マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

エリザベート城田トート3回目

2010年10月25日 | ミュージカル
今日は私にとって城田優トート最後の日。
今日の舞台も素晴らしかった今とっても幸せな気分です。

本日のキャストは城田×朝海の見目麗しいコンビ、ゾフィーは杜さん、ルドルフは浦井くん。

城田優くんは、相変わらずの美しいトートぶりでした。
柱にもたれかかり腕組みして首を少し傾げる仕草、シシイに拒絶され拗ねたように膝を抱える姿、馬車に乗っての御者ぶりも長い足が邪魔そうに見えるくらいカッコよくて絵になります。

歩くときの長いコートの裾さばきも、後ろ向きでただ立っているだけの佇まい迄もが素敵でオペラグラスが離せません
でした。

周りを観たらトートが出てくると一斉にオペラグラスが上がっていました。城田優トートの人気ぶりを物語っていますね。

闇広の時ちょっと声がかすれちゃったところがあったけど、そんなこと全然気にならないくらいの浦井ルドとの闇広は鳥肌ものでした。
あの時のダンスは演じる人によっては変と思える振り付けなんだけど、城田トートはしなやかな身のこなしで真っ直ぐな長い足の膝の曲がる角度がとても美しくて、初めてこの時のトートの動きををカッコいいと思えたんですよね。

朝海さんは綺麗だけどやっぱり歌はあんまり・・・でした。杜さんほどでは無いけどね。
隣のご婦人連れは宝塚ファンらしいんだけど、「コムちゃんは見栄えはいいけど歌駄目だし、あさこは一幕の衣装が似合ってなくて辛かったよね。でも歌はコムちゃんよりマシだったわ。それにしても杜さんあんな歌下手だった?ガッカリよ!!」などと辛辣な感想を話してらっしゃいました。
ファンのかたもそう思うくらいなのね。私も話を聞きながら、そうだよね~と心のなかで頷いてしまいました。

今日は二階席には高校生の団体がいて、そのせいはどうかは知らないけど石川フランツはいつにも増して力入ってましたね。
執務室のシシイに訴えるシーンや一幕ラストの君の望み全て叶える~と歌っている禅さんを観てたら、凄くフランツに同情してしまいました。
それにしてもいつも感心することですが、石川禅さん、寿さん、春風さん、高嶋さん、伊東さん、小笠原さんは本当に安定してますね。
ほかのアンサンブルの方々も素晴らしいです。だからエリザはこんなに人気があるんだと思います。

エリザ開幕前の話では、城田トートは今回限りとのことでしたがこんなに人気も実力もあるんだもの、是非また再演の時は城田トートを観てみたいわ。
城田君はルドでオーディション受けたらしいけど、トートよりルドの方が背が高いというのはちょっと説得力に欠けると思われたのかしらね。でもルドじゃもったいない。見せ場はあるけど出番が少ないもの。トートで本当によかったと思います。

エリザベートは本当にどの曲もどのシーンも良くて、一つも退屈なところがなくこんな素晴らしいミュージカルは稀ですよね。願わくば次回の再演には歌える美貌のエリザを演じられる方をお願いしたいわ。エリザベートが好きなだけにそう思います。

私のラストは前楽。エリザベートともしばらくお別れ。しっかりこの目に灼きつけてこようと思います。