マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

フリーター家を買う

2010年10月20日 | ドラマ
秋?ドラマが始まりましたね。

嵐の二宮君が主演ということでフジテレビ火曜9時のドラマ「フリーター家を買う」を観てみました。

二宮君が主演したドラマって今までも秀作が多かったので期待大です

確かにあの社員研修や上司は変だよね~昔の私だったらきっと辞めていただろうと思う。

でも大人になった今だから言えることだけど、お父さんの言う「お前は自分からこんな会社辞めてやったんだ!と思ってるんだろうが大間違いだ。お前は振るい落とされたんだよ!」という言葉はもっともですよね。
ハローワークの職員の「せめて1年勤めてたらまだいいんだけどたった3ヶ月で辞めたんじゃねぇ。もっと条件下げたら?」の忠告にも頑として高収入でかっこいい響きの職業を望み、自分の実力を発揮したい!と言いつつも自分の実力の無さを思い知らされる、その時のなんともいえない二宮くんの表情が良かったです。やっぱり上手いわ~

コンビニやホームセンターでバイトしても接客態度が悪く、注意されるとすぐに不貞腐れて辞めてしまう・・・こんな子どこ受けても受かるわけ無いよなあ。

お父さんはガミガミ親父(竹中直人)、お母さん(浅野温子)は典型的専業主婦で優しいを通り越して息子を甘やかしすぎ。

最初は殊勝にバイトしながら職探しをしていた息子もだんだん自室に引きこもってゲーム三昧、母親に部屋まで食事を運ばせる有様。やがてこんなになっても息子を溺愛し小遣い迄与える母親に対して暴言を吐く様になります。

ところがこの頃から母親の様子が変になり、うつ病との診断。世間体ばかりを気にする父と甘ったれ坊やの弟に切れる姉(井川遥)。

この姉だけがマトモに見えるけど・・・婚家で色々ありそうな雰囲気なのよね。
実家の近所の噂好きそうなオバサン(坂口良子)は遠くにいてもこの家の人の姿を見かけるととんできて、あれこれ聞き出そうとするのですが、後ろ姿を見つめる目がなんともいや~な感じで不気味でした。

流石にグータラ息子も自分のせいで母親が病気になったのを悔いたのか、1日1万円の高収入に釣られ土木作業員のバイトをすることになるのですが、香里奈扮する女性作業員にも呆れられるほどの軟弱ぶり。しかも仲間に入れてくれようとする作業員達を拒絶して馴染もうとしない。
そのくせ香里奈には自分からあれこれ話しかけて、自分はホントはこんなところにいるべき人間じゃないんだと言い訳めいたことを言う。大した大学出たわけでもないのにプライドと望みだけ高い軽薄なだめ~な奴を二宮くんは好演しています。

さてさてこれからどうなるのかしら?
何となく展開が読めそうなドラマですが、私の周りにも未だに就職が決まらない男子が何人もいるので、皆のセリフが妙にリアルで身につまされます。

同じような境遇の子達が将来に希望を持てるような、頑張ってみようと思えるようなドラマになるといいなと思います。