるとは思えないような優雅な空間です。

陶磁器やガラス好きの方、アールヌーボー・アールデコ、近代建築好きの方にはお勧めです。











周中菜房 白金亭

2010年10月15日 | グルメ
庭園美術館に行く前にランチ。

白金台の駅から歩いて2~3分のプラチナ通りに面したモダンなお店。
1階は茶房で2階がレストラン、3階は個室があるそうです。

真ん中には大きなシャンデリア、赤の革張りの椅子はとても座り心地よく壁に何気なく飾られている中国の風景のスケッチ画は伊東深水作。ゴージャスな空間です。男性はちょっと居心地悪いかもね?!

コースは3種類で私たちはフカヒレランチコース。

ホットペッパーのクーポンを持っていったのでペティアンをサービスしてもらいました。
爽やかな林檎の香りで美味しい~

まずはアミューズ  サーモンとイクラとなんだったかな・・・?

フカヒレの上湯仕立て金華ハムのアクセント 美味し~い

点心四種 蝦餃子・フカヒレ餃子・ほうれん草の皮にホタテの餃子・海老と椎茸の焼売  これも美味

旬野菜を2種の調理法で 精進アワビと大根のオイスターソース煮込み 茄子の揚げ物ガーリックソース

メイン 肉は洋梨に詰めた黒酢酢、海鮮は大海老と金針菜のクコの実炒め
甲殻類好きの私はもちろん海鮮を選びました。海老は丁度いい火の入り具合で金針菜もシャキシャキしてて味付けもあっさりで油っこくなくヘルシーな美味しさでした。

じっくり煮込んだフカヒレとタラバガニのあんかけ炒飯  たっぷりのフカヒレとタラバガニが入っていてとても贅沢。私は中華丼みたいに御飯の上にあんがかかってるのは嫌いなんですが、コレは炒飯なので御飯がベチャベチャにならなくてとっても美味しかったです。結構量もありました。

デザートはタピオカ入りココナッツミルクとクッキー

お茶も食事の時はウーロン茶、デザートになるとライチ紅茶でした。このお茶がまた美味しかったです。ウーロン茶はWakiyaの方が香りが良かったけど。

サービスの男性は2人ともにこやかで感じ良かったです。お茶もなくなるとサッとお湯を足してくれましたし、サービスのタイミングが

女性専用メニューの美食同源コースは2日前までに要予約だそうです。

エレガントな雰囲気の中でヘルシーな中華を食べたい時にはいいお店ですね。

このあと庭園美術館の香水瓶を観に行ったのですが、その話はまた後日。